2019年9月12日(木)~15日(日)の期間(一般公開日は14日・15日)、千葉・幕張メッセにて開催された“東京ゲームショウ2019”。最終日の15日、カプコンブースにて、『PROJECT RESISTANCE(プロジェクト レジスタンス)』(以下、『プロジェクト レジスタンス』)のスペシャルステージが行われた。本稿では、同ステージの模様をお届けする。

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開発陣による実機プレイも披露された『プロジェクト レジスタンス』スペシャルステージをリポート【TGS2019】_01

 ステージには本作のプロデューサーである川田将央氏が登壇。まずは、『プロジェクト レジスタンス』が、CESA(コンピュータエンターテインメント協会)が主催する“日本ゲーム大賞2019(Japan Game Awards 2019)”の“フューチャー部門”受賞したことについて、来場者に感謝の言葉を述べた。

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「ゲームデザインが、これまでの『バイオハザード』シリーズと大きく違うので、皆さんに受け入れてもらえるのか不安でしたが、ブースで遊んでくださっているたくさんのお客様から“おもしろい”という声をいただいており、それが今回の受賞に繋がったのかなと思います」と川田氏はコメント。

 その後は基本的に、初日の12日、一般公開日の14日に実施されたステージと同様の流れで進行。まずは、本作の紹介が行われた。

 改めて本作の概要を説明すると、『プロジェクト レジスタンス』は、『バイオハザード』に登場する“ラクーンシティ”を舞台にした、非対称対戦サバイバルホラーだ。プレイヤーは人体実験から脱出を試みる4人の被験者“サバイバー”と、脱出を阻む実験者“マスターマインド”に分かれ、戦いを繰り広げていくこととなる。

 マスターマインドは、自由にゾンビやクリーチャー、そしてトラップを配置しながら、施設内の監視カメラを駆使して、サバイバーを追い込んでいく。また、直接ゾンビに乗り移ってサバイバーたちを攻撃することもできる。

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 サバイバーたちは、それぞれ特徴的なバックボーンが存在しており、それを反映したスキルを所持している。サバイバーはお互いの特徴を把握し、協力しながらプレイを進めていくことが、脱出のカギとなる。

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 本作では、タイムカウントがゼロになる前に脱出できればサバイバーの勝利、サバイバーの脱出を阻止できればマスターマインドの勝利となる。制限時間は、サバイバーがダメージを受けたりすることで減少。逆に、サバイバーが敵を撃退したり、扉のロックを解除することで残り時間を増加させることが可能だ。

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 ここで、『プロジェクト レジスタンス』開発陣による実機プレイへ。マスターマインドサイドでは、先に挙げたような、ゾンビやクリーチャーを的確に配置したり、タイラントを直接操作しながらサバイバーを襲うといった、マスターマインドならではのゲームプレイの魅力が紹介。また、サバイバーたちの脱出に必要なキーアイテムが設置されている部屋に、大量にゾンビを設置し、“モンスターハウス”のような状況を作りだすという戦略なども披露されていた。

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 サバイバーサイドでは、“ジャン”の特殊能力で、監視カメラをハッキングし、マスターマインドの視覚情報を一定時間奪っている間に、ほかのサバイバーたちがキーアイテムを奪取し、脱出を行うという、見事なCo-opプレイを実演していた。

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 実機プレイ終了後、最後に川田氏が「『プロジェクト レジスタンス』では、オフラインでのキャンペーンモードも実装予定ですので、そちらの続報も期待していただければと思います。また、、オンラインでの対戦に関しましても、我々も自身を持ってお送りできる内容になってきていると思いますので、ご期待ください」と会場にコメントし、ステージは締めくくられた。