毎年何かが起きる九州地区大会は、第5回も波瀾の展開!

 開幕早々、スゴウデたちの洗練されたテクニックと戦術がさく裂し、大盛況となった“第5回スプラトゥーン甲子園”。多くのイカたちが、自分たちも全国決勝の舞台へと日夜ウデを磨く中、2019年11月2、3日に、九州地区大会(場所:福岡県北九州市 西日本総合展示場)が開催された。

 九州地区と言えば、第3回でガリガリーズとGGBoyZ、第4回でSpRush!!とAPOROzの激突があったり、ユニークなチームが立て続けに登場したり(恐竜(?)が出たり、幼稚園児(?)が出たり)と、例年、何か起きがちなのだが、今年もその流れは不変。名勝負が続出したことはもちろん、意外なチームの躍進や、まさかの戦術で勝ち上がるチームが現れ、DAY1、DAY2ともにスプラトゥーン甲子園屈指の衝撃的な展開となった。本記事では、見どころ満載だったバトルと、笑顔と感動に包まれた会場の模様を、詳しくお届けしよう。

 なお、大会のルールや対戦ステージについては、第5回スプラトゥーン甲子園の特設サイトでチェックしてほしい。

第5回スプラトゥーン甲子園九州地区大会リポート。初参戦チームの大躍進にボールドマーカー旋風! 連日の衝撃的な試合で、甲子園史上最高の盛り上がりに_01
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DAY1:地区大会優勝経験を持つチームが激突! 強者ひしめく中にニューヒーロー出現!?

 九州地区大会は、8ブロック各16チームでの予選トーナメントからスタート(合計128チームが出場)。トーナメントは3回戦までは平行して試合が行われ、4回戦はメインステージ上で戦うという流れで進行した。ステージに上がり、見事に4回戦を突破したチームはブロック代表となり、準々決勝へ臨めるのだ。

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予選トーナメントの1回戦を勝ち抜いたチームには、MCの暴徒さんをはじめとする司会陣がインタビューを実施。選手たちは、チームの特徴や大会に懸ける思いを、きっちりとアピールしていた。
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近畿地区大会でイカ研究員さんから指令を受け、イカ研究員助手1号さんとイカ研究員助手2号さんが解説を担当。ステージやブキに関する豊富な知識で、わかりやすく試合を説明してくれた。ちなみに助手1号さんはN-ZAP85を、助手2号さんはジェットスイーパーおよびジェットスイーパーカスタムを愛用しているとのこと。
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今大会も、子どもから大人まで幅広い層が参加して塗り合いをくり広げた。スゴウデたちの戦いぶりに歓声が上がったり、見事に勝利を挙げて喜ぶファミリーがいたりと、予選トーナメントから大きな盛り上がりに。

 選手たちは、開幕戦の近畿地区大会の試合結果や傾向を分析していたようで、どのチームもよりハイレベルな戦術を見せた。し烈な攻防が続出する中、ブロック代表となったのは、以下の8チームだ。

九州地区大会DAY1 ブロック代表チーム

Aブロック:Unsold Stuff Gaming
Bブロック:RUSH☆LIFE
Cブロック:SpRush!!
Dブロック:爆熱ヌロワンヌの一族
Eブロック:ニコソン隊
Fブロック:メキシコジャパン
Gブロック:まな板水平線
Hブロック:えびチリソース

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Unsold Stuff Gaming
RUSH☆LIFE
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SpRush!!
爆熱ヌロワンヌの一族
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ニコソン隊
メキシコジャパン
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まな板水平線
えびチリソース

 準々決勝でとくに注目度が高かったのは、第4回甲子園の九州地区大会優勝チームにして、全国決勝大会では準優勝を果たした“SpRush!!”と、第3回甲子園の中国地区大会優勝チームである“爆熱ヌロワンヌの一族”の試合だ。コンブトラックを舞台に、完全に互角の戦いを見せるが、キャンピングシェルターカーモと14式竹筒銃・甲による防衛力と、終盤の攻撃力の高さが光った“爆熱ヌロワンヌの一族”が、わずか1.5%差で勝利し、準決勝へと進む。第3回中国地区大会の決勝、“爆熱ヌロワンヌの一族”vs“Libalent Calamari”の0.1%差を想起させるような激闘に、会場は一段とヒートアップするのだった。

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決勝で当たってもおかしくはない実力者どうしの戦いとなった“SpRush!!”対“爆熱ヌロワンヌの一族”。熱戦を制した“爆熱ヌロワンヌの一族”は、充実した表情を見せる。

 準決勝第1試合は、“Unsold Stuff Gaming”対“爆熱ヌロワンヌの一族”。1戦目のステージは、ムツゴ楼だ。ジェットパックの撃ち合いに始まり、派手な幕開けとなるが、そこから試合は膠着状態に。両チームの14式竹筒銃・甲が着実に塗り広げつつ、お互いにほぼ誰も倒れない、慎重な立ち回りが続く。試合が動いたのは残り1分、“Unsold Stuff Gaming”は、これまでの試合で猛威を振るってきたノーチラス47の攻撃が冴え、数的有利を取る場面が増える。“爆熱ヌロワンヌの一族”は、超攻撃的なスタイルがウリのチームだが、個々に押さえ込まれ、なかなか打開のチャンスが見出せない。相手に自分の戦いをさせないことで、“Unsold Stuff Gaming”が1本先取した。

