“東京ゲームショウ”の企業ブースや、最新ゲームのリリース記念イベントなど、近年のゲーム関連イベントでは、人気キャラクターに扮して会場を盛り上げる公式コスプレイヤーの存在が大きく注目されている。そこでファミ通.comでは、各種ゲーム関連イベントを取材して見つけた、ハイレベルな美人コスプレイヤーにクローズアップ！ 彼女たちの撮りおろし写真＆インタビューを、全7回の年越し連載企画として順次アップしていく。
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第1弾となるこちらの記事では、“コミックマーケット95”（2018年12月29日～31日、東京ビッグサイトにて開催）にも参加する人気コスプレイヤー・火将ロシエルさんが登場。コスプレへのこだわりや、ゲームに関するエピソードをたっぷり語ってもらった。
7日連続企画初日のゲストは火将ロシエル（@Kasyou3roshieru）さん！
『閃乱カグラ』『FGO』で公式レイヤーに就任
――本日の衣装は、『閃乱カグラ』シリーズの主人公・飛鳥ですが、こちらは企業側で製作された公式衣装だそうですね。製作の過程で、ロシエルさんの意見が反映された部分はありますか？
ロシエル オーダーメイドで寸法を測りながら作っていただいたんですけど、シルエットがきれいに写るように、ウエストはかなり絞ってもらいました。それとこの衣装の場合、スカートとソックスのあいだの“絶対領域”をいかに再現するかが重要なので、何センチ開いているのが理想的か、細かく計算しながら調整しました。ひざの上にちょっとだけ太もものお肉が乗るように、あえてきつめのソックスを用意してもらったのも、こだわったポイントです。
――そうしたこだわりに対して、ファンの方たちの反応はいかがでしたか？
ロシエル 「似合っているよ」とか、「細かいところまでこだわっているね」と言っていただけました。自分がこだわった部分を褒めていただけたので、素直にうれしかったです。
――コスプレをする際、キャラクターの表情や仕草も研究したりするのですか？
ロシエル そうですね。イベントの数日前から、もういちどアニメを見直したり、ゲームをプレイして、印象的なポーズや表情を調べるようにしています。どんな性格のキャラクターなのか把握しておけば、咄嗟の場合でも、そのキャラクターらしく立ちまわれるので、下調べには時間をかけています。
――ロシエルさんといえば、『Fate/Grand Order』のジャンヌ・ダルクの公式コスプレイヤーも務められていますが、こちらの衣装も思い入れが強いのでは？
ロシエル 約4年間、務めさせていただいています。こんなに長く、ひとりのキャラクターのコスプレを続けたことはなかったので、私にとってもジャンヌは特別な存在ですね。全国で開催されるイベントに帯同して、大勢の『FGO』ファンの方たちとの交流もあって。本当に思い出深い衣装です。
――趣味でコスプレをされていたときは、どういった基準でキャラクターを選ばれていましたか？
ロシエル ロングヘアのキャラクターが好きなので、髪の長さを基準に選ぶことが多かったですね。それと、キャラクターの色も意識していました。人によって、合う色と合わない色があるんですよ。私の場合、緑がぜんぜん似合わなくて……。逆に、シルバーだとしっくりくるので、銀髪のキャラクターを選ぶことが多かったですね。
――今後、コスプレをしてみたいキャラクターがいれば教えてください。
ロシエル 中性的な雰囲気の男の子のコスプレに、前々から興味があって。『HUNTER×HUNTER』のキルアが好きなので、いつか挑戦してみたいです。それと、私の名前の由来でもある、『天使禁猟区』のロシエルのコスプレもやってみたいです。
ロシエルさんお気に入りのカットもチェック！
（写真は過去に撮影されたもの。本企画の撮り下しではありません）
『メタルギア ソリッド』から『シェンムー』まで幅広くプレイ！
――もともと、ゲームはお好きでしたか？
ロシエル 大好きです！ 家族が全員、ゲーム好きなので、スーパーファミコン以降に発売されたハードは、ほぼ家にあります。ネオジオやドリームキャストのソフトも、かなりやり込みました。
――これまでに遊んだことのあるゲームの中で、思い出深いタイトルを教えてください。
