アメリカのシアトルで開催中のゲームイベント“PAX WEST”で、フロム・ソフトウェアの怪作アクションをリマスターした『METAL WOLF CHAOS XD -メタルウルフカオス-』がプレイアブル出展されている。

 試遊台が出ていたのは、本作の海外展開を行うインディーパブリッシャーのDevolver Digitalのブース(日本ではフロム・ソフトウェアがパブリッシング予定)。

 同パブリッシャーが米国未発売だった本作をリリースしたかったという動機で始まった本プロジェクト、ついに一般のアメリカゲーマーが参加可能なイベントでプレイアブル出展ということに相成った。そう、遊べるのである。イエスウィーキャン、レッツパーティー!(XDでも搭載武器にクラッカーがあるよ)

アメリカよ、これがアメリカ大統領だ。『メタルウルフカオス XD』がシアトル上陸【PAX WEST】_03
残念ながら発売時期が少し延期になったが、ついにアメリカ国民のゲーマー諸君の前に見参。

 デモのステージに採用されていたのは、グランドキャニオンを舞台にした“血と硝煙のアリゾナ作戦”。第47代アメリカ合衆国大統領マイケル・ウィルソン・Jr.として自らパワードスーツ“メタルウルフ”に乗り込み、ならず者のクーデター軍団が占拠した峡谷を進んでいくのだ!

 ワイドスクリーン対応やテクスチャーの高解像度化、エフェクト表現の向上などが行われている本作だが、ゲームの基本は変わらない。PC用ゲームコントローラーで遊んだのだが、もともと割と素直なTPS系のコントロール設計なこともあって、あまり困ることもなくすんなりプレイできた。

 強いて言えばBボタンが武器交換なのだが、最近のゲームでは回避に使われていることが多いので、つい回避のつもりで武器メニューを開いてしまったりはするが、まぁそれは感覚が慣れるまでの話である。

アメリカよ、これがアメリカ大統領だ。『メタルウルフカオス XD』がシアトル上陸【PAX WEST】_01

 肝心のアメリカ人の様子としては、なぜか本作のことを知っているアメリカンゲームオタクはニヤニヤ、たまたま通りがかっただけのヤングなゲーマーはそのぶっ飛び具合に目を白黒させながら遊んでいるようだった。

 なお本作、残念ながら2019年中頃に発売が延期されてしまった。現状ではまだレーダー機能がついていなかったので、発売までになんとかしてもらいたいものである。メカ・アメリカ大統領・グレート・アゲイン!

アメリカよ、これがアメリカ大統領だ。『メタルウルフカオス XD』がシアトル上陸【PAX WEST】_02
E3での発表当時の画像。レーダーが見当たらないのは今回のデモでも変わらず。発売までにはつけてほしい。