2020年10月23日に配信開始となった『ポケットモンスター ソード・シールド』の有料追加コンテンツ『ポケットモンスター ソード・シールド エキスパンションパス』第2弾「冠の雪原」。ここではこれから本作を遊び始めるという人に向けて、「冠の雪原」をより楽しむための情報をお届けする。

 「冠の雪原」のキーワードといえば、やはり“伝説のポケモン”だ。これまでに登場した伝説のポケモンが集結し、そのすべてを仲間にすることができる。さらに、まったく新しい伝説のポケモンも登場した。

 本記事では、その中でもプレイヤーのあいだで“ガラル三鳥”と呼ばれるフリーザー(ガラルのすがた)、サンダー(ガラルのすがた)、ファイヤー(ガラルのすがた)について、おもにバトル面での特徴を解説。オススメの育成法も紹介するので、ぜひチェックしてほしい。

『ポケモン ソード・シールド + エキスパンションパス』スペシャル PV

『ポケットモンスター ソード・シールド エキスパンションパス』(オンラインコード版)の購入はこちら (Amazon.co.jp) 『ポケットモンスター ソード + エキスパンションパス』の購入はこちら (Amazon.co.jp) 『ポケットモンスター シールド + エキスパンションパス』の購入はこちら (Amazon.co.jp)

フリーザー(ガラルのすがた)の特徴とオススメの育成法

 フリーザー(ガラルのすがた)は「冠の雪原」のストーリーを進めていくと仲間にすることができる。

【ポケモン剣盾】いまから始める「冠の雪原」/ガラルのすがたのフリーザー、サンダー、ファイヤーの特徴とオススメの育成法を紹介
フリーザー(ガラルのすがた)はカンムリ雪原全域を周回している。雪中渓谷のこの場所で一定時間留まるので狙い目。

 フリーザー(ガラルのすがた)はカントー地方のフリーザーとは違い、エスパー・ひこうタイプ。特性は“かちき”で、相手の技や特性によって自身の能力が下がると“とくこう”が2段階上昇する。おもに特性“いかく”に対して有効で、“いかく”が猛威を振るうダブルバトルの方が使用率が高くなっている。

【ポケモン剣盾】いまから始める「冠の雪原」/ガラルのすがたのフリーザー、サンダー、ファイヤーの特徴とオススメの育成法を紹介
【ポケモン剣盾】いまから始める「冠の雪原」/ガラルのすがたのフリーザー、サンダー、ファイヤーの特徴とオススメの育成法を紹介
『ポケモン ホーム』の使用率ランキング(※)を見ると、シングルバトルでは121位、ダブルバトルでは60位。

※12月29日時点のランキング。

 ステータスは“とくこう”がもっとも高いものの、すべてのステータスが平均的に高水準。そのため、“めいそう”と“じこさいせい”を組み合わせて相手の攻撃を耐えながら能力を上げていく戦いかたが得意。

 持ち物は“じゃくてんほけん”がもっとも多く、ついで“めいそう”で補えない“ぼうぎょ”を上げるための“アッキのみ”、HPを回復するための“たべのこし”が多い。性格は“おくびょう”と“ひかえめ”のほか、“ずぶとい”や“おだやか”など耐久重視のものも少なくない。きそポイントもシンプルに振り切ってしまうより、さまざまなステータスに割り振ってバランスよく耐久力を高めていく。やや使用難度の高いポケモンと言えるかもしれない。

 覚えさせる技は、上述の“めいそう”、“じこさいせい”のほかタイプ一致の攻撃技として“いてつくしせん”と“ぼうふう”が多い。“めいそう”と相性のいい“アシストパワー”も人気。

【ポケモン剣盾】いまから始める「冠の雪原」/ガラルのすがたのフリーザー、サンダー、ファイヤーの特徴とオススメの育成法を紹介
“いてつくしせん”はフリーザー(ガラルのすがた)だけが覚えられる技。威力90、命中100のエスパータイプ特殊攻撃技で、10%の確率で相手をこおり状態にする。“れいとうビーム”のエスパータイプ版のような技だ。

 なお、ダブルバトルでは“トリックルーム”の採用率がグンと高くなっている。フリーザー(ガラルのすがた)自体はどちらかというと“すばやさ”が高いポケモンだが、ブリザポスとセットで組み合わせられることが多いようだ。ブリザポス対策の“いかく”を逆に“かちき”で対策するという戦術になっている。また、“ふういん”も覚えるため相手の“トリックルーム”対策も兼ねることができ、かなり器用な戦いかたが可能だ。

サンダー(ガラルのすがた)の特徴とオススメの育成法

 サンダー(ガラルのすがた)も同様に「冠の雪原」のストーリーを進めていくと仲間にすることができる。

【ポケモン剣盾】いまから始める「冠の雪原」/ガラルのすがたのフリーザー、サンダー、ファイヤーの特徴とオススメの育成法を紹介
サンダー(ガラルのすがた)はワイルドエリア全域を周回している。見つけるとものすごい速度で逃げていくが、追いかけ続けるとそのうち速度が下がり、追いつけるようになる。

 サンダー(ガラルのすがた)はカントー地方のサンダーとは違い、かくとう・ひこうタイプ。特性は“まけんき”で、相手の技や特性によって自身の能力が下がると“こうげき”が2段階上昇する。こちらも特性“いかく”に対して有効で、やはりダブルバトルの方が使用率が高くなっている。

【ポケモン剣盾】いまから始める「冠の雪原」/ガラルのすがたのフリーザー、サンダー、ファイヤーの特徴とオススメの育成法を紹介
【ポケモン剣盾】いまから始める「冠の雪原」/ガラルのすがたのフリーザー、サンダー、ファイヤーの特徴とオススメの育成法を紹介
シングルバトルでは71位、ダブルバトルでは50位。

