ユニヴェ－ル歌劇学校を舞台に、 個性豊かなキャラクターが織り成す青春群像劇が楽しめるシミュレーションゲーム『ジャックジャンヌ』が、ブロッコリーよりNintendo Switch用ソフトとして2020年12月3日に発売される。 キャラクターデザインは、『東京喰種トーキョーグール』の作者として知られる石田スイ氏。キャラクターの立ち絵はもちろん、 総数160枚を超えるイベントイラストも石田氏が描き下ろしているうえ、原作、シナリオ、世界観設定も担当している。今回は、主人公と6人の主要キャラクターを筆頭に、物語の舞台やゲームシステムの情報を公開。
豪華スタッフが集結！
原作／キャラクターデザイン／シナリオ
石田スイ氏
代表作：『東京喰種トーキョーグール』／『東京喰種トーキョーグール：re』
シナリオ
十和田シン氏
代表作：『東京喰種：re［quest］』／『東京喰種［昔日］』／『東京喰種［空白］』／『東京喰種［日々］』
音楽
小瀬村晶氏
代表作：『ハルチカ』劇中音楽／『中学聖日記』劇中音楽
コンセプトアート
浪人氏
代表作：『NieR:Automata』／『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』
振付
Seishiro氏
代表作：乃木坂46『インフルエンサー』／乃木坂46『シンクロニシティ』
あらすじ
男性だけで構成された劇団、玉阪座（たまさかざ）。男性が女性も演じる玉阪座は、役者を育てつつ公演を行うユニヴェ－ル歌劇学校も有しており、そのどちらが行う公演も、圧倒的に煌びやかな世界が観る人の視線を1秒たりとも逃さない。
ユニヴェール歌劇学校では狭き門を突破して入学した才能ある生徒たちが4つのクラスに分かれて演劇を学び、ユニヴェール内で最優のクラスという称号を勝ち取るため、競い合っていた。
演劇の道を諦めていた主人公“立花希佐”は、とある出来事がきっかけでふたつの約束を条件にユニヴェール歌劇学校の生徒になることを特別に許可される。その条件とは、1年の最後にある最終公演で主演になること。そして、女性であることを隠し通すこと……。
自身の夢を叶えるため、所属するクラスのため、“歯車”となって仲間たちと絆を深めていく主人公。仲間たちと過ごした先に主人公を待ち受ける未来とは ……？
主人公
立花希佐（声：寺崎裕香）※ボイスON/OFF切り換え可能
天才役者の立花継希を兄に持つ本作の主人公。女性であることを隠して歌劇学校に入学した。男性役と女性役のどちらも演じられる可能性を秘めている。自身の夢の実現と所属クラスの優勝のために、希佐は決意を胸に舞台に立つ。
主人公と切磋琢磨する6人のクラスメイト
クォーツに配属された希佐は、強烈な個性を放つ6人のクラスメイトたちと出会う。
高科更文（声：近藤孝行）
クォーツの顔的存在である3年生の生徒。持ち前の華やかさと舞踏力で、女性役のジャンヌの中でも、主役格であるアルジャンヌを任されている。堅苦しいことは嫌いで、いつもひょうひょうとしているが、勘は鋭く、人のことをよく見ている。
睦実 介（声：笠間 淳）
男性役であるジャックの中でも、主役格であるジャックエースを任された青年。舞台の華である高科とコンビを組んでいる。寡黙でひとりの時間を好むが、困っている生徒に手を貸すなど根はやさしい。
根地黒門（声：岸尾だいすけ）
クォーツの組長。ジャックとジャンヌの両役をこなすだけではなく、クォーツの舞台脚本の執筆から演出まで、多岐にわたって手掛ける才能人。エキセントリックな性格で、最高の舞台を作るためならクラスメイトを振り回すこともいとわない。
白田美ツ騎（声：梶原岳人）
少女のような容姿と高い歌唱力で、ジャンヌを演じるクォーツの歌姫。芝居やダンスに対する思いは薄いものの、自分の武器である歌に関しては努力を怠らない。個人主義で他人に興味を示そうとはしない一方で、的確な指摘を行う力を持つ。
織巻寿々（声：内田雄馬）
パッと人目を引く明るさで、ジャックを演じる主人公の同期生。伝説のジャックエースである立花継希に憧れて、歌劇学校に入学した。クォーツのムードメーカー的存在で、誰に対しても物怖じすることなく話しかけることができる。
世長創司郎（声：佐藤 元）
