“すべてのポケモンが集まる場所”をコンセプトに、Nintendo Switchとスマートフォンを対象としたクラウドサービス『Pokemon HOME(ポケモン ホーム)』。2020年6月17日に配信された『ポケットモンスター ソード・シールド』の有料追加ダウンロードコンテンツ『エキスパンションパス』第一弾『鎧の孤島(よろいのことう)』をプレイするうえでも非常に役立ってくれる。
ここでは、そんな『ポケモン ホーム』の便利な使いかたについて説明しよう。
『ポケットモンスター』シリーズや『ポケモンGO』からポケモンを連れてこよう
『ポケモン ホーム』には、ぜんぶで6000匹(※有料のプレミアムプランへの加入が必要。フリープランでは30匹まで)ものポケモンを預けられる。『ポケモン ソード・シールド』のポケモンボックスに預けられるのが960匹と言えば、その容量の大きさが分かるだろうか。
現在のところ『ポケモン ホーム』と直接連携できるソフトには『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』、『ポケットモンスター ソード・シールド』があるが、『ポケムーバー』や『ポケモンバンク』と併用することで、これまでのシリーズ作品で仲間にしたポケモンたちも『ポケモン ホーム』に連れてくることができる。
『ポケモンバンク』から『ポケモン ホーム』へポケモンを連れてくる手順
- ニンテンドー3DSで『ポケモンバンク』を起動し、新たに追加される“『Pokemon HOME』へのひっこし”を選択
- 連れていきたいポケモンをボックス単位で選択
- ニンテンドースイッチorスマートフォン版『ポケモン ホーム』を起動し、“ひっこしをはじめる”を選択し、ひっこしパスワードを『ポケモン ホーム』で表示
- ニンテンドー3DS『ポケモンバンク』側で先ほど設定したパスワードを入力
- ひっこし完了
※『ポケモンバンク』から『ポケモン ホーム』へのひっこしには、プレミアムプラン(有料)への加入が必要となります。
より詳しいやりかたについては、以下の記事を参考にしてほしい。
『エキスパンションパス』第一弾『鎧の孤島』で新たにガラル地方で出会えるようになったポケモンたちは、そのほとんどがこれまでのシリーズ作品に登場しているポケモンたち。つまり、『ポケモン ホーム』を使えばポケモン図鑑をよりスムーズに完成させられるのだ。
トレード機能を活用すればゲットも育成もスムーズ!
これまでのシリーズ作品から連れてこられるといっても、それらのソフトを遊んでいなからポケモンを持っていない……。そんなときは、スマートフォン版『ポケモン ホーム』のトレード機能を活用しよう。ここでは、中でも気軽に使いやすい“ミラクルボックス”と“GTS”について紹介する。
ミラクルボックスは、『ポケモン ソード・シールド』でいうマジカル交換のように、世界中のユーザーとランダムにポケモン交換を楽しめる機能。あらかじめ交換に出すポケモンを選んでおけば、『ポケモン ホーム』を閉じた状態でも自動的に交換が成立する。
ミラクルボックスはお手軽に交換が成立するのが魅力だが、必ずしも欲しいポケモンが手に入るわけではない。特定のポケモンが欲しい場合には、GTSを使ってみよう。GTSは自分が交換に出すポケモンと相手に出してほしいポケモンを設定でき、条件に合う相手が見つかった場合にのみ交換が成立する。
ポケモンを交換に出して成立を待つこともできるし、欲しいポケモンを交換に出している人がいないか探すこともできる。
これらのトレード機能はポケモン図鑑の完成にかなり有用。片方のバージョンにのみ登場するポケモンを登録したい場合など、積極的に活用しよう。また、GTSはポケモンの育成にも役に立つ。
ランクバトルなどで使いたいポケモンを育成する際、タマゴを何度も孵化させる作業が必要になるが、その際おなじ種類のポケモンがたくさん生まれることになる。そうしたポケモンたちの中から、いわば“里子”に出すような感覚で交換することはランクバトルに挑むプレイヤーならままあることだ。
プレイヤーのあいだでは俗に“孵化あまり”と呼ばれるそれらのポケモンは野生のポケモンに比べて潜在的なステータスがかなり高くなっていることが多く、そうしたポケモンどうしを交換することで、お互いに育成の手間を省けるというわけ。
とくに育成を始めたばかりのプレイヤーにオススメなので、育てたいポケモンがいる場合は、GTSで探してみよう。
思い出のポケモンといっしょにランクバトルで戦おう!
『ポケモン ホーム』を使えば、これまでのシリーズ作品で旅をともにしたパートナーのポケモンや、初めて捕まえたポケモン、偶然出会った色違いのポケモンなど、思い出が詰まったポケモンたちを新たなソフトに連れてこられるようになる。
そんな特別なポケモンたちといっしょにランクバトルに挑戦してみたいと思う人もいるのではないだろうか。本来、ランクバトルには『ポケモン ソード・シールド』で手に入れたポケモンしか参加できないのだが、「鎧の孤島」の配信とともに“バトルレギュレーションマーク”をいうシステムが実装され、これまでのシリーズ作品から連れてきたポケモンもランクバトルで戦えるようになった。
シュートシティのバトルタワーにいる男性に話しかけるだけで、バトルレギュレーションマークを付けてもらえ、ランクバトルやインターネット大会に参加できるようになる。
『ポケモン ソード・シールド』では、ポケモンの潜在的なステータスを“さいこう”の状態まできたえてくれる“すごいとっくん”や、生まれ持った性格によって決まるステータスの育ちやすさを変化させる道具“ミント”がある。これらを使えば、どんなポケモンでもバトルで実力を最大限発揮できるようになるのだ。
このレギュレーションマークを付けたポケモンたちは、2020年7月1日より始まったランクバトル シリーズ5から参加可能になった。この機会に、ぜひランクバトルにも挑戦してみよう!
『ポケモン ホーム』で特別なポケモンを受け取ろう
『ポケモン ホーム』では、通常のプレイでは手に入らない特別なポケモンたちが配信されることがある。
ポケモンの受け取りかた
- スマートフォン版『ポケモン ホーム』で、画面下のボタンを押してメニューを開く
- “ふしぎなおくりもの”を開く
- “プレゼントボックス”を選択
- 受け取りたいプレゼントを選択
2020年6月30日~7月7日の期間には色違いのゼラオラがプレゼントされていたが(現在は終了)、今後も、特別なポケモンのプレゼントは『ポケモン ホーム』で行なわれる機会が多いだろう。そうしたポケモンは受け取り損ねると交換で手に入れるのも難しいので、チャンスを逃さないように準備しておきたい。
なお、『ポケモン ホーム』は無料のフリープランと有料のプレミアムプランが存在。大きな違いは、ポケモンを預けられる最大数。フリープランは30匹に比べてプレミアムプランは6000匹。ポケモンを預ける目的で使用するならプレミアムプランにしたいところ。
ほかにも、『ポケモンバンク』からのひっこしが可能になったり、同時にミラクルボックスやGTSに預けられるポケモンの数が増えたりと使い勝手がよくなる。料金は、1か月(30日)360円[税込]、3か月(90日)600円[税込]、12か月(365日)1950円[税込]の3種類。
『ポケモン ホーム』のダウンロードや、より詳しい情報を知りたい場合は以下の公式サイトからチェックだ!