月額980円で、雑誌やマンガ、書籍が読み放題になるAmazonのサービス“Kindle Unlimited”。長引くステイホームを少しでも満喫しようと、新たに加入したという人も少なくないのでは？（ちなみに週刊ファミ通も読めます）
現在読み放題対象作品は10万件以上！ 何を読めばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで本稿では、Kindle Unlimitedのオススメ作品を個人的チョイスで紹介します！
“Kindle Unlimited”の導入はこちら（Amazon.co.jp）週刊連載化でヒートアップ。キャラとユニークな物語が読者を魅了！
“グルメマンガの傑作”との呼び声も高い、寺沢大介先生の『将太の寿司』。『週刊少年マガジン』に連載されて第20回講談社漫画賞を受賞し、ドラマ化も果たすなどファンから高い支持を獲得してきました。
そんな人気作が“極！ 合本シリーズ”に登場し、第1巻だけで単行本の1～3巻まで収録した特大ボリュームに。第1話から6話までは『マガジンSPECIAL』に掲載されていたストーリーで、18歳の関口将太が主人公として描かれています。
なお、同シリーズはKindle Unlimitedで『将太の寿司』全27巻ぶん、『将太の寿司 全国大会編』全17巻ぶん、『将太の寿司2 World Stage』全4巻ぶんがすべて読み放題となっています。連休中に一気読みというのもいいのではないでしょうか（お寿司が食べたくなっちゃうかも！）。
将太は東京の鳳寿司で働いているものの、入店から1年経っても寿司を握らせてもらえません。しかしかつての想い人・藤原美智子が結婚すると知り、親方に「オレの握った寿司を食べさせたい相手がいるんです……！」と直訴。特訓を重ねて腕前を認められた将太は、美智子のために寿司を握って涙ながらに彼女の幸せを願うのでした。
美智子とのエピソードのように、『マガジンSPECIAL』版では鳳寿司を訪れるキャラクターとの交流を通した将太の成長物語を描写。一方『週刊少年マガジン』版の将太は15歳という設定で、小樽を舞台に物語がスタートします。どちらも関口将太を主人公にしながら登場キャラなどが異なっているので、両作の違いを気にかけながら読み進めるのも楽しみかたのひとつ。
また続編『将太の寿司 全国大会編＆World Stage』も“極！ 合本シリーズ”に登場。1巻は新人寿司職人コンクールの全国大会をメインに展開し、初戦ではなんと“赤マンボウ”の切り身を使った寿司バトルが繰り広げられることに。しかも何を思ったのか将太は、研ぎ澄まされた包丁を敢えて傷めるという予想外の行動に出ます。
大会には将太のライバルとも呼べる、佐治安人や大年寺三郎太といった魅力的なキャラも出場。対抗意識を燃やしつつ、お互いにしのぎを削りながら成長していく姿が印象的です。前シリーズ以上に突飛なシーンも目白押しで、アイデアあふれる数々の寿司ネタが食欲をそそることは間違いありません。
グルメの中でも“寿司”というジャンルに的を絞っているとはいえ、将太の成長や練りに練った物語がファンを興奮させることに。ネット上でも「グルメマンガなのに奇抜さがどんどん濃くなっていく流れが最高www」、「読むたびにお寿司が食べたくなる体になってしまった」、「寿司ネタだけじゃなくて人間ドラマも作り込まれてるのがイイ！」などの反応が寄せられています。
実際にお寿司をつまみながら読むと、より一層リアルな読書体験になるかも？
