2019年6月11日~13日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催される世界最大のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2019”。カプコンブースでは、PS4/PC向けのハンティングアクション『モンスターハンター:ワールド』(以下、『MHW:I』)のステージが行われた。その模様をお届け。

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』プロモーション映像2

合言葉は「HAPPY HUNTER(一狩りいこうぜ)!」

 E3初日となる2019年6月11日の午前11時(現地時間)。メディアがようやく入場可能になったこの時間に、カプコンブースでは『MHW:I』の“開発者ステージ”が行われた。登壇者は、おなじみのお二方。

  • 辻本良三氏(『MHW:I』プロデューサー)
  • 藤岡 要氏(『MHW:I』エグゼクティブディレクター/アートディレクター)
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』カプコンブースで辻本氏、藤岡氏両名による実機プレイが披露【E3 2019】_01
辻本氏(左)と藤岡氏(右)。

 記者がステージ前に駆けつけたときにはすでにステージはスタートしており、前線拠点セリエナの施設のひとつ“蒸気機関管理所”の実演が行われていた。燃料(ポイント)を消費して拠点で使われる蒸気を作り出すミニゲームがあり、手伝いの成果に応じてさまざまなアイテムもらえるとのこと。アイルーたちと受付嬢が協力し、蒸気を高めていく演出がかわいらしく、思わず見入ってしまった。

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』カプコンブースで辻本氏、藤岡氏両名による実機プレイが披露【E3 2019】_02
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』カプコンブースで辻本氏、藤岡氏両名による実機プレイが披露【E3 2019】_03

 辻本氏は、ビューモードを実演。こちらは、カメラの視点を動かしたり拡大・縮小ができ、スクリーンショットの撮影に適したモードだ(撮影はゲーム機本体の機能を使用する)。このモード中にハンターを移動させることはできないが、さまざまなジェスチャーは行える模様。拠点内だけでなくクエスト中もこの操作はできるそうだが、当然ゲームの進行は止まらないため、モンスターの攻撃を受ける可能性もある。あえてバフバロに突進させて「後ろ、後ろ!」と突っ込みどころのあるスクリーンショットを撮影するのもアリ?

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』カプコンブースで辻本氏、藤岡氏両名による実機プレイが披露【E3 2019】_04

 そして、お待ちかねのモンスター紹介。ステージ上で紹介が行われたのは、ティガレックス、凍て刺すレイギエナ、そしてメインモンスターである古龍、イヴェルカーナの3頭だ。さりげなくモンスターのアイコンも出ていたので、北米版の表記と併せて以下の写真をチェックしてほしい。

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』カプコンブースで辻本氏、藤岡氏両名による実機プレイが披露【E3 2019】_05
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』カプコンブースで辻本氏、藤岡氏両名による実機プレイが披露【E3 2019】_06
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』カプコンブースで辻本氏、藤岡氏両名による実機プレイが披露【E3 2019】_07

 藤岡氏によると、凍て刺すレイギエナは寒冷地に適応した個体だそうだ。もともと氷属性が特徴だったレイギエナが、より冷たい攻撃をくり出してくるのだろうか? イヴェルカーナも同じく氷属性の特性があるので、このあたりがストーリーにどう関わってくるのかが気になるところ。ティガレックスについては、辻本氏と藤岡氏のふたりによる狩猟の実演で解説が行われることに。クエストは拳を掲げて「一狩りいこうぜ!」……ではなく、「HAPPY HUNTING!」の掛け声とともにスタート。うーん、グローバル。『MHW:I』ではプレイヤーがふたりのときの難易度も調整されているそう。よく見ると藤岡氏が“オトモダチ”のモンスターを連れている。そのオトモダチは毛がモフモフした新しい小型モンスターだ。藤岡氏はその背に颯爽とまたがり、フィールドの奥地へと進み始めた。この状態では、オトモダチを操作しているのではなく、決められた目的地へ向かって勝手に進んでいるとのこと。背に乗ったハンターは、移動中に砥石などのアイテムを使用できるので、うまく使えば狩りの効率がよくなりそうだ。ちなみにこのオトモダチは、アイテム欄の“RIDER RIDE”(国内版ではオトモダチ騎乗?)というアイコンを選択して呼び出していた。ワンタッチで呼び出せるのも便利だ。ちなみに、モンスターに襲われている状態では呼び出せないそうだ。
 なお、オトモダチから飛び降りるとき、ジャンプ攻撃を行える。

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』カプコンブースで辻本氏、藤岡氏両名による実機プレイが披露【E3 2019】_08

 そしてついにティガレックスとご対面。クラッチクローからの攻撃で攻撃が通りやすくなる部位を攻撃してみせたり、壁に向かってぶっ飛ばしたりなど、新たに導入されたアクションを使いこなして、見事に討伐を完了してみせた。

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』カプコンブースで辻本氏、藤岡氏両名による実機プレイが披露【E3 2019】_09
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』カプコンブースで辻本氏、藤岡氏両名による実機プレイが披露【E3 2019】_10

 最後に、藤岡氏は「ティガレックスはシリーズファンにはおなじみで、初めての方にとっても新鮮な、狩りがいのあるモンスターです。E3に出展中の体験版は、このティガレックスのほか、完全新規モンスターのバフバロ、初心者向けのドスジャグラス狩猟もできます。ぜひ触ってみてください」と来場者に向けてアピール。辻本氏は「近日中に皆様に喜んでいただける情報を発信していきますので、ぜひ公式のSNSなどのフォローをお願いします」と締めくくった。

 このステージの模様はTwitchにて生放送が行われたが、後日カプコンチャンネルにアーカイブ配信されるとのこと。見逃した方は、こちらを楽しみに待とう。