歩行者用の標識や非常口の誘導灯などに描かれたヒトのシルエット、彼らはどこに向かってるんだろうか? 本日Steamで配信開始されたゲーム『The Pedestrian』は、そんな“ピクトグラム”と呼ばれるサインのヒトが冒険するパズルプラットフォームアクションアドベンチャーゲームだ。

 本作の対応プラットフォームはPC/Mac/Linuxで、対応言語は英語のみ。定価は2050円となっている(現在は発売記念セールで1845円)。

 ゲームとしては、マップ内のギミックを動かしたりマップパーツの構成を入れ替えて先に進めるようパズルを解き、ゴールに進んでいくという、ぶっちゃけ言ってしまえばよくあるもの。

 ユニークなのは、背景は3Dで街の風景が描かれているのに、マップはすべてその街中の標識の中に2Dで構成されていることだ。人間が目を離したスキにピクトグラムの中のヒトが動き出したかのような妙な非現実感が面白い。

非常口や標識に描かれたヒト(ピクトグラム)が冒険するパズルアドベンチャー『The Pedestrian』が配信開始_05
ピクトグラムなのでマップギミックも抽象化されている。キャラの前にあるのはスイッチです。

 そして、言葉を使わずにサインの意味を伝えるピクトグラムをテーマにしていることから、この冒険は一切のセリフや地の文なしに進んでいく。だから英語があまり得意じゃなくても、操作とルールさえ把握してしまえばなんとかなるだろう。

 ゲームのサイズは、公式の数字では「初見プレイで4時間から7時間」とされている。ちなみに詰まった人のために正解ビデオも公式サイト経由でひっそり公開されているので、どうにもならなくなった人はそちらを参照されたし(公式サイトから“Press Kit”に飛び、リンク先のGoogle Driveに置かれている文書“How to Play The Pedestrian”に映像リンクがある)。

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マップの接続を入れ替えることでゴールまで進めるようになるマップも。
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