PS4ソフト『Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)』のモチーフとなった長崎県・対馬。市内の神社、和多都美神社(わたづみじんじゃ)が台風10号によって倒壊した大鳥居を修復するためのクラウドファンディングをCAMPFIREにて実施中だ(プロジェクトのページはこちら)。

『ゴースト・オブ・ツシマ』プレイヤーも多数参加! 対馬・和多都美神社、大鳥居再建プロジェクトの支援総額が2000万円(目標額の400%)を突破

 2020年11月27日より開始された同プロジェクトは、スタートからわずか5日目(12月1日)には目標金額である500万円に到達。12月3日には支援者数が1000人を突破するなど支援の輪が広まり、以降も支援額は好調に増え続けている。

 そんなプロジェクトだが、2020年12月20日時点で支援総額は目標額の400%である2000万円を突破。支援者数も約1500人となるなど、勢いはまだまだ止まっていない。クラウドファンディングのページによると、もともと鳥居の建造には総額で1500万円から2000万円程度(未確定)が見込まれており、今回のプロジェクトではそのうちの約500万円を目標額としていたそうだが、なんと、クラウドファンディングによる支援だけでそれを越える額が集まったというわけだ。

『ゴースト・オブ・ツシマ』プレイヤーも多数参加! 対馬・和多都美神社、大鳥居再建プロジェクトの支援総額が2000万円(目標額の400%)を突破

 神社によると、この状況の背景には『ゴースト・オブ・ツシマ』プレイヤーたちによる積極的な支援の動きがあるとのこと。11月21日に『日立 世界ふしぎ発見!』(TBS系)で放送された対馬特集(番組紹介ページはこちら)に和多都美神社が登場したことも大きく影響していそうだが、この番組自体が『ゴースト・オブ・ツシマ』とのコラボ企画だったので、いずれにしても、ひとつのゲーム作品が支援に大きく貢献していると言えるだろう。

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 ちなみに、倒壊した大鳥居は平成元年に建立されたもの。この鳥居が作られたのが、蒙古軍が使った”てつはう”や”沈没船”が見つかったことで有名な北松浦郡鷹島だというのだから不思議なつながりに驚かされる。

 すでに目標金額を大きく上回る支援金となっているクラウドファンディングだが、2021年1月10日まで継続中。支援の金額によってマスクケースやしおりセット、手ぬぐいなど複数のリターンが設定されており、10000円以上の支援で金属製芳名板又は石碑への芳名彫刻(どちらになるのかは現在未定)が行われるとのこと。

 「『ゴースト・オブ・ツシマ』を楽しんだ!」という方は、作品のモチーフとなった土地の文化を守るプロジェクトへの参加を検討してみてはいかがだろうか。

対馬 和多都美神社の大鳥居再建プロジェクトへの参加はこちら
『ゴースト・オブ・ツシマ』プレイヤーも多数参加! 対馬・和多都美神社、大鳥居再建プロジェクトの支援総額が2000万円(目標額の400%)を突破
倒壊前の大鳥居の姿。2つの鳥居が連なる姿が美しい。

『ゴースト・オブ・ツシマ』とは?

 『Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)』は、Sucker Punch Productionsが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売中のPS4向けアクションアドベンチャー作品。いわゆる“元寇”の時代、日本侵略の足掛かりとして対馬に上陸した蒙古軍と、地元対馬の武士との戦いが描かれる。

 主人公は、劣勢に立たされる武士団の数少ない生き残り、堺井仁。激しい合戦の中、九死に一生を得た堺井仁は、対馬の民を守るため、冥府から蘇った“冥人(くろうど)”として蒙古軍への反撃に立ち上がる。

『Ghost of Tsushima』 作品紹介PV

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