 2戦目のステージは、アンチョビットゲームズ。ここでは1戦目から一転、“爆熱ヌロワンヌの一族”が自慢の攻撃力で猛進する。序盤からバケットスロッシャーデコやダイナモローラーベッチューを軸に攻め上がり、塗り範囲を拡大。“Unsold Stuff Gaming”は、冷静に対処して押し返すが、立て続けに攻め込んでくる相手を、だんだんとさばききれなくなっていく。“爆熱ヌロワンヌの一族”は終始攻め続け、自分たちのスタイルを貫いて1本取り返した。

 3戦目のステージは、バッテラストリート。ここでも速攻を仕掛ける“爆熱ヌロワンヌの一族”に対し、“Unsold Stuff Gaming”も押し負けまいと積極的に攻め上がり、序盤から激しい倒し合いに。ジェットパックどうしの撃ち合いが起きたり、イカスフィアでの中央突破があったりと、見応えのある展開が続出する。どちらも、誰かが倒されているような状況が続くが、味方のカバーが的確なため、一気に崩れることのないまま時間が経過していった。終盤になっても拮抗した状態が続くが、残り20秒というところで、“爆熱ヌロワンヌの一族”が相手のノーチラス47を撃破。これが起点となってグッと塗り広げ、2本目を取るのだった。

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準決勝第1試合、“Unsold Stuff Gaming”対“爆熱ヌロワンヌの一族”。

 準決勝第2試合は、“メキシコジャパン”対“えびチリソース”というカードだ。“メキシコジャパン”は、NPB主催の大会“NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2”の優勝チーム“ハイパービーム”のメンバー3名を含む、かなりの強豪チーム。対する“えびチリソース”は、全員が甲子園初出場ながら、息の合った戦いぶりで勝ち上がってきた。当然、相手が優勝候補と目されることは知っており、“大番狂わせを起こします!”と意気込んで試合に臨む。1戦目のステージは、バッテラストリート。序盤、“メキシコジャパン”は、パブロ・ヒューがすさまじい速さで前線に出て、場を荒らしていく。これにスプラスコープコラボの的確な射撃も合わさり、相手を前に出させない展開に持ち込んだ。“えびチリソース”は、イカスフィアを連発して打開を図るが、すぐにつぶされてしまい、反撃の糸口がつかめない。“メキシコジャパン”経験の差を見せつけて相手を圧倒し、1本先取した。

 2戦目のステージは、ザトウマーケット。ここでもパブロ・ヒューを中心に“メキシコジャパン”が攻め上がるが、“えびチリソース”は複数で相手を囲む戦いかたで倒し、なんとか耐えしのぐ。1戦目同様に相手の激しい攻撃に圧倒されそうにはなるのだが、しぶとく塗り返す“えびチリソース”。パブロ・ヒューとスプラスコープコラボの攻撃による圧力は強く、なかなか前には出られないが、終盤、立て続けに相手をふたり倒したところで、状況は一変。“えびチリソース”は、ここしかないと全員で塗りを広げていく。試合を通しての勢いでは完全に“メキシコジャパン”ペースだったが、このワンチャンスをものにし、“えびチリソース”が勝利をおさめ、1対1のイーブンに。

 衝撃の逆転劇に会場が騒然とする中で迎えた3戦目のステージは、海女美術大学。敗戦に動じることなく、“メキシコジャパン”は、これまで同様の攻め上がりを見せ、いきなり相手を3人倒すなど、優位に立つ。“えびチリソース”は、状態を立て直すと、塗りの状況としては不利ではあるものの、簡単には倒されない連携を活かした立ち回りで耐えていく。粘り強く戦う中、残り20秒のところで、“えびチリソース”のシャープマーカーネオが相手のパブロ・ヒューを撃破。さらに、後方からエクスプロッシャーカスタムが相手を撃破すると、前の試合の再現のごとく、一瞬のチャンスを逃すまいと全員で塗りを広げていく。終了時の塗り面積は、まさに五分五分といった状況……そして、ジャッジの瞬間に表示された数字は48.0%対48.2%! 0.2%という超僅差で“えびチリソース”が勝利し、渾身のガッツポーズが飛び出した。

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準決勝第2試合、“メキシコジャパン”対“えびチリソース”。

