日本マイクロソフトより2020年11月10日に発売される、次世代ゲームハードXbox Series XおよびXbox Series S。販売に先駆けてファミ通編集部にはXbox Series Xが届いていたのだが、今回新たに本機にも対応する新作ゲーム『DiRT 5』をプレイする機会を得た。

『Dirt 5』紹介ページ
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 『DiRT 5』は、Xbox One版を含む現行機版が2020年11月6日に発売されるレースゲームで、次世代ハードにも対応する予定になっている。本稿では、先行して遊ぶことができた3つのプレイモードと、クルマ好きにはたまらないカスタマイズ要素やフォトモードなどを紹介していこう。

 なお、今回の『DiRT 5』のプレイ環境は、4K対応のモニターにHDMI端子でつないで試したものとなる。

[2020年10月12日午後4時]プレイ環境に誤りがあったため訂正させていただきました。

実在するクルマも多数登場! 最高の愛機を作ってレースに挑もう

 『DiRT 5』は、アストンマーティンやフィアットを始め、実在するメーカーのクルマが多数登場しているのが魅力的なタイトルだ。精巧に作られたクルマのモデルは、眺めているだけでも楽しくなってくる。

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 多彩なコースが登場するのも本作の特徴で、コースに対応したさまざまな車両も登場。軽快なクルマで走るだけでなく、重厚な車体を動かしてのレースもまた一興だ。

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 クルマのモデルを確認する際は、扉などをすべて開けた状態にできるのもうれしい。内部のエンジンまでしっかり確認でき、作り込みの度合いがうかがえた。

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 クルマは初期状態から自身で車体の色などをカスタマイズすることができ、より自分好みに変えていけるのもポイント。豊富なカラーバリエーションに加え、車体に付けるテクスチャーの数々、シールやスポンサーマークまで付けられる仕組みになっている。

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 このカスタマイズ要素をさらに盛り上げてくれるのが、レース中に自由な角度で撮影が楽しめるフォトモードだ。自分のデザインしたクルマが最高に輝いている瞬間を見逃すことなくバッチリ写真に収められるので、レース中もついついフォトモードを起動してしまう。

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 フォトモードは単純に画面を静止させるだけでなく、フォーカスを合わせたりスポットライトを当てるなど、細かな設定が用意されている。いいタイミングだけど画面が暗い、というときでもスポットライトを当てれば問題ナシ。画面にエフェクトを付けることも可能なので、トコトン追求した撮影を楽しめるだろう。

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世界中がレースの舞台!絶景に見惚れてコースアウトもやむなし

 続いて、実際にクルマを走らせるモードについても紹介していこう。

 おそらく多くのプレイヤーが最初に遊ぶことになるのが、ソロでステージを攻略していくキャリアモード。こちらのモードでは、指定された車種でコースを走ることになる。序盤の難度は低いので、本作の操作に慣れるのにも最適なモードと言えるだろう。

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 本作は中国からアメリカ、ブラジルまでさまざまな国のコースを走ることができ、おおよそコースとは呼べないような険しい道のりが用意されていることもある。時には激しいレースを楽しみつつ、ふいに訪れる絶景に目を奪われてカーブが遅れてしまうなんてこともあるかもしれない。

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 ちなみに、1位を取った優勝者は舞台の上で表彰されるのだが、表彰時もレースで破損したときと変わらぬ姿で登場することになる。ほかのクルマとぶつかったり、岩に激突してボロボロになった車体で舞台の上に立つと、少々恥ずかしい。慣れてきたら、ノーダメージでクリアーを目指すことも目標に入れたいところだ。

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満身創痍といった様子の車体……。
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せめて少しの擦り傷がある程度で表彰台に立ちたい。

 キャリアモードに慣れてきたら、自由にコースなどを設定できるフリーモードでさらに腕を磨くことができる。フリーモードでは、コースや参加できる車種や天気、登場する対戦相手の難度を自分で設定していく。

 高難度になると手も足も出ないほど強い相手しか登場しなくなるので、オンライン対戦に挑む前の腕試しには最適なモードになるだろう。

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プレイヤー自身がコースをクリエイト!オンラインでの共有で無限に遊べる

 今回先行体験できた要素の中でとくに目を引いたのが、プレイヤーが自分でコースを作り出す“PLAY GROUNDS”モードだ。こちらのモードでは、プレイヤーが何もない土地にオブジェクトを配置していき、自由にコースを作れる。

 また、自身の作ったコースをオンライン上にアップロードすることも可能で、ほかの人が作ったコースも簡単にダウンロードして遊べるのが魅力だ。コースを作る人がいればいるだけ、ずっと楽しめるモードと言えよう。

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 いくつか用意されたコースをプレイしてみたが、純粋なレースを楽しむものから、アトラクションのように右往左往するコースまで、ユニークなものが揃っていた。クリアー後にはコースの評価ボタンも押せるので、アップロード者にとっても評価を得ることがモチベーションにつながりそうだ。今回は先行プレイということで限られたコースしかなかったが、実際に多くのユーザーがプレイするようになった後どのようなコースが登場するのか、いまから楽しみだ。

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 コースのクリエイト自体も、ほしいオブジェクトはすぐに探せて、配置方法にも戸惑うことはなかった。簡単なコースなら誰でもサクッと作って遊べるので、ちょっとした息抜きにもなりそうだ。

 かなり遊べる幅の広いタイトルになっているので、クルマ好きの人はぜひ一度体験してみてほしい。

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