インドネシア系のインディーパブリッシャーToge Productionsの『When The Past Was Around』は、2020年春にPCでリリース予定のパズルアドベンチャーゲーム。日本語に対応予定で、現在プロローグ部分を遊べるデモが無料配信中だ。

 本作の主人公は、とある事情により夢や情熱を見失いかけていた20代前半の女性エッダ。彼女が出会った謎のフクロウ男との物語が、ポイント・アンド・クリック型で各シーンに秘められた謎を解いていくパズルアドベンチャー形式で明かされていく。

 パズルの謎解きはクリックできるものを片っ端から触っていけば大体何をすればいいかわかってしまうオーソドックスなものだが、メインクリエイターであるBrigitta Rena氏によるイラストがとにかく素晴らしく、なんとも言えない浮遊感やファンタジー感に包まれていく感じがある。

『When the Past was Around』女の子とフクロウ男が奏でる優しくほろ苦い物語。とにかくイラストがかわいいパズルアドベンチャー_01
ゲームデザインはかなりオーソドックスなポイント・アンド・クリック型アドベンチャーの謎解き。一面ごとにクリアーしていく小さなパズルばかりなので、その点は物足りないと感じる人もいるかも。

 ゲーム本編は全7章を予定していて、テキストを一切排除しつつ、シーンに出てくるものや演出から物語を連想させる抽象的なストーリーテリングに徹しているそう。テーマのひとつである音楽も軽やかでなかなかいい感じなので、気になる人はまずデモを遊んでみてはいかがだろうか。

『When the Past was Around』女の子とフクロウ男が奏でる優しくほろ苦い物語。とにかくイラストがかわいいパズルアドベンチャー_02
謎解きの合間にはカットシーンも。すべてセリフなしで進行していく。