プレイステーション・ポータブル用ソフト『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』（発売：スパイク・チュンソフト）が2010年11月25日に発売されて以来、多くのファンを楽しませ続けている『ダンガンロンパ』シリーズ。
ゲームのみならず、マンガ、テレビアニメ、舞台化も果たした人気作品です。現在アマゾンプライムでは、アニメシリーズ全話が見放題。本稿では、2013年に放送された第1作『ダンガンロンパ The Animation』の見どころをご紹介しましょう。
『ダンガンロンパ The Animation』（アマゾンプライムビデオ）閉鎖空間で強いられる“コロシアイ”＆“学級裁判”！
舞台は“超高校級”と呼ばれるエリートが集められた希望ヶ峰学園。
何かの分野で突出した才能を持つ生徒たちが続々登場します。“超高校級の野球選手”や“超高校級のアイドル”、彼らはいずれも将来を嘱望された人材です。性格や見た目も個性豊か過ぎで、一度観てみると、きっと“推しキャラ”を見つけることができますよ（ちなみに筆者の推しは“超高校級のプログラマー”こと不二咲千尋ちゃん）。
そんな希望ヶ峰学園ですが、主人公・苗木誠だけは目立った才能を持っていません。なぜなら彼は、抽選で選ばれた“超高校級の幸運”として入学したからです。
幸運なはずの誠ですが、希望ヶ峰学園に足を踏み入れた途端、14人の仲間たちとともに校舎に監禁されてしまいます。学園長を名乗る謎の存在“モノクマ”によると、学園から出る方法はただひとつ。その方法は“誰にも気づかれずに仲間を殺し、自分が犯人だと特定されない”というものでした。
モノクマは、希望ヶ峰学園に集った生徒たちに、仲間どうし“コロシアイ”をさせようというのです。もちろん、当初は反発する主人公たちですが、無情にも第1の事件が発生してしまいます。その後、生徒たちによる“学級裁判”で犯人を見つけ断罪していきます（犯行がバレてしまった犯人には、モノクマからオシオキが与えられ、現世から退場していきます）。
オシオキシーンはさらにパワーアップ
このオシオキシーンも本作の見どころ。エグい内容とポップな表現がアンバランスかつユーモラスで、ただのデスゲームに留まらない本作独特の味わいを生み出しています。ゲームをプレイして内容を知っている方も、より際立った映像表現を楽しむことができるでしょう。
たとえば、第5話にて犯行がバレた犯人は、モノクマによってバイクに乗せられました。その後サーカスのバイクショーでよく見る鉄網の球体に入ると、バイクは超高速でグルグルと回転。最終的にクロは“バター”となってパンケーキのうえに……。
この比喩表現に、思わず「フフッ」と笑ってしまいながらも、「超高速のバイクで鉄網上を引きずり回された肉体は、実際はどうなっているのだろう」と想像するとゾッとする。そんなアンビバレンスな感覚が魅力的です。
豪華声優陣にも注目！
怒涛の展開やユニークなオシオキもさることながら、じつは声優陣が超豪華な『ダンガンロンパ The Animation』。モノクマを演じているのは、“ドラえもん”の声でお馴染み・大山のぶ代さんです。ほかにも、
- 緒方恵美さん（苗木誠役）
- 櫻井孝宏さん（桑田怜恩役）
- 石田彰さん（十神白夜役）
- 山口勝平さん（山田一二三役）
など錚々たるメンバーが大集結。ビッグネーム声優の名演も光る本作で、あなたも恐怖の“コロシアイ”を目撃してみては？
※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。
