脳年齢20歳を記録してからスタート!?

 Nintendo Switchで発売中の『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング』で、2020年2月に新たなトレーニングが追加されることが発表された。

 新たなトレーニングは“ワーキングメモリートレーニング”。順に表示される記号を覚えて、前に表示された記号を回答するもの。このトレーニングは、正解率に合わせて難しさが自動的に調整されるというもので、負荷の高い強力なトレーニングだという。

 しかも、2020年2月のアップデートを適用するだけでは追加されず、アップデート後に改めて“脳年齢チェック”で“20歳”の記録を出さないと、ワーキングメモリートレーニングは追加されない(アップデート前の脳年齢チェックで“20歳”を出していてもダメ)。

 ちなみにワーキングメモリーとは……。

1960年代に発表された記憶に関する概念で、情報を一時的に脳内に保ちながら、その情報を操作し利用することを含む、一連の記憶の過程を表します。

日常生活を健全に営むためにはワーキングメモリーは必須の能力です。

例えば、会話するときに相手の言葉を聞いて理解しながら受け答えをするときや、料理の手順を考えて調理するときにワーキングメモリーが必要です。

スポーツでも、相手の動きを予測し自分の次の行動を考えるときにワーキングメモリーが必要になります。

ワーキングメモリーの能力が高い人は、複数のことを同時にこなしたり、頭の中に記憶しておいて順番に処理することができるのです。
出典:『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング』公式サイト

 また、任天堂公式サイトでは、川島隆太教授へのインタビューを掲載中。川島教授から見た当時の社長・岩田聡氏への印象や、初代のニンテンドーDSで発売された『脳トレ』の誕生秘話、川島教授が意外とゲーマーだということがわかる内容になっているので、チェックしてみてはいかが?