 攻撃は物理攻撃主体で、ステータスも“こうげき”がもっとも高い。持ち物はこちらも“じゃくてんほけん”がいちばん人気。ひこうタイプのダイマックスわざ“ダイジェット”によって“すばやさ”を上げつつ相手の弱点技を1発耐えることでいっきにステータス上昇を狙う動きは本作におけるひこうタイプポケモンの常套手段といえる。ほかには“きあいのタスキ”や“ラムのみ”が多い。

 性格はほぼ“ようき”と“いじっぱり”の2択。きそポイントは“こうげき”と“すばやさ”に振り切るのが基本だ。覚えさせる技はタイプ一致の攻撃技として“ブレイブバード”と“らいめいげり”、テッカグヤやギルガルドなどに有効なほのおタイプの“ブレイズキック”が人気。ほかには“ビルドアップ”や“ちょうはつ”などの変化技、“きあいのタスキ”を持たせる場合には“カウンター”を覚えさせることが多い。

【ポケモン剣盾】いまから始める「冠の雪原」/ガラルのすがたのフリーザー、サンダー、ファイヤーの特徴とオススメの育成法を紹介
“らいめいげり”はサンダー(ガラルのすがた)だけが覚えられる技。威力90、命中100のかくとうタイプ物理攻撃技で、相手の防御を下げる追加効果がある。

 ダブルバトルでも覚えさせる技はあまり変わらないが、持ち物は“いのちのたま”や“こだわりスカーフ”の採用率がグンと上がる。また、物理攻撃主体のポケモンといっしょに組み合わせられることが多く、“らいめいげり”の追加効果で相手の“ぼうぎょ”を下げることで味方のサポートをしているようだ。とくにランドロス(れいじゅうフォルム)と組み合わせが強力。自身はひこうタイプなので“じしん”を無効化しつつ、“らいめいげり”でダメージを高められる。

ファイヤー(ガラルのすがた)の特徴とオススメの育成法

 ファイヤー(ガラルのすがた)も同様に「冠の雪原」のストーリーを進めていくと仲間にすることができる。

【ポケモン剣盾】いまから始める「冠の雪原」/ガラルのすがたのフリーザー、サンダー、ファイヤーの特徴とオススメの育成法を紹介
ファイヤー(ガラルのすがた)はヨロイ島全域を周回している。海上を飛んでいるときが見つけやすいので狙い目。

 ファイヤー(ガラルのすがた)はカントー地方のファイヤーとは違い、あく・ひこうタイプ。特性は“ぎゃくじょう”で、相手の技によるダメージで残りHPが半分以下になると“とくこう”が1段階上昇する。

【ポケモン剣盾】いまから始める「冠の雪原」/ガラルのすがたのフリーザー、サンダー、ファイヤーの特徴とオススメの育成法を紹介
【ポケモン剣盾】いまから始める「冠の雪原」/ガラルのすがたのフリーザー、サンダー、ファイヤーの特徴とオススメの育成法を紹介
シングルバトルでの使用率は24位、ダブルバトルでの使用率は8位。

 3匹の中ではもっとも使用率が高い。やはりダブルバトルの方が人気のようだが、その理由はファイヤー(ガラルのすがた)だけが覚えられる技“もえあがるいかり”が相手全体を攻撃する技だからだろう。

【ポケモン剣盾】いまから始める「冠の雪原」/ガラルのすがたのフリーザー、サンダー、ファイヤーの特徴とオススメの育成法を紹介
“もえあがるいかり”は威力90、命中100のあくタイプ特殊攻撃技。相手全体に攻撃できる。また、命中した相手を20%の確率でひるませる。

 ステータスはやはり全体的にバランスよく高水準だが、もっとも高いのは“とくぼう”。耐久力が高めなので、特性との相性もいい。そして持ち物も当然“じゃくてんほけん”との相性がよく、いちばん人気。特性“ぎゃくじょう”はHPが半分以上から半分以下になるたびに発動するため、相性のいい“オボンのみ”も人気。また、“ねむる”と“カゴのみ”がセットで採用されることも。

【ポケモン剣盾】いまから始める「冠の雪原」/ガラルのすがたのフリーザー、サンダー、ファイヤーの特徴とオススメの育成法を紹介

 性格は“ひかえめ”と“おくびょう”がほとんど。耐久力はダイマックスを考慮すれば素のステータスでも十分なため、きそポイントは“とくこう”と“すばやさ”に振り切るのが基本となっている。

 覚えさせる技は“もえあがるいかり”と“ぼうふう”、“わるだくみ”まではほぼ確定で、残りは“ちょうはつ”が人気。カゴのみを採用する場合は“ねむる”、ほかには“みがわり”なども採用されている。

 ダブルバトルでは純粋なアタッカーとしての側面がさらに強まり、“じゃくてんほけん”の採用率がさらに上がる。また、ダブルバトルでは鉄板の“まもる”が採用される代わりに“ちょうはつ”の採用率はガクッと落ちる。さらに、命中が不安定な“ぼうふう”よりも“エアスラッシュ”が採用される傾向にあるようだ。

 さて、今回はフリーザー(ガラルのすがた)、サンダー(ガラルのすがた)、ファイヤー(ガラルのすがた)について紹介した。この3匹はひとつのソフトですべて捕まえられるので、どれを選ぶか迷う必要はない。どのポケモンもダブルバトルの方が活躍しやすいので、もし気に入ったポケモンがいたらダブルバトルに挑戦してみるのもいいだろう。