2018年12月6日にNintendo Switch向けのパッケージ版が発売された2Kの『シドマイヤーズ シヴィライゼーションVI』。同作の発売記念イベントが12月12日、東京・池袋のゲームシアター×イタリアンカフェ&バー“STORIA(ストーリア)”にて行われた。
『シドマイヤーズ シヴィライゼーションVI』はゲームデザイナー、シド・マイヤー氏が礎を築いたストラテジーゲーム。実在した24人の歴史上の指導者からひとりを選び、紀元前4000年から21世紀まで国家を築いて、文明として反映させていくことになる。
イベントにはお笑い芸人のスリムクラブ(真栄田賢さん、内間政成さん)、しずる(池田一真さん、村上純さん)の2組と、『シヴィライゼーション』シリーズに詳しいフリーライターの徳岡正肇さんが登壇。『シドマイヤーズ シヴィライゼーション』シリーズの解説や、体験プレイなどが行われた。
本稿ではこのイベントの模様をリポートしていく。
国家を築く楽しさと難しさに一喜一憂
イベントが始まるとまずはトークコーナーへ。まずは、ゲーム経験を聞かれた芸人さんたちだが、池田さんはFPSをメインに幅広くプレイしているとコメント。『レインボーシックス シージ』や『コール オブ デューティ』シリーズが好きと話すと、会場からは「おぬしやるな」といったふうのどよめきが。そんな池田さんが「この人はゲーム好き」と認めているのが真栄田さんで、なんとすべてのハードを持っているのだという。
ちなみに、真栄田さんは子どものころにハドソンが行っていたゲームキャラバン(なつかしい!)の沖縄大会に参加したそうだが、決勝まで残るもプレッシャーに負けて最下位になってしまったのだという。あまりのショックで人気もすっかりなくなった会場でひとりうなだれ続けていると、ふと近づいてきた人影が。それが当時人気絶頂の高橋名人だったという。名人は「君の人生がゲームオーバーになったわけじゃないから、早く帰りなさい」と慰めてくれるのかと思いきや、撤収のさまたげになるから帰宅を促されたとのこと。嘘か真か、(ほとんどネタになっているような気がするが)楽しいエピソードが披露された。
さて、肝心の『シヴィライゼーション』シリーズに関しては、4人ともあまりプレイしたことがないということで、徳岡さんによる“シヴィライゼーション講座”が行われることに。徳岡さんより、『シヴィライゼーション』シリーズは架空の世界(シド星)が舞台で壮大な歴史のもうひとつのストーリーが描かれていくといった概要部分から、Nintendo Switch版の特徴としてタッチ操作ができることや、最大4人までのマルチプレイが楽しめることなどが説明された(ただし、同一アクセスポイントにつなぐ必要がある)。
といった説明を受けて、4人が実際に『シドマイヤーズ シヴィライゼーションVI』を体験プレイすることに。指導者はそれぞれ、池田さんが始皇帝、村上さんがクレオパトラ、真栄田さんは北条時宗、内間さんはガンジーで遊ぶことになった。
徳岡さんのアドバイスを受けながら4人は領地を開拓し、ユニットを制作。ゲームに不慣れという内間さんが少し遅れるも、3人がツッコミを入れるなど、和気あいあいとした雰囲気でゲームが進んでいった。
あっというまのゲーム体験が終わると、4人ともかなりゲームを楽しんでいたようで、とても名残惜しい様子。とくに、内間さんは、使用していたガンジーが象を率いることができることを徳岡さんに聞いて刺激を受けたようで、「つぎに遊ぶときもガンジーを使います。そして象を使います」と話して、会場から笑いが巻き起こる場面もあった。
芸人さんのトークのあとは、来場者の方が参加できる『シヴィライゼーション』シリーズに関するクイズ大会も行われた。クイズに最後まで残った3人にはNintendo Switch版のゲームソフトがもらえるということもあり、大会は大いに盛り上がっていた。