ファミ通関連の編集者がおすすめゲームをひたすら語る連載企画。今回のテーマは、ハンティングアクション『モンスターハンターワールド:アイスボーン』です。
【こういう人におすすめ】
- 大きなモンスターを狩猟したい
- 手軽に協力プレイがしたい
- 最近『モンハン』をやっていない
※本稿は週刊ファミ通2020年7月2日号(2020年6月18日発売)の特集“いまこそ絶対に遊ぶべき46のゲーム”をWeb用に調整したものです。
のぐちみのおすすめゲーム
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』
- プラットフォーム:PS4、Steam
- 発売日:PS4版2019年9月6日、Steam版2020年1月10日
- 発売元:カプコン
- 価格:4888円[税込]
- 『モンスターハンターワールド:アイスボーン』公式サイト
※プレイには『モンスターハンター:ワールド』ゲーム本編が別途必要。『マスターエディション』(『MH:W』込みのパッケージ版)は7689円[税込]
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』プロモーション映像
私がいま遊んでほしいゲームは『モンスターハンターワールド:アイスボーン』(以下『MHW:I』)です。ファミ通読者からすると、知っていて当然のビッグタイトルのことでしょう。現時点でも遊んでいられる方は多いと思いますが、「いよいよ『モンハン』デビューしてみるかな」と一念発起された方は、『モンスターハンター:ワールド』から始めてくださいね。
なぜ、いま遊んでほしいタイトルに『MHW:I』を挙げたのか、その理由は、狩りたいモンスターが出るクエストの“救難信号に乗っかりたいから”です。狩りが楽しいので遊んでほしいのは当然として、プレイ人口が多ければ、そのぶん“救難信号”の数が増えます。助けに行けば素材を集めやすくて、さらに自分が救難信号を出した際に助けてくれる人も増えますからね! あまり上手ではないけど欲だけは人一倍! こちらの世界の私は、装備品を揃えておしゃれな組み合わせを考えるのが大好きなのね。
「当たらなければ防具などいらんのだよ」という猛者も多い世界ですが、私のように何シリーズも何千時間も『モンハン』を遊んでいても、いっこうにうまくならないプレーヤーもたっくさんいると思うんです。自力じゃどうにもできないけど、誰かに助けてもらえることで、素材を集めることができるのはこのゲームの醍醐味。ファミ通編集部で1、2を争うゲーム下手な私でもイベントクエの素材を揃えておしゃれで性能の高い装備を作れ、しかも、なんとなく自分も活躍できていたような気になれるので、形容しがたい達成感も得られます。
また、救難信号には気楽な一期一会で遊べるという利点もあると思います。知人友人と遊ぶのも楽しいですが、欲しい素材があっても言い出せないことや、自分都合で抜けにくい状況もありましょう。でも、救難信号は1回のクエストでやめても誰に気兼ねもありませんし、ほしい素材のクエスト周回に専念することができます。自分だけの趣味の時間を長時間とれない日に、なんて遊びやすいシステム!
オンラインで知らない人と遊ぶことに抵抗がある人は少なくないと思いますが、『MHW:I』はディープな交流をしなくてもゲームを楽しめるのも魅力。“旅の恥はかき捨て”に似た感じです。私も知らない人と遊んで不快な気分にさせてしまったら……と、昔は他人のクエストへの参加も救難信号の発信もできませんでしたが、いざやってみると……味を占めます。
救援してよかったと思えるのは、狩りの世界が広がったこともあります。前述したように、私はしょぼいプレーヤーなので、ほぼ大剣一択で遊んでいました。いまでも人といっしょに手強いモンスターを狩りに行くときは大剣ですけどね。救援で出会ったハンターさんが、ほかの武器でかっこよく活躍しているのを見ると、使ってみたい! という気持ちになります。最近は、ヘビィボウガンかハンマーに挑戦したいと画策中です。
また、野良のマルチプレイでは流行のスキル構成を見られるというリアルな発見もあります。インターネットにも情報は溢れていますが、「この人うめぇ」って思った人の装備とスキル構成のチェックはめっちゃ楽しいし、参考になります。マネしたいとテンションも上がりますしね。私はどうしても手数を増やしたいので、防御方面にスキルが偏ってしまいますが、憧れの強ハンターさんたちは攻撃補助にスキルを振る傾向が高いように感じます。
初心者は頼ればいいし、うまい人は助けてあげる互助の上に成り立つ救援システム。人と人とのことなので、いいことばかりではありません。長く遊んでいればプレイヤーどうしの衝突もあるかもしれませんが、それはマレな気がします。毎日、平均3回前後クエストを遊んでいますが、この人嫌だな、なんて考えたことはほとんどありません。嫌なことは記憶に残りやすいだけで、圧倒的に少ないですから。というか、ほとんどいい人ばかりですよ!
さて、長々とお付き合いいただき、ありがとうございます。『モンハン』って、プレイした話を聞くと、即遊びたくなりますよね。「そういえば最近狩りに出ていないな」と思いいたった読者さん! いまこそ武器を手に狩りに出掛けましょう。
ここはみんなのアナザースカイ(ドヤっ)。
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