スマートフォン向けリズム&アドベンチャーゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(以下、『ガルパ』)に“RAISE A SUILEN”(以下、RAS)が登場。それを記念してメンバーを演じる5人のキャストへのインタビューを実施! 第2弾はロックを演じる小原莉子さん。ロックのキャラクター性や好きなバンド・メンバーを撮り下ろし写真とともにお届け!!

※インタビューは2020年8月上旬に取材したものです。

バンドリ! ガールズバンドパーティ! RAISE A SUILEN紹介PV

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小原莉子(こはらりこ)

2月3日生まれ。岐阜県出身。おもな出演作品に『神田川JET GIRLS』(蒼井ミサ役)、『八男って、それはないでしょう!』(ミリヤム役)、『ぽっこりーず』(シロちゃん役)など。

ロックは内気さがありつつも強い意志を持つ少女

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENロック役小原莉子さんが語る“素のロックとは”【RAS登場記念キャストインタビュー第2弾】

――小原さんが演じる“ロック”はどのようなキャラクターなのでしょうか?

小原ロックは岐阜県出身の高校1年生で、小さいときからバンドに憧れてギターを練習してきました。東京に上京してバンドをやりたいという気持ちが日に日に強くなっていき、そんなときにチュチュと出会いRASに加入することになります。普段は内気ですが、自分がこうしたいという目的に対しては意思が強くなるという一面もあります。

――ロックのキャラクターデザインを見たときの印象を教えてください。

小原パッと見はメガネキャラでかわいらしいですが、大人しいというか内気な雰囲気を感じました。そして、こんな子がギターを弾くの? という驚きもありました。

――内気ですが、ほかのキャラクターと話すことが多いですよね。

小原好きな人や見知った人とはふつうに話せますが、知らない人が相手だととことん内気な部分が出ちゃう子です。でもロックはちょっとオタク気質なところがあって、大好きなPoppin'Partyさんのことになると興奮して早口になっちゃうんですよ。あの好きなものに対する姿勢が素のロックなんだと思います。

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENロック役小原莉子さんが語る“素のロックとは”【RAS登場記念キャストインタビュー第2弾】

――そんなロックを演じていく中で彼女への印象が変わった部分はありましたか?

小原普段の大人しいところと、でもバンドをやりたいという意思のギャップにはちょっと驚かされました。

――なるほど。ではロックを演じて彼女から学んだことはありますか?

小原一度決めたことを諦めない強い心です。RASに加入する際、一度チュチュから期待外れと言われてしまうのですが、そこで挫けずにRASの人たちといっしょにギターを弾きたいという意思を貫く姿と、最初は怖いと思っていたRASのメンバーと向き合う姿は尊敬しちゃいます。

――ロックはじつはすごく強い子なんですね。アニメの収録はどうでしたか?

小原バンドリ!』のプロジェクトに参加する前からPoppin'Partyさんが大好きで、リアルバンドのライブも見に行ったことがあるんです。ステージ上でキャラクターを演じながら演奏する皆さんの姿が『バンドリ!』の魅力だと思っていて、それをアフレコ現場で間近で見られたのはいちファンとしてすごくうれしかったです。

――素のPoppin'Partyを間近で見れるなんてうらやましい限りです。ではゲームの収録はどうでしたか?

小原アニメではタイムコードを意識して話すんですが、ゲームではそれがないため、キャラクターの間をだいじにしながら掛け合いの演技ができて新鮮でした。またキャラクターどうしで掛け合う機会というのは、アニメ以外では当時なかったので、そういう場所が増えることによって、キャラクターの心情をより深く知ることができ、ステージ上での演技にも反映させることができました。

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENロック役小原莉子さんが語る“素のロックとは”【RAS登場記念キャストインタビュー第2弾】

――ゲームでは、ライブ中の掛け合いという独自の要素もありますよね。

小原ライブ中にギターを弾きながらメンバーに話しかけることはないので、普通のトーンではなく、それなりに声を張るんだろうなとか、いろいろなことを意識しながら収録しました。

――ロックといえば岐阜弁も印象的です。あの方言は実際に小原さんがいた地域のものなのでしょうか?

小原はい。岐阜は面積が広く、場所によって方言が少しずつ違うのですが、ロックが話す岐阜弁は、私になじみのある故郷の言葉です。

――ロックの岐阜弁は興奮したときに出ますが、小原さん自身はどうなのでしょうか?

小原親の前では出ますが、日常生活ではほとんど出ないですね。私が使う岐阜弁は、言葉自体は標準語といっしょでも意味がまったく違うものが多いんです。

――と言いますと?

小原たとえば、“えらい”はだるい、“つる”は運ぶ、“こわす”は崩す(お金)といった感じです。「最近、えらくてさぁ」と言うと「え? 偉くなったの?」って思われたり(笑)。そんなふうに勘違いされてしまうので、声優を始めたころに勉強も兼ねて標準語を徹底して使うようにしました。

――なるほどー、たしかにそれは勘違いしちゃいますね(笑)。ちなみにロックの嫌いな食べものが、“お店で食べるラーメン(焦ってしまうので)”と書いてあって、妙にリアルなのですが、これも小原さんのものが反映されているのでしょうか?

