カプコンから2021年夏発売予定のNintendo Switch用RPG『モンスターハンターストーリーズ2 ～破滅の翼～』の最新情報を紹介。本作のプロデューサーを務める辻本良三氏へのインタビューもお届けする。本作と同時に発表された『モンスターハンターライズ』の最新情報＆インタビューもお見逃しなく！
その絆が、世界を破滅させる――
2016年に『モンスターハンター』のRPG作品として登場した『モンスターハンターストーリーズ』に、待望の続編が発表された。前作とのつながりは不明だが、ライダーやオトモンなどの世界観は引き継がれているようだ。最新情報を数々のスクリーンショットとともにご覧いただきたい。
前作『モンスターハンターストーリーズ』はこんな作品
『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターたちが、ライダーと呼ばれる民族と絆を結び、ともに成長するRPGとして話題を呼んだ作品。リオレウスと出会った主人公が“黒の凶気”と呼ばれる災厄から世界を守るため、冒険へと旅立つストーリーだ。ゲームと同時期にテレビアニメも放送され、アニメ進行に合わせてゲーム内容もアップデートするという手法で『モンハン』ファンのみならずRPGファンやアニメファンを獲得した。
竜人族の少女と主人公――ふたりが出会うのは運命なのか
本作の物語は、モンスターライダーになりたての主人公と竜人族の少女が出会うことで大きく動き出す。ふたりの出会いが木々に囲まれた遺跡のような場所であること、そして主人公の容姿や孤島のような場所で飛び立つリオレウスを見ていることから、主人公の暮らす場所は文明が進んだ人々が暮らす地域とは大きく離れているようにも感じる。ここに竜人族の少女が現れたということは、モンスターたち、とくにリオレウスと関わりの深い“なにか”を、主人公たちのライダーが守っていた、ということも考えられるが、果たして……？
物語の舞台は、すべてのリオレウスがいずこかへ消えてしまった世界
主人公たちが暮らす世界では、すべてのリオレウスがいずこかへ飛び去り姿を消してしまっている。この謎の行動は、世界に破滅をもたらす前兆なのだろうか？ 現在公開されているPVから得られる情報は少なく、リオレウスがいない原因は不明。今後の情報にも注目しておきたいポイントだ。
“タマゴ”を託された竜人族の少女-エナ-
リオレウスから“タマゴ”を託された竜人族の少女エナは、主人公と運命的な出会いを果たし、リオレウスのタマゴを託すことになる。竜人族は長寿で、50年程度では容姿もほとんど変わらない。そのためか行動には落ち着きが感じられる。エナも容姿は少女に近い雰囲気を受けるが……。
偉大なライダー“レド”の血を引く主人公
本作の主人公で、プレイヤーキャラクターとなる人物。偉大なモンスターライダー“レド”の血を引いており、エナからリオレウスのタマゴを託されることで、リオレウスの消えた原因や破滅の翼にまつわる壮大な物語を紡ぐことになる。
物語の壮大さを感じさせるフィールド、そして生息するモンスターたち
主人公が暮らしていると思われる孤島には、広大な草原やジャングルなど、冒険心を掻き立てられるフィールドが広がっている。そこにはモンスターも生息し、ライダーと共存していることも確認できる。竜人族の少女と出会った主人公は、いずれは暮らしている島を離れ、果てしない世界へと大きな一歩を踏み出すのだろう。
主人公たちの村で行われる儀式
身につけている衣装などから、主人公と同じ村で暮らす住人たちと思われる。儀式のようなものを行っており、丸い灯ろうらしきものにはモンスターの顔をイメージした模様が確認できる。モンスターの魂を鎮めるなど、何らかの意味があるのだろうか？
蛮顎竜 アンジャナフも登場！
『モンスターハンター：ワールド』のモンスターである蛮顎竜アンジャナフが本作で登場することが判明！ どのようなモンスターをオトモンとして育てられるのかも気になるところ。プケプケやバゼルギウス、ネルギガンテなどの登場にも期待したい！
「破滅の力を見極める」この言葉の意味とは？
主人公は、冒険の途中で多くの人間やライダーたちと出会うことになる。その中には“破滅の力”を見極めんとする人物も。どうやら、竜人族の少女と主人公以外にも破滅の力を知る者がいるようだ。また、『モンスターハンター』シリーズでおなじみのアイルーの姿も。彼らは主人公の協力者として現れるのだろうか？ それとも……？
破滅の力について、何か知っているのか……
