1997年1月31日『ファイナルファンタジーVII』が発売

 いまから24年前の1997年(平成9年)1月31日は、プレイステーション用ソフトの『ファイナルファンタジーVII』が発売された日。

 任天堂のハードでゲームを発売してきたスクウェア(当時)が、プレイステーションへの参入を電撃発表。そこで『ファイナルファンタジーVII(以下、『FFVII』)の開発も明らかにされ、ゲーム業界のみならず数多くのゲームファンを沸かせたのが1996年のはじめ。8月には『FFVII』の体験版ディスクを付属した3D対戦格闘ゲーム『トバルNo.1』を発売し、大きな話題を呼んだことはいまでも多くの人が覚えているのではないだろうか。そして翌年の1997年1月31日、シリーズの中でもいまだ屈指の人気を誇る『FFVII』の発売と相成った。

『FF7』がPSで発売された日 ポリゴンによる映像美に新時代を感じたRPG【今日は何の日?】
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 当時、デジキューブがコンビニエンスストアでのゲーム販売を始めていたこともあり、これを利用して本作を購入したユーザーも多かったと思う。かくいう筆者も、徹夜明けの朝7時にファミ通編集部から何人かで連れ立って近くのコンビニへとダッシュしたんじゃなかったか。

 『FFVII』が目の肥えたゲームファンを唸らせたのは、やはりポリゴンを使用した3Dグラフィック。それまでのドット絵とは次元の異なる表現や演出に度肝を抜かれるユーザーが続出。まるで映画のようなカメラワークのムービーシーンに酔いしれ、ゲームの新たな時代を感じたものだった。ヒロインを襲う悲劇などは当時も凄まじい反響を呼んだうえ、いまだに語り種。ゲーム終盤のネタバレが写真週刊誌に掲載されたりして、編集部でも騒然とした記憶もある。

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 また、海外版で追加した要素を新たに収録した『ファイナルファンタジーVII インターナショナル』のほか、『FFVII』には数多くの関連作品が存在(現在はリマスター版がNintendo Switchやプレイステーション4、スマートフォンなどで遊べる。詳しくは下記の記事にて)。

 本編の2年後の世界を描いた映像作品『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』は、世界中で大ヒットを記録した。ちなみに、『ファイナルファンタジーVII インターナショナル』で追加されたボスの1体に“ルビーウェポン”なるモンスターが存在するが、『ファイナルファンタジーXIV』のパッチ5.2から展開された“ルビーウェポン破壊作戦”にて登場している。

 なお、本作のフルリメイク作品である『ファイナルファンタジーVII リメイク』がプレイステーション4向けに2020年4月10日に発売され大きな熱狂を持って迎えられたのは、記憶に新しいところだ。

※[2021年1月31日]初掲載時から一部内容を更新させていただきました。

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