主人公の幼なじみで同期生。主人公が歌劇学校に入学した経緯や、女性であることを知る数少ない人物。学校にはジャック志望で入学したが、ジャンヌとして名前が呼ばれた。舞台に対する想いは強いが、主人公の影に隠れて思い悩むことも。
物語を彩る個性豊かな登場人物たちと舞台
歌劇学校でくり広げられる物語は、 一般的な小説に換算すると、20冊を超えるボリュームを誇る。メインキャラクターはもちろん、 個性豊かなサブキャラクターたちとのイベントも楽しめるのだ。
サブキャラクター
鳳 京士（声：室 元気）
野心溢れるクォーツの1年生。何かと目立つ存在の織巻寿々や主人公たちを目の敵にしている。
海堂岳信（声：濱野大輝）
オニキスのジャックエース兼組長。御曹司でバレエやピアノ、合唱などの英才教育を受けている。
菅知聖治（声：植木慎英）
オニキスのアルジャンヌ。海堂の勧めでジャックからジャンヌに転向し、見事に才能が開花した。
加斎 中（声：小野将夢）
将来有望なジャック。明るく気さくで、交友関係が広い。両役をこなす主人公に強い興味を持つ。
長山登一（声：石谷春貴）
力強い舞踏を得意とする1年生のジャック。海堂を崇敬しており、彼の動向を注意深く観察している。
ダンテ軍平（声：興津和幸）
中東系の父親と日本人の母親を持つジャック。美しいものに目がなく、主人公にも絡んでくる。
忍成 司（声：山下大輝）
高い歌唱力と美しい容姿を持つロードナイトのアルジャンヌ兼組長で、トップクラスのトレゾール。
御法川基絃（声：鈴木崚汰）
ロードナイトで奮闘する孤独なジャックエース。歌はもちろん、ダンスも演技もこなせる万能型。
忍成 稀（声：草野太一）
司の弟。兄と同じく、高い歌唱力と女性のような容姿を持つジャンヌだが、本名で呼ぶとキレる。
宇城由樹（声：永塚拓馬）
稀や英太と行動する1年生ジャンヌ。稽古よりも、おしゃべりやショッピングが好きな様子。
鳥牧英太（声：なし）
ジャンヌを演じる1年生。口数が極端に少なく、公演中以外で話している姿は滅多に見られない。
一ノ前衣音（声：広瀬裕也）
太く響き渡る歌声を追求した結果、太ってしまったロードナイトの2年生。こう見えて元美少年。
田中右宙為（声：神尾晋一郎）
アンバーのジャックエースにして組長を務める天才児。海外からも熱烈な視線を向けられている。
紙屋 写（声：村瀬 歩）
アンバーの1年生ジャンヌで強烈な個性を持つ。田中右に心酔し、彼の隣りに立つために入学した。
百無客人（声：花江夏樹）
すべてにおいて高いパフォーマンスを有する、1年生首席のジャンヌ。田中右に付き従っている。
江西録朗（声：梅原裕一郎）
クォーツの担任兼演技講師。学校の校長とともに、主人公が女性であることを知る人物のひとり。
長山山門（声：竹内良太）
オニキスの担任兼舞踏講師。コンテンポラリーダンスの著名人で、踊り始めるとなかなか止まらない。
丹頂ミドリ（声：七海ひろき）
ロードナイトの担任兼歌唱講師。生徒たちを“原石”や“小鳥”と呼んで誰よりも愛情を注いでいる。
箍子数弥（声：中田譲治）
アンバーの担任兼座学講師。類稀なる才能を持つ田中右を影から支援している。玉阪座の元役者。
中座秋吏（声：子安武人）
歌劇学校の校長で、18代目玉阪比女彦（ひめひこ）を襲名している。主人公に学校への入学を持ち掛けた張本人。
茜 あお（声：岡咲美保）
主人公の中学時代からの友人。玉阪氏に隣接する絢浜市（あやはまし）のミッション系の女子校に通っている。
茂成秀吾（声：津田健次郎）
情熱的な指導で生徒たちを支援する、モナ・スタースクールの塾長。通称モナ。
安西アキカ（声：日笠陽子）
モナ・スタースクールの受付嬢。モナの助手をしており、彼が不在のときはレッスンを行うことも。
オナカ
学校裏の大伊達山（おおだてやま）に生息するイタチ。山から遠く離れたところでも、なぜか主人公の前に現れる。
物語の舞台“玉阪座”と“ユニヴェール歌劇学校”
玉阪市は、 男性だけで構成される歌劇団“玉阪座”と、その団員を育成する“ユニヴェール歌劇学校”を擁する演劇の街。主人公は歌劇学校に通いながら、クラスメイトたちと交流を深めていく。また、歌劇学校や玉阪市の美しいコンセプトアートを、『NieR:Automata』などに携わった浪人氏が手掛けているのもポイントだ。
ふたつのパートでくり広げられる充実の学校生活
