『シャドバト』をオススメする7つの理由
2020年11月5日に発売されるNintendo Switch用ソフト『シャドウバース チャンピオンズバトル』（以下、『シャドバト』）。本作はテレビアニメ『シャドウバース』の世界を再現したゲームで、同名タイトルのスマートフォン向け本格デジタルカードゲーム『シャドウバース』（以下、『シャドバ』）を原作とした、カードバトルRPGだ。
本記事では、本作の魅力をとことん解説！ テレビアニメを見て『シャドバ』を始めてみたくなった人や、すでに『シャドバ』を遊んでいるプレイヤーにもオススメできる理由を7つお伝えしていこう。
シャドウバース チャンピオンズバトル（Amazon.co.jpで購入）テレビアニメの世界がそのままゲームに！
テレビアニメ『シャドウバース』の世界は、世界的に“シャドバ”が大流行しており、もはや生活の一部にもなっているほどに、“シャドバ”が普及している。学校内はもちろんのこと、街の中でも老若男女問わず日々“シャドバ”でバトルがくり広げられているのだ。
そんなテレビアニメの世界が、そのままゲームになったのが本作『シャドバト』だ。プレイヤーは天青学園に転校してきた転校生（性別、名前が選択可能）となり、劇中にも登場した竜ヶ崎ヒイロなどのキャラクターたちといっしょに、学園生活を送りながら、“シャドバ”を通して友情を育んでいく。
会話は基本的にフルボイスとなっており、イベントシーンでは描き下ろしアニメムービーが流れることも。テレビアニメ『シャドウバース』ファンにはたまらない内容となっている。
物語は完全オリジナル！
物語はテレビアニメ版とは異なり、ゲーム完全オリジナルストーリー。転校してきた主人公は、ヒイロたちと出会ったことで、初めて“シャドバ”をプレイすることに。そして、学校に存在する“シャドバ部”のウワサを聞きつけて、主人公たちはシャドバ部に入部しようとする。
しかしシャドバ部は部員がたったひとりだけで、しかも廃部寸前。主人公とヒイロたちはシャドバ部復活のために、仲間たちとともに走りだす……というのが序盤のストーリー。物語の中では、さまざまなライバルたちとの出会いや、仲間たちとのドラマが描かれる。
さらに、アニメに登場したキャラクターはもちろんのこと、生徒会長の霧雨カグラ、唯一のシャドバ部員だった早乙女レイといったオリジナルキャラクターも登場する。
テレビアニメは観たことがないけど『シャドバ』を遊んでみたいという人でも物語を楽しめるほか、テレビアニメのストーリーを知っている人でも、一新された物語が味わえるというわけだ。もちろんキャラクター設定などは踏襲されているので、知っていればニヤリとできる要素も多い。
『シャドバ』そのままに、本作独自の演出も！
本作はカードバトルRPGということで、街行く人たちなどに『シャドバ』のバトルを挑むことが可能。バトルルールは『シャドバ』そのままで、知恵を駆使した本格的なカードバトルが楽しめるのが特徴だ。
カードイラストやデザインなどはそのままだが、バトル画面は完全にオリジナル。操作もスマホ版『シャドバ』のようにタッチ操作に対応しているだけでなく、コントローラーでのボタン操作も可能だ。
最大の特徴は、テレビアニメのようなド派手な演出が入ること！ 相手リーダーを倒してフィニッシュすればカットインが入ったり、特定のフォロワー（カードゲームで言うところの、いわゆるモンスターカード）を場に出すと、召喚演出が入ることも！
対戦ツールに特化したスマホ版『シャドバ』よりも、アニメライクな演出重視のド派手なバトルが楽しめるのだ。なお、これらの演出はオプション設定で短縮したりカットすることも可能だ。
アニメオリジナルのカードが使える！
『シャドバト』に収録されているのは、『シャドバ』で配信された第3弾カードパックまでのカード群。さらに追加カードとして、ゲームオリジナルのカードが収録されている。
ゲームオリジナルカードには、ヒイロのバディカードであるフォロワー“イグニスドラゴン”などといった、アニメに登場したカードも。ぜひゲットして、ヒイロたちのように使いこなしてみよう。
