2019年10月24日、20世紀フォックスは“講談師”神田松之丞による“ターミネーター”講談の映像を公開した。

 動画では、いまもっとも注目を浴びる講談師・神田松之丞が、“ダダンダンダダン”とあのリズムを張り扇で叩きながら、『ターミネーター2』の名シーン、そして新作『ターミネーター:ニューフェイス』について熱く語っている。

 前代未聞の『ターミネーター』と日本の伝統芸能である“講談”の奇跡のコラボレーションを見逃すな!

以下、リリースを引用

あの松之丞がターミネーターに!?

前代未聞のターミネーター×神田松之丞 激レアなコラボが実現! 奇跡の“ターミネーター”講談映像解禁!!

 第一作がジェームズ・キャメロン(『アバター』『タイタニック』)の監督・脚本・ストーリーで製作され、大ヒットシリーズとなった『ターミネーター』(日本公開1985年)。

 その最新作に、シリーズの伝説的キャストであるアーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンの最強タッグ、そして、伝説の生みの親でありながら、シリーズ最大のヒット作『ターミネーター2』(日本興行収入95億円)以降、シリーズへの直接的な関与がなかったジェームズ・キャメロンが製作に復帰!

 更に『デッドプール』の大ヒットで世界中を驚かせたティム・ミラーがメガホンを取るという、ハリウッドを代表するヒットメーカーと注目の実力派監督の奇跡のタッグが実現!

 『ターミネーター2』の正統な続編を描くとして全世界から注目を集める『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、11月8日(金)より全国公開となる。

 一度は回避したと思われた人類滅亡の日”審判の日“。だが、その危機はまだ終わってはいなかった...。

 人類の命運を握る女性ダニーを守る謎の戦士グレースと、女性の命を狙う凶悪に進化を遂げた最新型ターミネーター REV-9(読み方:レヴ・ナイン)との壮絶な攻防。

 そして彼らの前に現れる、サラ・コナーとT-800。人類と地球の未来をかけた壮絶な戦いの火ぶたが、再び切って落とされる...。

 この度、新進気鋭の講談師で、本シリーズのファンでもある神田松之丞さんによる「ターミネーター」講談の映像が解禁となった。

神田松之丞による『ターミネーター講談』とはいったい!? 稀代の講談師が映画『ターミネーター』を大熱弁!_01
神田松之丞による『ターミネーター講談』とはいったい!? 稀代の講談師が映画『ターミネーター』を大熱弁!_02

ダダンダンダダン!神田松之丞 新作はまさかの「ターミネーター」!?

公開された映像には、神田松之丞さんによる激アツな「ターミネーター」オリジナル講談が映し出されている。

 ダダンダンダダン♪張り扇でターミネーターを象徴するテーマが鳴らされる。

 アーノルド・シュワルツェネッガー演じる「T-800」型ターミネーターの特殊メイクを施したその音の主は、“講談師”神田松之丞さん。

 恐らく史上初であろうこのターミネーターと日本の伝統芸能である講談の奇跡のコラボレーションだ。

 講談は、前作の『ターミネーター2』で松之丞さん自身が一番印象に残っていると話す、名シーンの下りからスタート。

 その絶妙なシニカルさと、ハッとさせられるような独創的な観点から繰り出される弁舌には思わず舌を巻く。

 そして語りは今作『ターミネーター:ニュー・フェイト』へ。新キャラクターの最凶新型ターミネーターREV-9 や、ニューヒロインでスーパーソルジャーのグレースを「ドロドロとがっしりロボットの2体に分かれる黒い奴!」(REV-9)、「メカではなく人間、強化人間なのでございます!」(グレース)と魅力たっぷりに紹介。

 更にはシリーズのレジェンド、サラ・コナーを、「人類の母」「スーパーアクティブシニア」と松之丞さん的な最上級の誉め言葉で称し、自身が一番好きなキャラクターだという「T-800」を「I'll be backの約束通り、我らがシュワルツェネッガーも帰ってきた!」と名台詞を交えながら熱く表現!!

 終始松之丞節を炸裂させ、本シリーズのファンならずとも、思わず身を乗り出して聞き入ってしまう程の熱量を持った講談界のスターによる激レアな映像となっている。

 ターミネーター講談を終えた松之丞さんは、開口一番「意外に張り扇(はりおうぎ)の「ダダンダンダダン」が合うなと」と、本シリーズのテーマ曲と張り扇の相性の良さを語りながら、「今までに前例のない講談になりましたが、面白い動画になっていると思いますよ」と、初挑戦の手ごたえを語る。

 今回『T2』の“ウルフィーの遠吠え”を題材にしたことに関して松之丞さんは、「生々しいというかリアリティがあったからですかね。講談でもそうで、“細部に神宿る”のように、細かいところが良く出来ている作品っていうのが好きなんです。もちろんシュワちゃんが最後に溶鉱炉に沈んでいくところも印象に残るんですが、そういうメインのところだけでなく、細かいところのやりとりがターミネーターってすごく面白い作品だなと思います」とそのポイントを語る。

 更にターミネーターメイクを施しての講談に関して「1時間半くらいかかりましたかね? これだけ凄いのを作って頂いて。特殊メイクをしてやるのが初めてだったので、それで高揚感というかテンションが上がりましたね。上がってないように見えるでしょうけど(笑)」と語り、松之丞さんらしい少し控えめな興奮をみせた。

 シリーズのファンである松之丞さんは、新作のニュー・フェイトが気になるようで、「これぞターミネーターっていうのをもう一回観たいなと思いますよね!」とやはり少し控えめに、しかし胸に熱い想いを秘めながら、本作への期待を露わにした。

 『ターミネーター2』の世界を踏襲しながらも、過去作を遥かに凌ぐ迫力とスピード感で進化した『ターミネーター:ニュー・フェイト』。

 映像の革命児として常にハリウッドリードし続けるジェームズ・キャメロンと、『デッドプール』のブッ飛んだ脚本と演出で一躍高い評価を得た実力派監督ティム・ミラーがタッグを組み描かれる「ターミネーター」の世界に、再び世界中が興奮させられることは間違いないだろう。

公開情報

  • タイトル:『ターミネーター:ニュー・フェイト
  • 公開表記:11月8日(金)全国ロードショー
  • 配給表記:ウォルト・ディズニー・ジャパン
  • 監督:ティム・ミラー
  • 製作:ジェームズ・キャメロン、デイヴィッド・エリソン
  • キャスト:アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ディエゴ・ボネータ