 ナワバリバトルならではの大逆転が起き、選手も観衆も大興奮の中、舞台は決勝戦へ。“爆熱ヌロワンヌの一族”が第3回甲子園中国地区優勝の貫禄を見せるのか、“えびチリソース”が、またも波瀾を巻き起こすのか、大注目のカードとなった。1戦目のステージは、バッテラストリート。序盤は“爆熱ヌロワンヌの一族”が、真骨頂となる攻撃力の高さを発揮し、ジェットパックとイカスフィアを起点に攻め上がって中央をキープする。対して“えびチリソース”も、準決勝で見せた粘り強さを見せ、ラインの上げ下げをしながら、状況を維持していく。この粘りが、だんだんと相手の勢いを削ぎ、中盤以降は“えびチリソース”の塗り面積が拡大。さらに、残り30秒というところで、エクスプロッシャーカスタムとL3リールガンが立て続けに相手を撃破。相手のお株を奪うような攻撃力を見せ、“えびチリソース”が1本先取した。

 これはまさか……と、会場がざわつく中、2戦目のステージは、ザトウマーケット。ここでは、1本目終盤の勢いそのままに、“えびチリソース”が序盤から攻め込んでいく。これまでの防御的なスタイルから一転、積極的に前に出て、息の合った連携で相手を撃破。対する“爆熱ヌロワンヌの一族”は、キャンピングシェルターソレーラを編成。通路にカサをパージしつつ味方と連携して塗り面積拡大を狙うが、相手の激しい攻撃を受け、自分たちの戦いかたができない。“えびチリソース”が完全に試合を支配し、塗り返される場面はほとんどなく、そのまま勝利。初出場チームが優勝候補を立て続けに破る、これぞスプラトゥーン甲子園と言えるドラマティックな展開で、優勝をつかんだ。“えびチリソース”のリーダーいわく、バッテラストリートとザトウマーケットは得意ステージとのこと。決勝はピンポイントでその2ステージが出たので、引きの強さも勝利のポイントとなったようだ。

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決勝戦、“爆熱ヌロワンヌの一族”対“えびチリソース”。

九州地区大会DAY1 優勝チーム“えびチリソース”インタビュー

Q:今日、優勝できると手応えを感じた瞬間はありましたか?
A:準決勝で“メキシコジャパン”に勝ったときですね。以前、オンラインで練習試合をしたときはボコボコにされたこともあったので……試合前は、勝てないかもと思っていました(笑)。見ていた人も、僕たちが勝つなんて予想してないですよね?

Q:どうしても、強豪が勝つと予想しがちではありますよね。皆さんは、過去のスプラトゥーン甲子園への出場経験はあったのでしょうか?
A:いや、全員初出場です。これまでも応募をしたことはあったんですが、当選しなかったので、今回ようやく出場できました。

Q:チーム結成の経緯や、ブキ編成について聞かせてください。
A:もともと『スプラトゥーン』でいっしょに遊んでいた仲間で、今回、甲子園に出ようと思って募集をかけたら、自然とそのメンバーが集まりました。ブキは、僕(ふしぎ選手)は、もともとシェルター系を使っていたのですが、ナワバリバトルではイカスフィアが強いこともあり、バケットスロッシャーデコを練習しました。

Q:甲子園に向けて練習したんですね。さっぷ選手は?
A:エクスプロッシャーは射程が長く、相手の攻撃が当たらない位置から自分の攻撃を当てられるのが、楽しいなと思って使っています。

Q:楽しいからなんですね(笑)。えび選手は?
A:塗りが強いうえに、相手を倒す力もあるので、L3リールガンを持ちました。

Q:なるほど。しょう選手はシャープマーカーネオですね。今年のスプラトゥーン甲子園ではL3リールガンを選ぶ選手が多いのですが、シャープマーカーネオにした理由は?
A:練習を始めたときはL3リールガンを使っていたんですが、どうにも上達しなくて……わがままを言って、得意なシャープマーカーネオを持たせてもらいました。

Q:皆さんは、ステージによってブキを変えませんよね?
A:そうですね……みんなひとつのブキしか使えないですから(笑)。割り切って、得意なブキでがんばろうと思っていました。

Q:えびちりソースは、試合の後半に強く、逆転が多かったですが、ギアにラストスパートなどをつけているのでしょうか?
A:よく言われるんですけど、誰もつけていないんです。

Q:ギアではなく、リアルラストスパートなんですね!(笑)。チームとしては、どのような戦いかたを意識していたのでしょうか? あまりカモンやナイスの連携をされているようには見えませんでしたが。
A:試合の流れと言いますか、そのときに応じて、臨機応変に戦っていました。相手を抑えられそうなときはしっかり抑えて、押されていたら打開のタイミングを見計らって攻める、という感じですね。カモンやナイスでの合図はしていないのですが、とにかく味方をカバーする意識は強く持とうと話していました。

Q:全国決勝に向けて意気込みを聞かせてください。
A:全国決勝に出てくるチームは、どこも強いですよね。でも、今日、僕たちは勢いに乗れていたと思うんで、この勢いを維持したまま全国決勝でも戦って、勝っていきたいと思います!

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第5回スプラトゥーン甲子園 九州地区大会DAY1 優勝チーム“えびチリソース”のメンバー。(左から)ふしぎ選手、さっぷ選手、えび選手、しょー選手。