任天堂とLINEは、ゲームアプリ事業における協業に合意し、スマートフォン向けアクションパズルゲーム『Dr. Mario World(ドクターマリオ ワールド)』を2019年初夏に配信することを発表した。日本、アメリカなど約60の国と地域、日本語や英語など複数の言語でプレイできる作品となる予定。

 『ドクターマリオ』は任天堂が1990年にファミリーコンピュータとゲームボーイで発売したパズルゲームで、その後、さまざまな機種で発売されたほか、派生作の『細菌撲滅』なども登場。また、キャラクターとしての“ドクターマリオ”は『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにも登場している。本作『ドクターマリオ ワールド』は、価格が“ダウンロードおよび一部プレイ無料”とのことで、フリー・トゥ・プレイの形でスタートすることになりそうだ。

 なお、開発、運営には、NHN Entertainmentが参加するという。

以下は、メーカーリリースを引用して掲載

スマートデバイス向けゲームアプリ事業におけるLINE株式会社との協業およびアプリ配信のお知らせ

任天堂株式会社(本社:京都市南区、代表取締役社長:古川 俊太郎、以下任天堂)と、LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛、以下LINE)は、スマートデバイス向けゲームアプリ(以下ゲームアプリ)事業における協業について合意いたしました。また、両社はこの協業に基づき、共同でゲームアプリを開発、運営いたしますので、以下のとおりお知らせいたします。

1. 協業の内容
 任天堂は、独創的な娯楽商品を世界に向けてつくり続け、「マリオ」を代表とする多数のキャラクターを生み出し、ホームエンターテインメントの分野において、ゲーム文化の代名詞として世界に知られるブランドを確立してきました。また、2016年よりゲームアプリ事業を開始し、ビデオゲーム事業以上の幅広い国と地域のお客様に、任天堂IPに触れていただける機会を創出しています。
 LINEは、「CLOSING THE DISTANCE」をコーポレートミッションに掲げ、世界中の人と人、情報・コンテンツ、サービスなどのあらゆるものが、いつでもどこでも、最適な距離でシームレスに繋がる世界を目指しています。生活の全てが完結する「スマートポータル」を実現すべく、様々な領域においてサービスを展開し、コミュニケーションアプリ「LINE」における、アジア主要4地域(日本、台湾、タイ、インドネシア)の月間アクティブユーザー数は、1億6,500万人を超え、今もなお、成長し続けています。
 今回、両社はこれらの強みを活かし、共同で『Dr. Mario』をベースにした新しいアクションパズルゲーム『Dr. Mario World(ドクターマリオ ワールド)』を開発、運営することに合意しました。『Dr. Mario World』は、任天堂を配信元として、日本とアメリカを始めとしたグローバル市場に向けて、2019年初夏の配信を目指しております。
 なお、『Dr. Mario World』の開発、運営には、NHN Entertainmentが参画いたします。

スマホに『ドクターマリオ』配信決定。『ドクターマリオ ワールド』任天堂とLINE共同開発で2019年初夏に配信_01

2. 配信するゲームアプリの概要
タイトル Dr. Mario World(ドクターマリオ ワールド)
配信開始時期 2019年初夏
ジャンル パズル
価格 ダウンロードおよび一部プレイ無料
対応OS iOSおよびAndroid
配信国/配信地域 初期は日本、アメリカを含む約60の国と地域
対応言語 日本語、英語を含む複数の言語に対応
配信元 任天堂株式会社