スマートフォン向けリズム&アドベンチャーゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(以下、『ガルパ』)に“RAISE A SUILEN”(以下、RAS)が登場。それを記念してメンバーを演じる5人のキャストへのインタビューを実施! 第4弾はパレオを演じる倉知玲鳳さん。キャラクターを演じるときに心掛けていることや好きなバンド・メンバーを撮り下ろし写真とともにお届け!!

※インタビューは2020年8月上旬に取材したものです。

バンドリ! ガールズバンドパーティ! RAISE A SUILEN紹介PV

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倉知玲鳳(くらちれお)

5月22日生まれ。おもな出演作品にアプリゲーム 『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-(スタリラ)』(夢大路文役)、『D4DJ』(清水絵空役)など。

丁寧さを大切にしながらパレオと令王那を演じる

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENパレオ役倉知玲鳳さんが語る“パレオの二面性とチュチュへの忠誠心”【RAS登場記念キャストインタビュー第4弾】

――倉知さんが演じる“パレオ”はどのようなキャラクターなのでしょうか?

倉知トリュフチョコみたいなキャラクターかな? アニメ“BanG Dream! 2nd Season”ではトリュフチョコの外側にある固く形作られた部分が見え、アニメ“BanG Dream! 3rd Season”や『ガルパ』ではトリュフチョコの中にある柔らかい部分、まだ形作られていない人間らしい部分が見えるようになっています。パレオはそんな外と中、それぞれによさがあるので、トリュフチョコという表現が相応しいかなと思いました。

――独特なたとえかたですね(笑)。でもたしかにパレオは内面と外面、それぞれのキャラクター性が異なるのでトリュフチョコというたとえかたは合点がいきます。そんなパレオを演じることが決まったときの心境を教えてください。

倉知キャラクターをいただくよりも前からリアルバンドとして活動していて、それもうれしかったのですが、やはり『バンドリ!』はキャラクターを演じているキャストがリアルで演奏するというのが魅力のひとつだと思うんです。ですので、キャラクターをいただけてようやく本当の意味で『バンドリ!』の一員になれた気がしました。

――パレオのキャラクターデザインと設定を見たときの印象を教えてください。

倉知原宿系のようないまどきの女の子という印象でビックリしました。派手で明るい髪と原宿系の服装は、私にないものがあったので、そのかわいさに憧れちゃいました。

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENパレオ役倉知玲鳳さんが語る“パレオの二面性とチュチュへの忠誠心”【RAS登場記念キャストインタビュー第4弾】

――たしかにかなり派手な外見ですよね。

倉知演じてみると、内面的には近しいところも多いと思いました。パレオは勉強もスポーツもできる完璧な子なんですが、そんな彼女でも深い悩みを抱えているんです。悩みがあるところは私といっしょだなと思い、時が経つにつれて親近感がどんどん湧いてきました。

――テンションの高いパレオと、悩みを抱える令王那(パレオの本名)をどうやって演じわけたのでしょうか?

倉知初めてのアフレコでパレオというのがわかるぐらいの声のトーンで令王那を演じたのですが、監督さんから「別人と思えるぐらい違っていていい」とアドバイスをいただき、互いのキャラクター性を感じさせない声のトーンで演じわけました。

――ふたりの演技で共通していた部分はあるのでしょうか?

倉知パレオも令王那もすごく丁寧な子なので、声のトーンは違いますが、丁寧さという部分はふたりともだいじにしました。ただパレオの場合は、大好きなPastel*Palettesさんやチュチュのことになると、愛が強すぎてオタク気質な面が出て早口になるので、そこは丁寧さをあえて消してパレオのよさを全面に押し出すようにしています。

――アニメの収録はいかがでしたか?

倉知アニメ“BanG Dream! 2nd Season”がテレビアニメの初めての収録だったので、ものすごく緊張しました。待っているときは、皆さんがどんな感じで演じるのかをずっと見ていました。

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENパレオ役倉知玲鳳さんが語る“パレオの二面性とチュチュへの忠誠心”【RAS登場記念キャストインタビュー第4弾】

――アニメの収録にまつわるエピソードがあればぜひ教えてください。

倉知アニメ“BanG Dream! 3rd Season”の収録期間中に、アニメ“BanG Dream! 2nd Season”の打ち上げがあって、そのときに香澄役の愛美さんから「2nd Seasonのときよりもパレオちゃんが演じやすそうになっているね」と言っていただいて。自分としてもアニメ”3rd Season”でパレオの性格や抱えているものがすごく見えてきてこういう子なんだと理解が深まったうえで演じていたので、そういうところもちゃんと見てくださったのがすごくうれしくて印象に残っています。

――そういったところもしっかり見てくださっているのですね。ゲームの収録はどうでしたか?

倉知最初に5人揃って収録できたので、皆の呼吸感がわかってやりやすかったです。あとゲーム特有のライブ中の掛け合いが、互いに鼓舞し合っているみたいで楽しかったです。アニメではそういうシーンがなかったのでライブ中の皆はこういう心情なのかなというのを感じられたのもうれしかったですね。

――アニメやゲームでパレオを演じていく中で、彼女から学んだことはあるのでしょうか?