ロシエル 『モンスターハンター 2nd G』ですね。兄が友だちと遊んでいるのを見て、めちゃくちゃおもしろそうで。兄が出かけているあいだに、こっそり自分のデータを作って楽しんでいました。そこからシリーズにハマって、『モンスターハンター：ワールド』まで、全作プレイしています。それと『メタルギア ソリッド』シリーズも好きで、こちらもナンバリングタイトルは、すべて遊んでいますね。あまりにも好きすぎて、プレイステーション3とプレイステーション4は、どちらも『メタルギア ソリッド』の同梱バージョンを購入しました。
――『モンスターハンター』シリーズは、コスプレもされていましたよね。
ロシエル キリン装備やヒーラーU装備のコスプレをしたことがあります。兄がフィギュアの造形師なので、装飾の作りかたを教えてくれるんですよ。双剣、弓といった武器も自分で作りました。“華奢な女の子が大きな武器を持っている”というシチュエーションが好きなので、『ファンタシースターポータブル2 インフィニティ』のナギサのコスプレにも挑戦したことがあります。
――ちなみに、2018年にドリームキャストが20周年を迎えましたが、同ハードでお好きなタイトルはありますか？
ロシエル 『シェンムー』シリーズですね。パッケージに惹かれて購入したら、ものすごくおもしろくてハマりました。初めて体験するオープンワールドゲームだったし、通行人に話しかけるたびに、会話の内容が毎回変わるところも画期的で。ずっと続きが気になっていたので、『シェンムーIII』の発売がいまから楽しみです。もちろん、先日発売された『シェンムーI&II』もプレイ中です！
――そんなロシエルさんが、2018年にもっともハマったゲームは何でしょう？
ロシエル 『スプラトゥーン2』にハマりました。よく、従兄弟と遊んでいるんですけど、陣営を広げるのは任せて、私はひたすら突撃していますね（笑）。近距離でガンガン戦うのが好きなので、武器はクラッシュブラスターがお気に入りです。それといまは、『JUDGE EYES：死神の遺言』もがっつりプレイしています。
――2019年に遊んでみたいゲームはありますか？
ロシエル 2019年発売かはわかりませんが、今後発売されるゲームでは『DEATH STRANDING（デス・ストランディング）』がおもしろそうですね。なんといってもコジマプロダクションの最新作ですし、主人公を演じるのが『ウォーキング・デッド』で有名なノーマン・リーダスという俳優なので、期待してしまいます。日本語吹替で水樹奈々さんが参加されているのも、個人的にうれしいポイントです。
――最近はお忙しく、なかなかお休みも取れないと思うのですが、休日はどのように過ごされていますか？
ロシエル 趣味で遊んでいるゲームのほか、お仕事で関わらせていただいているゲームもたくさんあるので、家にこもって、それらをひたすらプレイしていますね。ちゃんと遊んで、そのゲームについて知っていないと、イベントでユーザーさんとお話しする際に、しっかり受け答えができないので。
――プロとしてのこだわりが感じられるエピソードですね。ゲーム以外にも、最近ハマっていることはありますか？
ロシエル 音楽ゲーム好きが高じて、ドラムを始めました。期間限定ですが、バンドを組んでライブにも出演させていただいて。いまでも時間があるときは、スタジオに通って2時間くらい叩いています。家でも練習できるようにドラムセットを買いたいんですけど、コスプレ衣装が多すぎて置けないので、泣く泣く諦めました。
――貴重なお話、ありがとうございます。それでは最後に、2019年の目標を教えてください。
ロシエル “コプルト”というプロダクションを立ち上げて、メイドカフェの運営やバンド活動にも取り組んでいますが、それだけにとどまらず、もっといろんなことに挑戦したいと思っています。それとコスプレイヤーの中には、趣味の範囲で留めておくにはもったいないくらい、才能のある人も大勢いるので、そういった人たちがさらに活躍できるような環境作りにも取り組みたい……というのが、現時点での大きな目標です。2019年も引き続き、よろしくお願いします！
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