ファミ通は、2020年の国内家庭用ゲームソフト(パッケージ版のみ)とハードの売り上げを公開。2020年国内家庭用ゲーム市場規模は3673.8億円を記録。ゲームソフト販売本数はNintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』が1位を獲得した。

以下、リリースを引用

2020年国内家庭用ゲーム市場規模は3,673.8億円。Nintendo Switchが牽引、3年ぶりにハード/ソフト市場前年増。ソフトランキングは「あつまれ どうぶつの森」が圧倒、600万本を超える販売本数で堂々の年間首位に。

 ゲーム総合情報メディア「ファミ通」は、2020年の国内家庭用ゲームソフト(パッケージ版のみ)とハードの売上速報をまとめました。集計期間は2019年12月30日~2020年12月27日です。

市場規模比較

2020年(52週)

  • ハード:1,856.6億円
  • ソフト:1,817.2億円
  • 合計:3,673.8億円

2019年(52週)

  • ハード:1,595.4億円
  • ソフト:1,669.0億円
  • 合計:3,264.5億円

昨年対比

  • ハード:116.4%
  • ソフト:108.9%
  • 合計:112.5%

※ソフトはパッケージ版(ダウンロードカード、本体プリインストール版を含む)のみの推計(ダウンロード販売、アイテム課金などのデジタル決済は含まず)
※2019年の集計期間は、2018年12月31日~2019年12月29日

各ハードの販売台数 

(累計販売台数の集計期間は各発売日~2020年12月27日/単位:台)

Nintendo Switch(※1)

  • メーカー名:任天堂
  • 発売日:2017/3/3
  • 推定年間販売台数:5,956,943
  • 推定累計販売台数:17,340,374

プレイステーション5(※2)

  • メーカー名:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
  • 発売日:2020/11/12
  • 推定年間販売台数:255,150
  • 推定累計販売台数:255,150

Xbox Series X|S

  • メーカー名:日本マイクロソフト
  • 発売日:2020/11/10
  • 推定年間販売台数:31,424
  • 推定累計販売台数:31,424

プレイステーション4(※3)

  • メーカー名:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
  • 発売日:2014/2/22
  • 推定年間販売台数:542,647
  • 推定累計販売台数:9,290,890

Xbox One(※4)

  • メーカー名:日本マイクロソフト
  • 発売日:2014/9/4
  • 推定年間販売台数:3,585
  • 推定累計販売台数:114,831

ニンテンドー3DS(※5)

  • メーカー名:任天堂
  • 発売日:2011/2/26
  • 推定年間販売台数:62,761
  • 推定累計販売台数:24,558,908

※1:Nintendo Switch Liteを含む合計値です。
※2:プレイステーション5 デジタル・エディションを含む合計値です。
※3:プレイステーション4 Proを含む合計値です。
※4:Xbox One S、Xbox One Xを含む合計値です。
※5:ニンテンドー3DS LL、Newニンテンドー3DS、Newニンテンドー3DS LL、ニンテンドー2DS、Newニンテンドー2DS LLを含む合計値です。

2020年家庭用ゲームソフト販売本数 TOP10

(累計販売本数の集計期間は各発売日~2020年12月27日/単位:本)

1位『あつまれ どうぶつの森』

  • ハード:Switch
  • メーカー:任天堂
  • 発売日:2020/3/20
  • 推定年間販売本数:6,378,103
  • 推定累計販売本数:6,378,103

2位『リングフィット アドベンチャー』

  • ハード:Switch
  • メーカー:任天堂
  • 発売日:2019/10/18
  • 推定年間販売本数:1,591,366
  • 推定累計販売本数:2,087,005

3位『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』

  • ハード:Switch
  • メーカー:KONAMI
  • 発売日:2020/11/19
  • 推定年間販売本数:1,233,023
  • 推定累計販売本数:1,233,023

4位『ファイナルファンタジーVII リメイク』

  • ハード:PS4
  • メーカー:スクウェア・エニックス
  • 発売日:2020/4/10
  • 推定年間販売本数:949,379
  • 推定累計販売本数:949,379

