2020年10月23日に配信開始となった『ポケットモンスター ソード・シールド』の有料追加コンテンツ『ポケットモンスター ソード・シールド エキスパンションパス』第2弾「冠の雪原」。ここではこれから本作を遊び始めるという人に向けて、「冠の雪原」をより楽しむための情報をお届けする。
「冠の雪原」のキーワードといえば、やはり“伝説のポケモン”だ。これまでに登場した伝説のポケモンが集結し、そのすべてを仲間にすることができる。さらに、まったく新しい伝説のポケモンも登場した。
本記事では、レジエレキとレジドラゴについて、おもにバトル面での特徴を解説。オススメの育成法も紹介するので、ぜひチェックしてほしい。
『ポケモン ソード・シールド + エキスパンションパス』スペシャル PV
レジエレキとレジドラゴどちらを選ぶ!?
レジエレキとレジドラゴは「冠の雪原」のストーリーを進めていくとどちらか1匹を選んで仲間にすることができる。
ここで選ばなかった方はその後仲間にすることができないので、後悔のないように選択しよう。
2匹の見た目はこんな感じ。筆者はレジエレキがかわいらしくて好き。バトルの面では、2匹ともかなり尖った性能をしていて、レジエレキは“すばやさ”がレジドラゴは“HP”が超圧倒的に高い。
どれくらい高いかというと、レジエレキはランクバトルで使用禁止のポケモンも含めた全ポケモン中ダントツの“すばやさ”で、あのガブリアスに“こだわりスカーフ”を持たせてもなおレジエレキの方が素早いほど。レジドラゴはエースバーンがダイマックスしたときとほぼ同じ“HP”をダイマックスなしで有している。
“すばやさ”を重視するならレジエレキ、“HP”を重視するならレジドラゴという感じだろうか。ちなみに『ポケモン ホーム』でシングルバトルにおける使用率ランキング(※)を調べてみると、レジエレキが21位、レジドラゴは126位とレジエレキが人気。
※2020年12月29日時点のランキング
ダブルバトルではレジエレキが5位、レジドラゴが54位とどちらも順位が高いがやはりレジエレキの方が人気のようだ。
レジエレキの人気がかなり高いが、レジドラゴもとくにダブルバトルでは悪くない順位につけている。自身のプレイスタイルや組んでみたいチームとの相性と相談して決めるのがいいだろう。
レジエレキの特徴とオススメの育成法
ここからは、より詳しい特徴とオススメの育成法を紹介していく。レジエレキはでんきタイプのポケモンで、特性はでんきタイプの技の威力が上がる“トランジスタ”。レジエレキは“こうげき”や“とくこう”こそそこまで高いわけではないが、この特性が非常に強く、でんきタイプの技であればかなりのダメージが見込める。
先述のとおり“すばやさ”はダントツなので、ほぼすべての相手に対して先に行動できる。ただ“ぼうぎょ”と“とくぼう”はどちらも高くないので、打たれ弱い一面もある。また、でんきタイプ以外の攻撃技をほとんど覚えないため、じめんタイプに対して滅法弱い。相手のポケモンによって有利不利がかなりハッキリしているポケモンだと言える。
攻撃技のバリエーションは少ないものの、“リフレクター”や“ひかりのかべ”といった優秀な変化技を覚えられる。バトルでは特性を活かしたアタッカーとしても活躍できるほか、変化技を活かしてサポート役としても輝ける。
持ち物は、アタッカー用の“こだわりメガネ”とサポート用の“ひかりのねんど”がほぼ同率で人気。攻撃してくるのかサポートしてくるのか分からないというのも、レジエレキの強さを支えている。
性格は“とくこう”を伸ばす“ひかえめ”と“すばやさ”を伸ばす“おくびょう”がほとんど。きそポイントは“とくこう”と“すばやさ”に振り切るのが基本的だが、なんと“すばやさ”にきそポイントを振らずともあのドラパルトを抜けるほどの圧倒的ステータスなので、その分を“HP”や“ぼうぎょ”、“とくぼう”に回す選択肢もアリ。
