ゲーム開発向けミドルウェアを提供するCRI・ミドルウェアは、2020年6月11日より、コンシューマーゲームおよびPCゲームのパッケージ販売向けの料金体系を改定したことを発表した。

 今回の改定により、“CRIWARE”導入時の初期費用が廃止され、導入時の負担が大幅に軽減。さらに、これまでのミドルウェア1種の許諾料金と同額で、3種のミドルウェアが利用可能となる。

以下、リリースを引用

CRI、家庭用パッケージゲーム向け料金体系を改定し初期費用ゼロで CRIWARE を導入可能に

あらゆる開発規模のタイトルで利用しやすい料金体系へ
 ゲーム開発向けミドルウェアを提供する株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社⻑:押見正雄、証券コード:3698、以下「CRI」)は、2020年6月11日より、コンシューマーゲーム及びPCゲームのパッケージ販売向けの料金体系を改定し、初期費用の廃止や同一料金で利用可能なミドルウェア製品の拡充など、より導入しやすい料金でCRIWAREを提供することを発表いたします。

 近年の家庭用ゲーム市場ではAAAタイトルのような大規模開発のみならず、インディーゲームなどを含めた中小規模のタイトル開発が増えてきています。

 今回の改定でCRIWARE導入時の負担を大幅に軽減し、開発規模にかかわらず様々なタイトルでミドルウェアを導入しやすい料金体系を提供することで、タイトル開発におけるクオリティ向上や開発効率化を強力にサポートします。

CRIがゲーム開発向けミドルウェアの料金体系を改定。初期費用ゼロで“CRIWARE”が導入可能となり、利用対象ミドルウェアも拡充_01

初期費用ゼロで CRIWARE を導入可能

 従来、家庭用パッケージゲーム向けにCRIWAREを利用する際には、タイトルリリース時に105万円※の初期費用が発生し、その後はタイトルの製造状況に応じて追加で許諾料が発生する料金体系となっておりました。

 新料金体系ではこの初期費用を廃止いたします。タイトルリリース時の費用負担が減るため、予算の限られたタイトル開発においても導入しやすい料金設定となります。

利用対象ミドルウェアの拡充

 従来の家庭用パッケージゲーム向け料金では、利用するミドルウェア製品に応じて許諾料が変動する体系となっておりましたが、今回の改定ではミドルウェア3製品をまとめたライセンス料に一律化し、従来の1種のミドルウェアの許諾料金と同額で3種のミドルウェアが利用可能になります。

 一律化された料金に含まれる製品はサウンドミドルウェア「CRI ADX2(以下、ADX2)」、ムービーミドルウェア「CRI Sofdec2(以下、Sofdec2)」、リップシンクミドルウェア「CRI ADX LipSync(以下、ADX LipSync)」の3製品になります。

 これまでは「ADX2」と「Sofdec2」をパッケージ化して提供しておりましたが、こちらのラインナップに昨年秋のリリース以降バーチャルキャラクターやゲームなど様々な分野で採用されている新製品「ADX LipSync」を追加し、幅広い技術分野からゲーム開発をサポートいたします。

※本リリースで記載した料金は代表的な例となりますが、ご契約内容によって異なる場合があります。またパッケージ版と合わせて、デジタル配信ストア等でダウンロード版を併売する場合、ダウンロード販売分は料金設定が異なります。詳しくは料金表をご覧いただくか、CRI営業担当までお問い合わせください。
※記載の金額はすべて税抜です。

株式会社CRI・ミドルウェアについて

 「音と映像で社会を豊かに」を企業理念として、主に音声・映像関連の研究開発を行い、その成果をミドルウェア製品ブランド「CRIWARE」として、ゲーム分野や組込み分野を中心にさまざまな分野に展開しています。

 CRIは、「CRIWARE」を通じて、ユーザビリティの向上、クオリティ向上のための技術やソリューションを提供し、開発者の皆様の課題解決をサポートするとともに、エ
ンドユーザーのユーザビリティの向上をサポートしてまいります。