ベセスダ・ソフトワークスのマルチプレイ対応オープンワールドRPG『Fallout 76』で、12月度に配信予定の2つのパッチの情報が公開された。

 今回の注目は、もっとも大きい要望として早くから対応を予告されていた収納箱(スタッシュ)の容量拡張だ。12月4日配信予定のパッチで従来の400から一気に1.5倍の600に拡張され、安定性を確認しつつ今後さらに拡張予定とのこと。

4日のパッチではパワーアーマーが脱げない現象などにも対処

 12月4日のパッチではそのほか、ボス級キャラクターを倒した場合のドロップアイテムやクライオレーターの効果などに手が入るほか、重量オーバー時のリスポーン仕様や、一部で報告されている“パワーアーマーが脱げなくなる現象”などの修正が行なわれる。

収納箱の容量を増加: 収納箱の容量に関するご要望を多くいただいたため、最大容量を400から600まで拡張します。大幅な増加ではありませんが、ゲームの安定性に悪影響を及ぼさないことが確認でき次第、さらに容量を増やすことを検討しています。

ボスのドロップ: プレイヤーがボスを倒した後は、クリーチャーの難易度とレベルに応じて必ず2~3点のアイテムを取得することができます。

クライオレーターの効果: クライオレーターの攻撃を受けたプレイヤーは、ヒット数に応じて凍結、冷却、氷結のいずれかの状態異常になります。また、これらの状態異常による移動スピード低下効果の持続時間も2時間から30秒に変更されます。

重量オーバー時のリスポーン: 重量オーバー時に死亡したプレイヤーはVault 76でしかリスポーンできない現象を解消します。今後は、重量オーバーのプレイヤーは最寄りのマップマーカーでリスポーンすることができます。

パワーアーマーが脱げない現象: プレイヤーがパワーアーマーを脱げなくなる現象に対処します。この現象が起こり得る状況は他にもいくつか存在することを確認しており、引き続き調査を進めていく予定です。

『Fallout 76』12月4日のパッチで収納箱容量を600へ拡張し、パワーアーマーが脱げなくなる現象などにも対処予定。翌週のパッチではCAMPの仕様も一部変更_01
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11日のパッチではC.A.M.P.がより置きやすくなり、S.P.E.C.I.A.L.の振り直し機能なども

 そして12月11日に配信予定のパッチでは、プレイヤーキャラクターの能力を規定するS.P.E.C.I.A.L.や、拠点として設置できるC.A.M.P.(以下、キャンプ)の仕様も改善される予定。

 まずキャンプについて。これまでの仕様では、サーバー接続時にすでにそのワールドにいるプレイヤーのキャンプと保存されている自分のキャンプの範囲が被った場合、自分のキャンプが図面として一旦しまわれ、どこかに置き直さないといけないという仕様だった。

 11日のパッチでは、サーバー接続時にキャンプの位置が被っているのがわかった場合はその旨がまず通知され、“同じサーバー内に自分のC.A.M.P.を設置できる位置があれば、C.A.M.P.を設置した状態でそちらに移動”、または“その位置が空いている新しいサーバーへと切り替え”が選択できるようになるという。

 さらにキャンプの新機能として小さい障害物の除去が可能になり、ブルドーザー機能で整地も可能に。これにより“置けそうで微妙に置けない”スポットの利用が大分楽になるのではないだろうか。

 そのほか、レベル50でS.P.E.C.I.A.L.ポイントの振り直しが選択できるようになったり、PC版でボイスチャットのプッシュ・トゥ・トーク機能(キーを押している間だけ有効になる)、同じくPC版の21対9のウルトラワイド画面への対応や視野サイズの設定機能の追加などが予告されている。

PC版の仕様追加: 今回の更新により、PC版ではボイスチャットのプッシュトゥトーク設定、21:9画面解像度の対応、および視野サイズの設定が追加されます。

S.P.E.C.I.A.L.ポイントの振り直し: レベル50以降は、新しいPERKカードを取得するか、過去に使用したS.P.E.C.I.A.L.ポイントを再度振り分けるか、選択できるようになります。

ログイン時のC.A.M.P.の位置: サーバーへのログイン時に他のプレイヤーが自分のC.A.M.P.の位置を使用している場合に自分のC.A.M.P.が自動的に図面状態に戻るという仕様を変更します。今後は他のプレイヤーがその位置を占有しているという通知を受け取れるようになり、同じサーバー内に自分のC.A.M.P.を設置できる位置があれば、C.A.M.P.を設置した状態でそちらに移動できるようになります。C.A.M.P.の位置を変更しない場合は、その位置が空いている新しいサーバーへと切り替えられます。

ブルドーザー: 新しいC.A.M.P.機能で小さい木、岩、その他障害物を除去することが可能となり、C.A.M.P.を好きな時に好きな場所に建造・設置することができます。ブルドーザーで周辺エリアを整え、C.A.M.P.をさらに居心地の良い場所にすることもできます!