5位『ポケットモンスター ソード・シールド』

  • ハード:Switch
  • メーカー:ポケモン
  • 発売日:2019/11/15
  • 推定年間販売本数:892,456
  • 推定累計販売本数:3,880,590

6位『マリオカート8 デラックス』

  • ハード:Switch
  • メーカー:任天堂
  • 発売日:2017/4/28
  • 推定年間販売本数:798,174
  • 推定累計販売本数:3,457,183

7位『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』

  • ハード:Switch
  • メーカー:任天堂
  • 発売日:2018/12/7
  • 推定年間販売本数:560,122
  • 推定累計販売本数:4,013,174

8位『Minecraft』

  • ハード:Switch
  • メーカー:日本マイクロソフト
  • 発売日:2018/6/21
  • 推定年間販売本数:556,982
  • 推定累計販売本数:1,702,921

9位『世界のアソビ大全51』

  • ハード:Switch
  • メーカー:任天堂
  • 発売日:2020/6/5
  • 推定年間販売本数:519,649
  • 推定累計販売本数:519,649

10位『スーパーマリオ 3Dコレクション』

  • ハード:Switch
  • メーカー:任天堂
  • 発売日:2020/9/18
  • 推定年間販売本数:492,620
  • 推定累計販売本数:492,620

※パッケージ版(ダウンロードカード、本体プリインストール版を含む)のみの推計(ダウンロード販売、アイテム課金などのデジタル決済は含まず)

2020年の国内家庭用ゲーム市場について

 2020年の家庭用ゲーム市場規模は、ハードが昨年対比116.4%の1,856.6億円、ソフトが同108.9%の1,817.2億円、合計で同112.5%の3,673.8億円となりました。ハード・ソフトともに前年比プラスとなるのは、2017年以来3年ぶりとなります。

 年間ソフトランキングは、637.8万本を販売した「あつまれ どうぶつの森」(任天堂/2020年3月20日発売/Switch)が他のタイトルに大きく差をつけ、首位を獲得しました。3月の発売から、6ヵ月連続で月間ランキング首位を獲得するなど、発売以降年末まで長期にわたって市場をリードし、Nintendo Switch本体の販売を強力に牽引しました。

 続く2位には、「リングフィット アドベンチャー」(任天堂/2019年10月18日発売/Switch)がランクイン。2019年は50.0万本で年間10位でしたが、2020年には159.1万本を売り上げ、Nintendo Switch向けソフトで7本目のダブルミリオン到達となりました。

 また3位には、4年ぶりのシリーズ最新作「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」(KONAMI/2020年11月19日発売/Switch)が123.3万本と、ミリオンヒットを達成しています。

 ハード市場では、Nintendo Switchが2機種合計で595.7万台を売り上げ、2017年から4年連続で年間販売台数のトップとなりました。同ハードは2017年3月に発売されましたが、2020年は発売4年目ながら過去最高の年間実績で、2019年(449.4万台)の1.3倍とめざましい勢いを見せています。2位のプレイステーション4は、年間54.3万台を販売。11月に登場し、現在も品薄が続くプレイステーション5は、25.5万台を売り上げました。

 今後、ハード市場では新世代機の品薄解消時期に注目されますが、ソフト市場ではNintendo Switchの「モンスターハンターライズ」(カプコン/2021年3月26日発売予定/Switch)への期待が高まります。巣ごもり需要の恩恵を受けた2020年に続いて、2021年は家庭用ゲーム市場にどのような変化が起きるか、引き続き注目が集まります。

<出典:ファミ通>

(注)ソフトの売上本数については、集計期間中に店頭(通販含む)で販売されたすべてのタイトルを対象としています。
2種類以上のバージョンや周辺機器・本体等との同梱版が発売されているソフトのデータは、すべての種類を合計した数字となります。
(発売日は前に発売されたもの、価格は通常版を表示しています)

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