ソニーは2020年度第3四半期の決算短信を公開。コロナ禍でのステイホームによるゲーム需要の高まりなどもあり、ゲーム&ネットワーク分野が大幅増収、また、映画『鬼滅の刃』の大ヒットを受けて音楽分野も大幅増収となった。

PS5の全世界販売台数は450万台。映画『鬼滅の刃』の大ヒットもあり、ソニーのゲーム、音楽分野が大幅増収【ソニー決算】
画像は“ソニー説明会資料”より
PS5の全世界販売台数は450万台。映画『鬼滅の刃』の大ヒットもあり、ソニーのゲーム、音楽分野が大幅増収【ソニー決算】
画像は“ソニー説明会資料”より

 それを受けて、2020年度の営業利益の見通しは9400億円となり、前期10月時点の見通しと比較して2400億円(34%)の増加となっている。

PS5の全世界販売台数は450万台。映画『鬼滅の刃』の大ヒットもあり、ソニーのゲーム、音楽分野が大幅増収【ソニー決算】
画像は“ソニー説明会資料”より

ゲーム&ネットワークサービス分野

PS5の全世界販売台数は450万台。映画『鬼滅の刃』の大ヒットもあり、ソニーのゲーム、音楽分野が大幅増収【ソニー決算】
画像は“ソニー説明会資料”より

 SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)を擁するゲーム&ネットワークサービス分野では、売上高2500億円(前年同期比40%増)で大幅増収に。『The Last of Us Part II』や『ゴースト・オブ・ツシマ』といったソフトウェアの好調に加え、PS5の販売も貢献している。

 なお、補足資料によると、PS5はワールドワイドで450万台を販売。また、PS4、PS5のパッケージ版も発売されたゲームで、ダウンロード版の販売比率は53%だった。

音楽分野

PS5の全世界販売台数は450万台。映画『鬼滅の刃』の大ヒットもあり、ソニーのゲーム、音楽分野が大幅増収【ソニー決算】
画像は“ソニー説明会資料”より

 アニプレックスを擁する音楽分野では、売上高475億円(前年同期比22%増)の大幅増収。とくに、映像メディア・プラットフォームのカテゴリで、『劇場版『鬼滅の刃無限列車編』の大ヒットや、モバイル向けゲームアプリケーションが好調とのこと。アニプレックスでは、これまでの『Fate/Grand Order』(FGO)に加え、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』などが好調で、このあたりの影響だと予想される。