倉知パレオはすごく周りが見えて空気が読める子なんですよ。空気を読んだうえで、わざと少しそれたことを言って場を和ませることもあって、それってひとりひとり相手のことをよく見ているからできることだと思うんです。そういうところが人としてすごく尊敬できるし、勉強させてもらっています。私もパレオのように周りをよく見てメンバーをひとりひとり大切にする心をだいじにしたいです。

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENパレオ役倉知玲鳳さんが語る“パレオの二面性とチュチュへの忠誠心”【RAS登場記念キャストインタビュー第4弾】

パレオを演じたことでPastel*Palettes愛がより深まった

――RASのバンドストーリー前編で印象に残っているシーンを教えてください。

倉知前編は、ロックが加入したストーリーですね。RASが正式に動き出したところは、何度演じてもうれしくなっちゃいます。あとロックを勧誘するパレオが、彼女の情報をツラツラと言うシーンは滅茶苦茶怖いと思いましたが、演じていてとくに楽しかったです(笑)。

――たしかにすごい記憶力と感心する反面、ちょっと怖かったです(笑)。後編はどうでしょうか?

倉知パレオがチュチュのもとから去ってしまうところは、何度演じてもツライです。パレオを演じているんですが、客観的に見ている私自身もいて悲しくて涙が出てしまいそうになりました。でもそこはなんとかこらえてパレオを演じきりました。あと武道館で演奏しているラストのシーンで、パレオの「誰にだって、誰にも見せたくない一面があって……」というセリフから始まる部分があるんですが、そのシーンは何かを覆い隠しているRASのメンバー、そしてRASというバンドそのものを表していてすごく印象的でした。

――あのセリフには驚きました。改めてRASのストーリーを振り返ってみていかがですか?

倉知チュチュはただ不器用なだけで本当はいい子なんです! 誰か説明してあげて! と思いました(笑)。自分の信念を持っていて私たちはそれをわかっている、でもPoppin'PartyさんやRoseliaさんからするとわからないので勘違いされちゃうよねって。不器用なコミュニケーションの取りかたに思わず心がギュっとなっちゃいました。

――チュチュの存在は物語を大きく動かしましたよね。

倉知じつはRASの出会いから結成までの物語を描いた“We are RAISE A SUILEN〜BanG Dream! The Stage〜”という舞台で描かれていたんですが、パレオはチュチュが暴走しているとわかりつつも止めなかったんです。どうしてもチュチュの近くにいたかったからなんですが、あとになってパレオはそれをすごく悔いていて。それを知ったとき、本当にパレオはチュチュが好きで、まっすぐな子なんだなと思いました。

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENパレオ役倉知玲鳳さんが語る“パレオの二面性とチュチュへの忠誠心”【RAS登場記念キャストインタビュー第4弾】

――そういったバックボーンを聞くとパレオをさらに好きになりそうです。ちなみに倉知さんは『ガルパ』はプレイされているのでしょうか?

倉知遊んでいます! もともとPastel*Palettesさんが好きだったんですが、パレオを演じて同じ視点からPastel*Palettesさんを見ることでより一層感情移入できてさらに大好きになりました!

――ではいちばん好きなキャラクターは?

倉知彩です! 『ガルパ』の中で彩の魅力をマスキングに熱弁しているシーンがあって、それを聞くと全部共感できるんですよ。キャラクターだけではなく、彩役の前島さんにも憧れていて、パレオ風にいうと推しです!

――彩と前島さんへの愛が深いですね。ゲーム内で絡んでみたいキャラクターはいますか?

倉知モカです。『ガルパ』にRASが登場した際、モカ役の三澤さんに「いつかモカちゃんとパレオちゃんで絡みたいね!」という話をしていただいてものすごくうれしかったんですよ。ローテンションのモカとハイテンションのパレオ、そして相手のことをよく見るふたりがどういう風に絡むのかがすごく気になります(笑)。

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENパレオ役倉知玲鳳さんが語る“パレオの二面性とチュチュへの忠誠心”【RAS登場記念キャストインタビュー第4弾】

――おもしろいやり取りが見られそうですね(笑)。ぜひ好きな楽曲も教えてください。

倉知Poppin'Partyさんのかわいらしさ、情熱、強さが入っている“ときめきエクスペリエンス”が大好きです。王道のガールズバンドソングらしい曲調や素敵な歌詞、イントロのピアノの音色がとくにお気に入りです。

――RASのオリジナル楽曲はどうでしょうか?

倉知やっぱり“R・I・O・T”かなー。いちばん最初に『ガルパ』に登場した楽曲で、まさかRASの楽曲がプレイできるなんて思ってもいませんでした。いちユーザーとして、「Raychellさんの声がゲームから聴こえる!」とすごく感動しちゃいました。あと自分が使っているキャラクターがRASの楽曲の中でさまざまな掛け合いをする姿も見られてうれしかったです。

――では最後に読者やファンのかたに向けてメッセージをお願いします。

倉知ついにRASのバンドストーリー1章が完結し、より多くの方にRASの存在を知っていただけたと思います。『ガルパ』では、これからもイベントやストーリーなどで、新たなRASの一面が見られる機会が増えていくと思いますので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。これからも応援よろしくお願いします!

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENパレオ役倉知玲鳳さんが語る“パレオの二面性とチュチュへの忠誠心”【RAS登場記念キャストインタビュー第4弾】