“KFC Gaming”というブランド名のもと、海外でゲーマー向けのエッジの効いたプロモーションを展開しているケンタッキー・フライド・チキン。過去にはイケメン化したカーネル・サンダースが登場する恋愛シムをリリースしている同社が、今度はゲームハード“KFConsole”を正式発表した。

 今年6月に公開されたティザー動画を見聞きした人もいるかもしれないが、KFConsoleの正体は4K解像度や秒間240フレームの高速表示に対応したハイエンドなゲーミングPC。CPUなどにはIntel NUC 9のボードを採用し、グラフィックはASUS製のNVIDIA系カードをホットスワップ対応で搭載。ストレージにはSeagateのSSDであるBarraCudaの1TBモデルを載せているという。

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4K解像度やVR対応はもちろん、240Hz出力にも対応するとか。

 しかも本体に内蔵した特別なトレイで、マシンの余熱を利用してチキンを温められるという機能つきだ。設計はPCパーツメーカーのCooler Masterで、各ボードからの余熱を真上にあるチキン用トレイに伝えるという構造になっている。

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チキンを温められるという内蔵トレイ。毎回掃除しないとヤバそう

 6月のティザー発表時には当初11月12日に公開予定としていたものの、『サイバーパンク2077』風の延期告知を経て年の瀬に正式なお目見えとなったKFConsole。発売日や価格などが出ているわけではなく「やっぱりネタなんじゃないの?」と思わないでもないのだが、インテルなどのPR担当者が「これは本当」と言っていたり、一応Cooler Masterの公式サイトに製品ページが爆誕しているのも事実。

 まぁ本当だとしても日本の湿気た時期に使うのは衛生的にとてもヤバそうな気がするが、果たして予約開始や展開予定国などの続報があるかどうか、スキモノの人はパーティバーレルでもかじりながら気長に待ってみるといいんじゃないだろうか。