充実したチュートリアル要素！
本作は『シャドバ』を始めて遊ぶ人たちが、しっかりとカードバトルを楽しめるようなチューニングが多数施されている。たとえば序盤には、登場人物たちがしっかりとバトルの基本をレクチャーしてくれる。ルール確認機能もあるので、しっかりと基礎知識を覚えられるのだ。
大きな特徴として、バトル中にLボタンを押すと、いつでもAIが最適解と判断した手順を教えてくれるアドバイス機能を搭載している。何をすればいいのかわからない、というときはアドバイス機能に頼っていけば、カードを使ううえでの参考になるはずだ。
そのほかにも、街中の人たちに話しかければ『シャドバ』にまつわるアドバイスが聞けたりと、会話も注目ポイント。また、ゲーム中には用語解説が用意されており、『シャドバ』用語だけでなく、カードゲーム用語まで収録されているので、『シャドバ』初心者にはうってつけのタイトルと言えるだろう。
過去の環境でバトルを楽しめる！
本作はオンラインバトルにも対応しており、全国のライバルたちとスマホ版『シャドバ』さながらにランクなどを競い合える（ランクの変動しないマッチもあり）。
すでに『シャドバ』を遊んでいる人たちは、第18弾カードパックまで配信された、最新カードを使用しての戦いのほか、アンリミテッドとローテーションの2種類に分かれた対戦ルールなどで日々対戦を楽しんでいることだろう。
しかし本作は前述した通り、第1弾～第3弾カードパック+オリジナルカードという収録内容。つまり過去の環境をそのままに、バトルが楽しめるというわけだ。昔を懐かしみながら遊ぶといった遊びかたはもちろん、『シャドバ』を途中から遊び始めたので過去の環境で遊んでみたかったという人もこれがチャンス！
バハムートが咆哮し、リノセウスが飛び回り、ドロシーが暴れ回る……そんな時代に戻れるゲームとなっているのだ。と言っても、オリジナルカードが収録されているので、もちろん過去の環境がそのままというわけではなく、一部のカードは『シャドバト』用に調整されている。新たな研究を楽しむという見かたもできるだろう。
充実したRPG要素！
カードの入手はスマホ版『シャドバ』のように入手したカードパックを開封するか、もしくはゲーム中の対戦相手に勝利するとことで勝利報酬としてカードがもらえる。そのほかにも、フィールドに存在するデータボックス（いわゆる宝箱）を開封したり、クエスト報酬、シャドバベンダーという自販機から購入などなど、手に入れる手段はさまざまだ。
また、使用するデッキは自由に編成できるが、本作にはデッキコードという見本デッキが多数収録されており、基本的には対戦相手に勝利すれば、その人物が使用していたデッキコードがもらえる。デッキ作りが苦手な人も、デッキコードを使えば難なくゲームを進められるのがポイント。デッキコード収集というのも、おもしろい要素のひとつ。
さらに本作には特殊なバトルが用意されており、たとえば“連勝チャレンジ”では、連勝を重ねるごとに報酬が豪華になる連戦バトルが楽しめる。“パズルクエスト”は、決められたお題に沿ってシチュエーションを突破するという、いわゆる詰め将棋モードだ。こちらもクリアーすれば豪華報酬をゲットできる。
とくにパズルクエストは、初心者が覚えておきたい“あるある”な定石や状況を再現するものがあるので、チュートリアル要素のひとつを担っている。さらに、上級者向けのお題ともなれば、腕に自信のあるプレイヤーでも頭を悩ませるような難問が満載と、初心者にも上級者にもうれしいクエストが楽しめるのだ。
『シャドバ』に入門するなら『シャドバト』で！
以上が本作がオススメな、7つの理由だ。本作はテレビアニメを題材にしつつも、スマホ版『シャドバ』をプレイするための基礎知識を教えてくれる、いわばチュートリアルゲームのような側面も持っている。もちろん、従来のプレイヤーたちも楽しめるような、オリジナル要素も多数含んだタイトルとなっているのだ。いまから始めたい人も、既存のプレイヤーも、ぜひ『シャドバト』を遊んでみてほしい。