性別を隠して歌劇学校に入学した主人公は、 在学条件の“最終公演で主役になること”を目標に、所属するクォーツの仲間たちと切磋琢磨していく。学校生活は、仲間たちと絆を深める日常パートと、リズムゲームを通して舞台に立つ臨場感を体験できる公演パートから構成されている。各パートの解説と併せて、初回限定版の情報をお届け。
日常パート：仲間たちとの絆を深めよう
主人公が入学した歌劇学校では、 授業の一環として定期的に舞台公演が行われる。 舞台公演で、 演劇の完成度を競い合うライバルのクラスは強敵揃い。ほかのクラスに打ち勝つべく、クラスの仲間たちと絆を深めたり、 主人公のパラメータを伸ばしたりと、公演に向けての準備に励むのだ。
ストーリーの分岐
選んだ選択肢によって、立花希佐ルートやキャラクタールートに物語が分岐する。 前者は、 クラスメイトと団結し、 築き上げた絆を武器に最終公演での主役を目指す内容。後者は、 クラスメイトの中からひとりをパートナーに選び、 最終公演での主役を目指すシナリオだ。
主人公の成長要素
最終公演の主演を目指す主人公にとって、 日々のレッスンは不可欠。主人公はプレイヤー自身が決めたレッスンを行うことで、 役者としてのパラメータが上昇していく。 パラメータは公演の成績に影響するほか、伸ばした能力に応じてクラスメイトと特別なイベントが起こることも！
公演パート：リズムゲームに挑んで各賞で上位を目指そう
歌劇学校では、1年間に5回の公演が行われる。公演パートは、脚本や楽曲、衣装、ダンスにいたるまで本格的に作り込まれており、舞台に立つ臨場感が体験できる。小瀬村晶氏が制作し、生楽器で収録されたゲーム内音楽や、Seishiro氏が振り付けを担当した3Dキャラクターたちのダンスも見どころだ。
公演は2種類のリズムゲームで進行
リズムゲームは歌唱パートとダンスパートによって変化。前者では出演者の歌声に加えて、特別なミュージックビデオを、後者は3Dモデルのキャラクターが舞い踊る映像をバックに、リズムアクションが楽しめる。成績はクラス賞と個人賞に反映されるぞ。
公演の裏側も注目
公演を彩るリズムゲームのほかにも、見どころが用意されている。舞台上では、共演者との緊張感溢れる会話が展開されるほか、舞台の裏側でも多彩なやり取りがくり広げられている。こうした幕間での出来事が描かれるのも、本作の魅力。登場人物たちをより深く知ることができる。
限定ユニヴェールコレクションの内容をチェック！
限定版のユニヴェールコレクションには、石田氏描き下ろしのスペシャル収納BOXに加え、5大特典が同梱される。いずれのアイテムも、ここでしか手に入らない逸品なので、欲しい人はお見逃しなく！ 貴重な店舗特典も要チェックだ。
用語解説
◆ジャック／ジャンヌ
男性だけの劇団である玉阪座や歌劇学校では、男性役をジャック、女性役をジャンヌと呼ぶ。また、ジャックとジャンヌの中でも、主役を演じる役や人物はジャックエース、アルジャンヌと呼ばれる。
◆トレゾール
ジャンヌの中でも、とくに優れた歌唱力を持つ歌姫は、トレゾールと呼ばれている。 クォーツでは2年生の白田が、 ロードナイトでは忍成司がトレゾールにあたる。
◆立花継希
主人公の兄で伝説的な存在のジャックエース。歌劇学校時代、彼に敵う生徒はおらず、玉阪座に入座した後もトップスターの道を歩んでいた。しかし、突如失踪してしまい、現在は行方がわからない。
◆クォーツ
歌劇学校で主人公が所属するクラス。演劇の未経験者が入ることも多く、色がついていない無限の可能性に満ちていることから、クォーツの生徒たちは、透明に輝く才能の原石とも言われている。
◆オニキス
オニキスは、勝利を目指すダンサー集団のクラス。一糸乱れぬダンスには定評があり、優秀なジャックを演じるメンバーが揃っている。
◆ロードナイト
歌唱に力を入れているクラス。そのすぐれた能力から、絢爛たるジャンヌらの歌声と称される。ロードナイトのクラスには、忍成兄弟や御法川を始め、歌唱力に優れた生徒たちが集まっている。
◆アンバー
歌劇学校の中でも個性的な生徒が集まるクラスで、暗躍せし奇才集団。 高尚な実験作をくり返すなど賞レースには熱心ではないが、奇跡的ともいえる舞台を作り上げて伝説を残している。
