2020年12月10日、ソニーはアメリカのアニメ配信サイト“Cruncyhroll(クランチロール)”の運営会社を買収すると発表した。11.75億ドル(約1222億円)の大型買収となる。

Sony Pictures Entertainment による アニメ事業「Crunchyroll」の運営会社 Ellation Holdings, Inc.の買収に関するお知らせ(PDF)

 クランチロールは、300万人以上のサブスプリクション有料会員を抱える配信サイト。アメリカ以外にも、200以上の国と地域で9000万人の登録ユーザーに対し、アニメやモバイルゲーム、マンガ、イベント、キャラクターグッズ、配信サービスを提供している。今回、買収の主体となったのはソニーグループのソニー・ピクチャーズエンタテインメントとアニプレックスの合弁会社である、Funimation Global Group, LLC。

 アニプレックスには、アニメ『鬼滅の刃』を始めとした強力なIP(知的財産)があり、今回の買収で自社のIPを同グループのサービスにより直接ユーザーのもとへ届ける体制を構築できることとなり、グループ全体のエンターテインメント事業がより強化される形となる。

 なお、クランチロールは、2020年9月に『シェンムー ジ アニメーション』の製作を発表している。