2001年4月から約半年間、テレビ東京系列で放送されていたアニメ『ジャングルはいつもハレのちグゥ』。現在、アマゾンプライムビデオでは、懐かしのこのテレビアニメシリーズを全話視聴できます。
同作は、『少年ガンガン』で連載されたマンガ家・金田一蓮十郎先生のデビュー作を原作としており、『よんでますよ、アザゼルさん。』や『ガールズ＆パンツァー』、現在Eテレで再放送中の『SHIROBAKO』などで知られるアニメ監督・水島努氏のテレビシリーズ初監督作品でもあります。ふたりの鬼才のいわば原点ともいえる作品が見放題とあって、ネット上では「めっちゃなつかしい！」、「小学校のころに笑いすぎて腹筋をえぐられたっけ」、「いつ見てもダマの破壊力が最高すぎる（笑）」といった反響が相次いでいました。
ちなみに作者の金田一先生も、下記のようにツイートを残しています。
あら！アマプラにジャングルはいつもハレのちグゥ来てますねアマプラの方は良かったら是非観てみてくださいーー！今はすっかりラブコメ作家に落ち着いてますが若い頃はそこそこ元気なギャグマンガ描いていた金田一蓮十郎です。よろしくお願いします！
— 金田一蓮十郎 (@ren10ro)
2020-10-15 18:02:17
名前は聞いたことあるけれど、いったいどんな作品？ 神回は第何話？ という方に、『ジャングルはいつもハレのちグゥ』の見どころをちょこっとだけご紹介しましょう。
『ジャングルはいつもハレのちグゥ』（アマゾンプライムビデオ）物語の主人公は、電気も水道もあるジャングルに暮らす少年・ハレ。ある日彼の母親が謎の美少女・グゥを連れて帰るなり、「今日からいっしょに暮らそう」と、突飛もない提案を持ちかけました。
一見かわいい女の子といっしょに暮らす＝夢のような話にも思えますが、じつはグゥの正体はバケモノ。いや、バケモノじみた女の子？ いえ、カワイイ女の子のような、やっぱりバケモノ？ とにかく正体不明の美少女だったのです。グゥは手当たり次第になんでも飲み込み、体の中には摩訶不思議な異世界が広がっています（体内異世界には人間も存在する模様）。
ハレにだけ本性を見せ、ほかの人たちには美少女を演じるグゥ。ここから人知れず気苦労を重ねる、ハレの騒がしい日常が始まっていくのです。
シュールでカオスなギャグ回が多い本作。中でもファンのあいだで“神回”と名高いエピソードが、第10話『スキスキおじいさん』です。
ひと言で内容を説明するならば、散髪屋のババァ・ダマが学校の保険医・クライヴをひたすら追いかけまわすエピソード。“死んだ爺さんに似ている”という理由で（実際はまったく似てない若いイケメン）クライヴをストーキングしていくのですが、その様子がかなり常軌を逸しています。
ダマ。この強烈なキャラクターに覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。そう、あのダマです。
しかも“スキスキおじいさん”シリーズには続きがあり、第18話『スキスキおじいさんデラックス』ではダマがさらにパワーアップ。人間とは思えない所業を容赦なく繰り出し、四つん這いで高速移動する姿はまるでモンスターさながらです。……というか、もはやホラーの領域（笑）。
ネット上でも「ダマ回はやばい。あれは本当に腹がよじれるほど笑う」、「個人的にダマ回はハズレなし」、「小学校のころに見て若干トラウマになったのはいい思い出」といった反響が続出していました。
兎にも角にもひと度見ればハレのちグゥ（GOOD）。大人になったいまでも普通に楽しめるギャグアニメをぜひご覧あれ！
※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。
