日本を代表するゲームキャラ『パックマン』が誕生

 1980年(昭和55年)5月22日は、アーケードゲームの『パックマン』が発表された日。本日でゲームセンターでのデビューからちょうど40周年を迎えた。

『パックマン』が誕生した日。北米で大ヒットを記録して空前の“パックマンフィーバー”を巻き起こした伝説的ビデオゲーム【今日は何の日?】

 『パックマン』は、ナムコ(当時)から発売されたアクションゲーム。黄色く丸いパックマンを操って、性格の異なる4匹のモンスターの追跡をかわしながら迷路に並んだエサをすべて食べ尽くすのが目的で、パワーエサを食べれば立場が逆転し、モンスターを追いかけ回して連続して食べれば200、400、800、1600点と高得点が得られるといった内容だ。ゲームデザイナーは『ドラゴンバスター』や『源平討魔伝』など、数々の名作にプロデューサーとして名を連ねている岩谷徹氏で、2015年の映画『ピクセル』でカメオ出演していることも話題となった。

 『パックマン』は日本よりも先に北アメリカを席巻。パックマンを擬人化したアニメ『ザ・パックマン・ショー』が人気を博したほか、『パックマン』を題材にした楽曲が100万枚を突破するなど、“パックマンフィーバー”を巻き起こした。そのうえ、キャラクターグッズも飛ぶように売れ、その規模は“80年代のミッキーマウス”とも称されるほどだったとか。“もっとも成功した業務用ゲーム機”としてギネス記録にも認定されていることからも、その愛されっぷりが想像できる。手足を生やしたキャラクターとしてのパックマンなら筆者も強烈に記憶に残っており、アーケードゲームを象徴する顔、またはマスコットキャラというイメージが強い。

『パックマン』が誕生した日。北米で大ヒットを記録して空前の“パックマンフィーバー”を巻き起こした伝説的ビデオゲーム【今日は何の日?】

 もちろん、本作は日本でも人気だったと思うが、あいにく筆者はまだキッズ過ぎてゲーセン通いをしておらず記憶がない。その代わり『パックマン』のLSIゲームならやり込んだ記憶がある。当時の子どもたちのあいだでは、LSIゲームやLCDゲームなどの電子ゲームが流行っており、トミーから発売されていた黄色いボディーの『パックマン』はとくに人気が高かった。人気が高過ぎたせいか『パックマン』らしき類似品がめちゃくちゃ溢れていたのも、いま思い返すと感慨深いものがある。ちなみに筆者が持っていたのは、『パックモンスター』と『パクパクマン』というタイトルだったかも……。

 『パックランド』や『パックマニア』など、多数の続編やスピンオフ作品が登場しているが、なかでも『ミズ・パックマン』は誕生の経緯がユニークだ。というのも『ミズ・パックマン』はもともとクローンゲーム。しかしあまりの出来のよさからアメリカの権利元から承認を受け、最終的には公認作品となったのだから世の中わからないもの。

 なお、いまオリジナルの『パックマン』で遊ぶならスマートフォンアプリが手っ取り早い。2017年7月28日に発売されたNintendo Switch版の『ナムコミュージアム』の中にも収録されているので、そちらもオススメだ。

『パックマン』が誕生した日。北米で大ヒットを記録して空前の“パックマンフィーバー”を巻き起こした伝説的ビデオゲーム【今日は何の日?】
さまざまなバージョンが展開されている『パックマン』。こちらは、PSP用ソフト『ナムコミュージアム』のアレンジバージョン。

 なお、いまオリジナルの『パックマン』で遊ぶならスマートフォンアプリが手っ取り早い。2017年7月28日に発売されたNintendo Switch版の『ナムコミュージアム』の中にも収録されているので、そちらもオススメだ。

『パックマン』が誕生した日。北米で大ヒットを記録して空前の“パックマンフィーバー”を巻き起こした伝説的ビデオゲーム【今日は何の日?】
40年の歴史を持つ『パックマン』は時代に合わせて進化してきた。こちらは2010年に発売された『パックマンパーティ』より。
『パックマン』が誕生した日。北米で大ヒットを記録して空前の“パックマンフィーバー”を巻き起こした伝説的ビデオゲーム【今日は何の日?】
こちらは『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のパックマン。
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