小原そうなんですよ(笑)。もともとあんまりラーメンを食べないんですが、もしラーメン屋に行くとなると焦っちゃうんです。ほかの人よりも食べるのが遅いうえに、ラーメン屋は長居できないじゃないですか。それにラーメン屋のかたってこだわりが強いイメージがあって、スープを残したら怒られちゃうかなって(笑)。しかも私はラーメンを一杯食べたらその日はほかに何も食べられないぐらい胃が弱いんですよ。気持ちはスープも飲みたい、でも胃にその力がなくて……。総合的に考えた結果、焦っちゃうから行かないほうがいいという結論に至りました(笑)。 

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENロック役小原莉子さんが語る“素のロックとは”【RAS登場記念キャストインタビュー第2弾】

ロックに負けず劣らずのポピパ愛を持つ小原さん

――RASのバンドストーリー前編で印象に残っているシーンを教えてください。

小原 前編はロックがRASに正式に加入するところですね。バンドを組みたいという思いを諦めずにやってきたロックを知っているので、そのシーンを見たときに「組めてよかったね!」と、心から思いました。あと隠れているロックの前でチュチュが「あのギター力が欲しい!」というシーンも印象的でした。ロックとしては、怖いと思っている人たちに認められてすごく複雑な気持ちだったと思うんです。収録のときは、そういう複雑な心情を意識しながら演じました。

――チュチュから逃げるシーンは演じるうえでも印象に残ったと。では後半はどうでしょうか?

小原 やはりRASがバラバラになってしまうところです。それまではPoppin'Partyさんやマスキングに背中を押してもらっていたんですが、パレオがいなくなったことでRASへの思いがより強くなり、みずから行動を起こしてパレオを迎えにいこうとします。パレオの一件はロック自身の成長に大きくつながったと思いました。

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENロック役小原莉子さんが語る“素のロックとは”【RAS登場記念キャストインタビュー第2弾】

――パレオを連れ戻すシーンはロックにとってもRASにとっても本当に大きな意味があるシーンでしたよね。ちなみに日ごろから『ガルパ』はプレイされているのでしょうか?

小原してます! Poppin'PartyさんとRoseliaさんが好きで、その中でもとくにPoppin'Partyさんが大好きです。メンバーどうしのやり取りや楽曲を聴くと学生時代の楽しかった思い出が蘇るんですよ。

――どういった楽曲が好きなのでしょうか?

小原Poppin'Partyさんは、“走り始めたばかりのキミに”、“1000回潤んだ空”、“前へススメ!” ですね。ライブモードをプレイしていていちばん楽しいのが“ぽっぴん'しゃっふる”です。シャッフルしているリズムが演奏していてすごく楽しいんですよ! Roseliaさんは“LOUDER”と“シャルル”です。“LOUDER”は最初のギターイントロがカッコよくて、“シャルル”は友希那を演じる相羽さんの声とすごく合っているんです! Roseliaさんの楽曲はシンプルだからこそカッコよくてストレートなものが多くて好きです。

――両バンドへの愛がすごいですね。RASの楽曲をプレイすることはあるのでしょうか?

小原もちろんありますよ。RASの楽曲はEDMが特徴的で、それに合わせてタップして演奏するのがすごく楽しくて大好きです。

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENロック役小原莉子さんが語る“素のロックとは”【RAS登場記念キャストインタビュー第2弾】

――では好きなキャラクターは誰ですか?

小原薫ですね。薫は、自分の描く世界を皆に届けていて、そんなふうに自分の世界をしっかり持っている薫の姿は憧れるし、そこにブレがないのはカッコイイと思います。でもメンバーが揃ったときの3バカトリオの薫も好きです。あと薫と千聖の幼なじみならではの関係性もいいんですよ。

――ちなみにロックとしてゲーム内で絡んでみたいキャラクターはいますか?

小原花音ですかね。ロックと似ている部分があるのでどんな会話をするのか気になります。しかも花音は、ロックと違ってまわりをよく見ている子じゃないですか。夢中になって猪突猛進するロックをフォローするのかなって(笑)。似ている要素と、ロックが持っていない要素を持つ花音との絡みを早く見てみたいです。

――最後に読者やファンのかたに向けてメッセージをお願いします。

小原『ガルパ』にはジャンルが被らない、個性豊かなバンドがいくつもあるので、自分の趣味にあったバンドがきっと見つかると思います。各バンドが奏でる楽曲も素晴らしいですし、それを聴きながら遊ぶことで新たな音楽のジャンルに気づけるきっかけにもなるかもしれません。ぜひこの機会に『ガルパ』に触れて、『バンドリ!』というコンテンツを楽しんでいただけたらうれしいです。

『バンドリ! ガルパ』RAISE A SUILENロック役小原莉子さんが語る“素のロックとは”【RAS登場記念キャストインタビュー第2弾】