アメリカ・ロサンゼルスで2019年6月9日(現地時間)に開催された、ベセスダ・ソフトワークスのショウケース“Bethesda E3 Showcase 2019”。そこで、第2次世界大戦を謎の超科学でナチスが勝利を収めた架空の世界を舞台にした人気FPS『ウルフェンシュタイン』シリーズの最新作、『Wolfenstein: Youngblood』のNintendo Switch/PS4/Xbox One/PC版の北米・欧州における発売日が2019年7月26日になったことを発表した。

『ウルフェンシュタイン』シリーズ最新作『Wolfenstein: Youngblood』北米・欧州で7月26日に発売決定。戦いの舞台は花の都・パリ!【E3 2019】_06

 高評価を獲得した『ウルフェンシュタインII: ザ ニュー コロッサス』の“その後”を描く、『Wolfenstein: Youngblood』。前作のストーリーから19年後の1980年、ナチスの占領下にあるフランス・パリが本作の舞台だ。

 第2次アメリカ独立革命の英雄であるB.J.ブラスコヴィッチがパリで消息を絶ったことで、彼から指導と訓練を受けて育った双子の娘、ジェスとソフが『Wolfenstein: Youngblood』の主人公となる。

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 今回のポイントは、CO-OP(協力)プレイが実現したこと。フレンドと遊ぶのも、AIをパートナーにソロで楽しむのもプレイヤー次第。ふたり用の圧倒的な武器“テスラガン”を駆使して、敵を爽快に蹴散らそう。前作を手掛けたMachine Gamesに、新たにArkane Studios Lyonが開発に加わっただけに、シューティングの完成度は間違いない。

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 また、本作はシリーズ史上最高の自由度を誇っており、パリの地下墓地の最奥に作られた作戦基地を拠点にして、さまざまな戦略でナチスの崩壊を企むことになるようだ。最先端の武器やアーマーも登場し、アビリティやガジェット、武器アタッチメントなどを自由に組み合わせれば、自分なりの戦いが実現できる。

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 1980年という時代設定にも注目したい。かの有名なランドマークも、落書きだらけで荒廃している姿を見せてくれるだけでなく、パリという舞台装置も活かした、どこか懐かしいけれど見たこともない世界が目前に広がっている。80年代ならではの重厚なシンセサイザーサウンドも要チェックだ。

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 昨年のショウケースで『Wolfenstein: Youngblood』とともに発表された、プレイステーション VRとPC VR向けのタイトル『Wolfenstein: Cyberpilot』。プレイヤーはハッカーとなってナチスの戦闘兵器のコックピットに乗り込み、フランスのレジスタンスを支援することになる。こちらの北米・欧州発売日も2019年7月26日になるとのこと。

 なお、『Wolfenstein: Youngblood』と『Wolfenstein: Cyberpilot』はともに、日本での発売は決定次第、あらためて発表される。日本発売を期待しつつ、続報を待とう。

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