“世界に一番のワクワクを届ける”ために、あらゆるエンタメにチャレンジするf4samuraiを訪問!【ファミキャリ!会社訪問(68)】_08

“ファミキャリ!会社探訪”第68回はf4samurai

 ファミ通ドットコム内にある、ゲーム業界専門の求人サイト“ファミキャリ!”。その“ファミキャリ!”が、ゲーム業界の最前線で活躍している、各ゲームメーカーの経営陣やクリエイターの方々からお話をうかがうこのコーナー。今回はf4samuraiを訪問した。
 このコーナーには2度目の登場となるf4samurai。“世界に一番のワクワクを届ける”ことを企業理念とし、現在では『オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-』や『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』など、スマートフォン向けに多くのヒットタイトルを送り出している。今回は起業メンバーのひとりである松野洋希氏と、異業種からの転職となる森田桂介氏に話を聞いた。

松野 洋希(まつの ひろき)

f4samurai
最高技術責任者

森田 桂介(もりた けいすけ)

f4samurai
テクニカルエンジニア

約10年前の起業時、伸びていく可能性を感じたゲーム事業

――最初におふたりの経歴から教えてください。

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最高技術責任者
松野 洋希氏

松野最初に野村総合研究所という、金融系の開発で有名な会社に入社しました。そこでは技術支援部隊といいますか、社内の技術プロジェクトメンバーに技術支援に行くといったチームに所属していたので、システムを使っているお客様からはいちばん遠い位置にいたことになります。ですので、自分のやったことがどのように活かされているのかが見えづらかったこともあり、直接お客様と接したり、いただいたご意見をもとにさらによりよいモノを作るような仕事をやりたいと思い、起業することにしました。当時、代表の金(代表取締役(CEO)の金哲碩氏)も同じ会社にいて、何か新規事業をやりたいと考えていたのですが、最初はゲームとは関係なかったんですよ。候補としては、ブライダル事業などがありましたね。その名残で、当初は会社の事業内容に含まれていました(笑)。

――ブライダル事業をやるご予定はあったのですか?
松野一応、最初はありましたね(笑)。そのつもりで事業内容に加えていましたが、結局1回もやることはありませんでした。そのほかには、レンタサイクル事業などの計画もありました。実際に起業するかどうかという時期にソーシャルゲームが注目を浴び始めて、今後はそうやって伸びていく業界のほうが動きがダイナミックでおもしろいと思ったので、事業としてゲームを選択しました。そういう意味では、創業したメンバーがみんなゲームが大好きかというと、そこまで好きだというわけではないのです。ユーザーさんに喜んでもらえる、おもしろいと思っていただけるものは何かと考えたときに、それが“ゲーム”だったわけです。

――起業されたのが2010年ですから、会社を設立しようと思われたのはその前、いまから約10年前くらいでしょうか。
松野そうですね。2008年か2009年くらいにいろいろとみんなで考えをめぐらせて、それから約1年は金たちとディスカッションをしていました。ちょうどソーシャルゲームが盛り上がる波とうまく合致した感じがします。

――森田さんの場合は?

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テクニカルエンジニア
森田 桂介氏

森田私はf4samuraiに入社して、約2年半になります。以前はゲームとは全然関係のない仕事をしていて、金融系や受託開発をメインとした会社で仕事をしていました。

――f4samuraiに転職したのは、どういった理由からですか?
森田転職のサイトに登録していて、それで声を掛けてもらったのがきっかけと言えばきっかけになります。じつはゲーム業界への転職は全然考えていなかったのですが、それまで使っていた“Java言語”での開発技術が活かせるということもあって、ゲーム業界もありだと考えました。

――松野さんは森田さんの採用にも関わっていると思いますが、第一印象はいかがでしたか?
松野僕たちが使っている“Java”という言語は、エンタープライズ分野(大企業・中堅企業向け)でよく使われる言語なのです。ゲーム業界で働いている方はあまり使用していなくて、Javaのスキルを見て採用に至った次第です。森田の場合は、いちエンジニアではなく、前職でも踏み込んでいろいろなシステムをやってきたので、弊社としてはぜひ入ってほしい人材でした。

――ゲーム業界は考えていなかったとのことですが、f4samuraiがゲーム会社だと知ったときは、どのような感想でしたか?
森田仕事の本質的な部分は、じつは前職とはあまり変わっていません。ただ、スピード感は全然違います。f4samuraiでは毎週リリースなど、いままでではありえないサイクルで機能が追加されて、そういったスピード感は違うなと思いました。

――最初は戸惑いもあったと思いますが、いまはもう慣れましたか?
森田いやぁ……(苦笑)。まだ慣れていないことのほうが多いですね。