ポーランドのOne More Levelが開発する『Ghostrunner』は、怪しく光るネオン看板だらけの超高層メガ・ジャンクシティを刹那的に駆け抜ける、サイバーパンクな一人称視点アクション。ボストンで開催中のゲームイベント“PAX EAST”で本作の最新デモを遊んできたのでご紹介しよう。

 さて本作、これはもうぜひ公開されているゲームプレイ映像を見て欲しいのだが、“サイバーパンク都市をスタイリッシュな一人称視点パルクールで駆け抜けながらバトルする”ということにほぼ捧げられていて、舞台設定も演出もアクションもひたすらベタに中二病的にカッコいい。

 ウォールラン(壁走り)あり、敵の攻撃を華麗に避けるためのスローモーション機能あり、そしてそこからの空中ダッシュや、さらにレーザームチを使ったスイングジャンプも可能で、それらのムーブから繰り出す必殺のエネルギーブレードは一撃即死の威力。すべてが流れるように決まれば、そりゃもう気持ちいい。

 しかしまぁ、実際はジャンプにミスって奈落の底に真っ逆さまに落ちてしまったり、サイバーチンピラのエネルギー弾一発でこちらもあっけなくやられてしまうこともある。

 でも、それでだいぶ前のチェックポイントまで戻されたら興ざめってモンだが、ローディングなしで1個か2個前の足場ぐらいからサクッとリスタートにしてくれるので、あまりテンションを落とさずに再挑戦できるのはありがたいところ。

 製品版でどれぐらいのボリュームになるのか、ちゃんと敵やステージ構成のバリエーションはあるのかといった所が気になるものの、試遊できた範囲では予想した以上に燃えて楽しめた本作。

 気になるリリースは、ポーランド系の新興パブリッシャーのAll in! Gamesから、海外ではプレイステーション4/Xbox One/PCで2020年の発売が予定されている。