この人物は主人公の祖父にあたる偉大なライダー“レド”。しかし青年のような風貌なので、もしかしたら回想シーンのひとコマの可能性も。レドはリオレウスをオトモンにしており、世界の異変にいち早く気づいた人物。原因を突き止めるため調査に向かったというが……？
主人公の相棒となるようなアイルーは登場するのか？
前作には、主人公と行動をともにする相棒として“ナビルー”というアイルーが登場していた。本作でもナビルーのような存在がいる可能性はあるだろう。今回判明した神秘的な雰囲気を持つアイルーも、誰かの相棒かもしれない？
壮大な冒険のなかで出会う仲間たちとの人間ドラマにも注目
破滅の力の真実へと近づいていくことで、主人公は多くのライダーたちとの出会いも経験することになる。主人公に抱きついている女性は味方であることがうかがえるが、もうひとりの青年の目的は……？
モンスターをより身近に感じられる『モンスターハンターストーリーズ』の魅力
前作『モンスターハンターストーリーズ』から約4年。続編が発表され、歓喜しているファンも多いだろう。本作のプロデューサーである、辻本良三氏にお話をうかがった。
辻本良三氏
『モンスターハンターストーリーズ2 ～破滅の翼～』プロデューサー
幅広いプレイヤー層が楽しめる作品を目指す
――『モンスターハンターストーリーズ』から約4年ぶりの新作発表となりました。前作『1』から全体の雰囲気がかなり変わった印象を受けます。そして、前作とつながりがあるのか、という部分が気になりますが。
辻本シリーズとしては2作目の作品になりますが、「前作をプレイしていないとわからない」という形にはしたくありませんでした。前作とのつながりについて詳細はまだお話できませんが、本作で初めてプレイする方でも楽しめるようになっています。
――公開された動画では、キャラクターを含む全体の雰囲気などが少し大人びた気がします。前作は、アニメ展開なども含め、カジュアルな層を取り込んでいく姿勢を感じましたが、本作はどのようなプレイヤー層を意識されているのでしょうか？
辻本PVを観て、そのように感じていただけたのであればうれしいですね。今回は、より幅広い層の方に楽しんでいただきたいと思い、グラフィックが醸し出す空気感に関してさまざまな検証を行い、調整にかなりの時間を要しました。
――本作でもライダーとオトモンが登場しますが、モンスターとタッグを組んで戦うという、軸となる部分は同じなのでしょうか？
辻本『モンスターハンターストーリーズ』はRPGで、ライダーであるプレイヤーがモンスターとの距離を近く感じられることをテーマにしています。『モンスターハンター』は、モンスターに注目が集まるタイトルですので、『ストーリーズ』ではモンスターをより身近に感じてほしいと考えています。もちろん前作以上にいろいろなモンスターが登場するので、ぜひ絆を深めていただきたいですね。なお、『ストーリーズ2』のバトルシステムについては、前作『ストーリーズ』で好評だった部分は踏襲しつつ、より楽しんでいただけるシステムに昇華できるかを調整しています。
――前作ではストーリーを楽しむだけでなく、対人戦も用意されていましたよね。通信要素は本作にもあるのでしょうか？
辻本そちらに関してもまだ詳しいことは言えませんが、今後の発表にご期待ください。
――楽しみにしています。あと、前作ではナビルーというキャラクターが登場しました。本作は彼に相当するような、プレイヤーの案内役的な存在はいるのでしょうか？
辻本そこはナイショです（笑）。
――うーん、気になります（笑）。『ストーリーズ』と言えば、多数のオトモンを集めるという収集要素も楽しさのひとつでしたが、本作もそこは引き継がれているのですか？
辻本もちろんです。公開されたアンジャナフ以外のモンスターにもご期待ください。
――あと、『モンスターハンターライズ』との連動要素も発表されましたね。
辻本はい。『モンスターハンターライズ』側にも本作との連動要素を考えていまして、両方のタイトルを遊んでいると、それぞれ少しいいことがある、という感じですね。
――では最後にファミ通読者と『モンスターハンター』ファンにひと言お願いします。
辻本2タイトルを同時に発表したことで、非常に大きな反響をいただいております。今後も新情報を出していく予定ですが、コロナ禍の影響を鑑みましてインターネットを介してお伝えしていくことが増えていくと思います。発表の方法については事前に告知していきますので、各種SNSもチェックしていただけるとうれしいですね。発売までもう少しお時間をいただくことになりますが、鋭意開発中なのでぜひ楽しみにお待ちください。
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