覚えさせる技は交代しながら攻撃できる“ボルトチェンジ”が人気。ほかにも“10まんボルト”やレジエレキだけが覚えられる“サンダープリズン”などでんきタイプの技を複数覚えさせることが珍しくない。
ほかのタイプの攻撃技は“はかいこうせん”が主流。そのほかサポート用の“リフレクター”や“ひかりのかべ”も採用率が高い。なお、ダブルバトルでは相手全体を攻撃しつつ“すばやさ”を下げる“エレキネット”がいちばん人気。持ち物は“こだわりメガネ”の採用率が高く、アタッカーの役割とサポートの役割を同時に担える存在として重宝されているようだ。
レジドラゴの特徴とオススメの育成法
レジドラゴはドラゴンタイプのポケモンで、特性はドラゴンタイプの技の威力が上がる“りゅうのあぎと”。“HP”と“すばやさ”以外のステータスはレジエレキとまったく同じで、攻撃面は特性によってかなり優秀。防御面も“HP”の圧倒的高さのおかげでバランスが取れている。
しかし、じつはレジドラゴ最大の特徴は“HP”の高さではない。レジドラゴだけが覚えられる特別な技“ドラゴンエナジー”こそがレジドラゴの強さを支える要素なのだ。ドラゴンエナジーは、“ふんか”や“しおふき”と同様に自身の残りHPが少ないほど技の威力が下がるが、その最大威力は150と超強力かつ相手全体を攻撃できる技。
特性の“りゅうのあぎと”は技の威力を割合で高めるため、もとの威力が高いドラゴンエナジーとの相性は抜群。その威力は、ダブルバトル使用率ランキング1位のウーラオス(いちげきのかた)と2位のゴリランダーを1撃で2匹とも倒してしまえるほど。
非常に浪漫あふれるポケモンなのだが、レジエレキ同様ほかのタイプの技をあまり覚えられない点がネック。ドラゴンタイプを無効化するフェアリータイプには滅法弱い。中でも天敵ともいうべきカプ・レヒレがシングルバトルとダブルバトルの両方で使用率ランキング1桁台に輝いているのも向かい風になっている。特性“ミストメイカー”でミストフィールドを張られてしまうと、ドラゴンタイプの技の威力が半減してしまうのだ。
逆に言えば、カプ・レヒレやフェアリータイプのポケモンへの対策をほかのポケモンに任せ、レジドラゴをみんなでサポートするようなチームを組めれば、大いに活躍してくれるだけのポテンシャルは持っていると言える。1度ドラゴンエナジーの威力を知ってしまうと、病みつきになってしまうかも……?
持ち物はドラゴンエナジーを先制で撃つための“こだわりスカーフ”がほとんど。ほかには“こだわりメガネ”や“いのちのたま”も採用されている。性格は“ひかえめ”か“おくびょう”が多いが、“ようき”の物理型も一定数存在している。きそポイントは特殊型の場合は“とくこう”と“すばやさ”に、物理型の場合は“こうげき”と“すばやさ”に振り切るのが基本。
覚えさせる技はやはりドラゴンエナジーがもっとも人気で、ついでHPが減っても戦えるようにもうひとつのドラゴン技として“りゅうせいぐん”、ほかのタイプの攻撃技としては“げんしのちから”と“はかいこうせん”が採用されている。なお、物理型の場合は“げきりん”や“りゅうのまい”、“だいばくはつ”などが採用されているようだ。
ダブルバトルではほぼ100%がドラゴンエナジーを採用しており、持ち物はドラゴンタイプの技の威力を高める“りゅうのきば”がいちばん人気。ついで“こだわりメガネ”、“こだわりスカーフ”と続く。シングルバトルに比べて“こだわりスカーフ”の採用率が低い理由は、トルネロス(けしんフォルム)とセットで組ませて“おいかぜ”によって行動順をサポートする戦略が流行しているからだろう。ダブルバトルならではのコンボだ。逆に相手にするときは気を付けよう。
さて、今回はレジエレキとレジドラゴについて紹介した。どちらを選ぶか、参考になっただろうか。どうしても決められない人は……ソフトをふたつ買ってどっちも仲間にしてしまおう!