1993年に発売され、FPSジャンルを確立したid Softwareの『Doom』。その25周年を記念してコアメンバーのひとりであるジョン・ロメロ氏が昨年発表した非公式の追加エピソード“SIGIL”の一般配信が開始された。
SIGIL’s free download is now available at https://t.co/vROsPy6Kay! Get it and start DOOMing again! #DOOM
— (@romero)
2019-05-31 12:38:36
“SIGIL”のプログラムは『Doom』のパッケージファイルであるWAD形式での配布となり、ダウンロードは無料で行えるが、プレイには『Doom』本体が必要だ。
一般的にWindowsマシンでプレイする場合、SteamやGOG.comで現在も販売されている『Ultimate Doom』と、現行PC環境に適した移植版『GZDoom』を組み合わせて使用するのがいいだろう。起動に成功すると、SIGILは第5エピソードとしてプレイ可能になる。
そして本作、名ギタリストのバケットヘッド(元ガンズ・アンド・ローゼズ)によるメタルなサントラも制作されている。こちらは無料版には含まれておらず、悪魔的価格である6.66ユーロで入手可能だ。ロメロ氏の公式サイトではそのほか、各種マーチャンダイズなども用意されている。
なお冒頭からジョン・ロメロ氏らしいオカルティックな悪魔趣味全開かつ、「初代『Doom』当時にはなかったジャンプやマウスルック禁止(※マウスによるカメラ動作を水平方向に限定)」という完全に玄人向けの仕様になっているため、オリジナル版を知らない人は面食らうかもしれない。
慣れていない人やすっかり忘れてしまった人は、まず通常ステージを動かしながら入力キーのカスタマイズなどを行っていくことをオススメする(デフォルトではそもそも移動がWASDキーになっていない)。