ソニー・インタラクティブエンタテインメントが、プレイステーション4用ソフト『グランツーリスモSPORT』を用いて開催しているeモータースポーツ大会“FIA GT チャンピオンシップ2019”。
2019年11月22日〜24日(現地時間)、モータースポーツの聖地として知られるモナコ、モンテカルロ公国にあるSALLE DES ETOILES(サル・デ・ゼトワール)にて、同大会のワールドツアーで好成績を収めてきた選手たちが集い、チャンピオンを決する最終決戦、ワールドファイナルを開催。
開催2日目となる11月23日、“FIA GT チャンピオンシップ2019”マニュファクチャラーシリーズの決勝戦が行われた。
マニュファクチャラーシリーズとは、プレイヤーが任意のマニュファクチャラー(自動車メーカー)とドライバー契約を結び、マニュファクチャラーどうしで勝利を競うチャンピオンシップ。
決勝大会には、12マニュファクチャラー、36選手が出場。全3戦のレースが行われた結果、TOYOTAチームが第1レース1位、第2レース2位、第3レース1位の好成績を収め、見事マニュファクチャラーシリーズワールドチャンピオンの座を獲得した。
TOYOTAチームのメンバーは、長らく日本人のトップドライバーとして、国内のeモータースポーツを牽引してきた山中智瑛選手、昨年の“FIA GT チャンピオンシップ2018”のネイションズカップ(国・地域別の選手権)チャンピオンにして、リアルレースでも目覚ましい活躍を見せるイゴール・フラガ選手、昨年、山中選手とはTOYOTAチームで昨年からのチームメイトであり、堅実なドライビングが信条のライアン・デルッシュ選手の3人。
決勝戦第1レースのスターティンググリッドを決める予選では、イゴール・フラガ選手が渾身のアタックでポール・ポジションを獲得。その後の3レースでも安定したレース運びを見せて総合ポイントで1位を獲得。昨年、TOYOTAチームとして総合2位に甘んじた雪辱を見事果たすこととなった。
白熱のレースの模様は、以下のアーカイブにて視聴可能。
今回のマニュファクチャラーシリーズには、山中選手のほかに滝田歩夢選手(ASTON MARTINチーム)、吉田匠吾選手(Alfa Romeoチーム)、加藤達彦選手(Audiチーム)、水野航希選手(Chevroletチーム)と、5名の日本人選手が参加。
吉田匠吾選手が所属しているAlfa Romeoチームも総合3位に入る健闘を見せてくれた。
マニュファクチャラーシリーズ優勝チームのインタビューや、大会の詳細などは追ってお伝えする。
明日の2019年11月24日(現地時間)には、国・地域の代表として個人タイトルを賭けて競い合うネイションズカップ決勝戦を開催。こちらの決勝には、日本代表として宮園拓真選手が出場。最近のレースで優れた速さを披露する宮園選手だけに、いいレースを期待したいところだ。
ネイションズカップ決勝戦は、日本時間で11月25日午前2時より、ライブ配信が行われる。