新作『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』がすぐわかる、発表内容ひとつ残らず総まとめ!【E3 2018】_05

 2018年6月13日、“Nintendo Direct:E3 2018”において、Nintendo Switch用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の情報が一挙に公開された。

 既報の通り、“全員登場”を掲げて、シリーズ登場ファイターが全員、一堂に集まるという本作。前作でDLCになっていたファイターや、過去作品に出たことがあるファイターが、全員もれなく出てくるとのことで、まさに“スペシャル”な作品となりそうだ。

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新作『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』がすぐわかる、発表内容ひとつ残らず総まとめ!【E3 2018】_06

 多彩な新規要素に加えて、細かい変更箇所は数千、数万にも及ぶという本作。短い映像内で怒濤のように新情報が公開されたため、混乱している人も多いのでは? ここで、今回発表された内容をまとめておこう。

【全般的な情報】

  • 2018年12月7日発売予定。
  • 新たなファイターとして“インクリング”、“リドリー”が参戦。
  • ダッシュファイターとして“デイジー”参戦 。
  • 最初から出てくるファイターは、64版並みに少なくなるかもしれない。使えるようになる条件はやさしくして、いろいろなファイターをどんどん味方にしていくようなおもしろさも持たせる。
  • これだけ多くのファイターを登場させているだけに、「新規参戦ファイターの追加についてはあまり期待しないでください」(ディレクター・桜井政博氏)とのことだが……?
  • アシストフィギュアのうち、攻撃を加えられるタイプのものは、戦ってダメージを与えて撃墜し、ポイントを獲得できるように。50種以上のアシストフィギュアの中には、ボンバーマンの姿も?
  • クラウドのリミットゲージや、むらびとのしまう等、あると便利な情報は画面下方につねに出るように。
  • 8人対戦も健在。
  • ステージはすべて戦場化、終点化が可能に。
  • 新デザインのゲームキューブコントローラが発売決定。
  • 前作対応のamiiboはすべて使用可能。キャラクターが同じであれば、『スマブラ』以外のamiiboも対応させる。前作のFP(フィギュアプレイヤー)を引き継ぐことも可能。
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【アクションに関する変更点】

  • 空中回避は少し動けるように。
  • 地上、空中含め、回避を使いすぎると、無敵時間が短くなっていくように。
  • Aボタン+ジャンプボタンで、小ジャンプ攻撃をいつでも出せるように。A+Bボタンでスマッシュ攻撃を出せるのは前作と同様。
  • ジャストシールドは、シールドボタンを放したときに出るように変更。リスクが大きくなるため、しっかり狙って使う必要がある。
  • 1on1では、多人数戦のときよりも受けるダメージ量が大きくなった。これにより、対戦のテンポ感が上がる。
  • タイム制において、もっとも得点を取っているファイターが、たまに光るように。

【全ファイターに共通の変更点】

  • 最後の切りふだは、全員スピーディーに終わるように変更。また、変身してふつうの攻撃をする切りふだは全面撤廃。
  • 1on1における強力な打撃にはスロー演出がかかる。
  • ファイターたちの表情がより豊かに。
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 以下、ディレクターの桜井政博氏が、各ファイターについてコメントした内容もまとめておこう。

インクリング
相手にペイントをすると、相手がふだんよりも大きなダメージを受けるようになる。スマッシュ攻撃や必殺ワザで、スプラシューター、スプラッシュボム、スプラローラーなど一部の武器を使用可能。最後の切りふだではメガホンレーザーを使用。インクが切れることがあるが、シールド中にBボタンで補充できる。
ガールだけでなくボーイも選べる。コスチューム8種で、それぞれインクの色も異なる。
アシストフィギュアにシオカラーズも追加。ライブにより画面がどんどん近づいてくるため、ミスになる範囲が狭くなっていく。
マリオ
使いやすさは相変わらず。少しだけ最新作のネタが入っている。ウェディング姿、ビルダー姿のマリオも登場。
リンク
ブレス オブ ザ ワイルド』英傑の服で登場。バクダンはリモコン式に。最後の切りふだは古代兵装の弓矢。2Pカラーで、息吹の勇者も選べる。
アイスクライマー
ふたりでひとり。ナナを倒されたらピンチなので、仲よくしましょう。
アイク
スマブラX』では『蒼炎』版、『スマブラ for』では『暁』版だったが、今回は両方使用可能に。声はこっそりわずかに演技分けがされている。
ピカチュウ
しっぽがハート型のメスのピカチュウが入った。じつはマスク・ド・ピカチュウもメス。
フォックス
デザインは『スターフォックス ゼロ』風に一新。最後の切りふだはかなり変更。
ファルコ
最後の切りふだは、統率の取れたフォックスとは異なり、入り乱れて飛ぶ。ランドマスターは廃止。
リュウ
1on1で戦っているときに限り、原作同様、相手の方向を向きっぱなしになるようになった。コマンド暴発が減るはず。
サムス
溜め系のワザは、空中でも溜められるように。ジャンプや回避でキャンセルできるが、相応のスキが生まれる。
マルス
マーベラスコンビネーションがかなりスピーディーになり、もりもりつながる。ロイやルキナもも同じ。声はひさびさに新録している。
スネーク
10年ぶりの登場。シャドーモセス島ステージも復活。
デデデ
最後の切りふだは金網デスマッチ風で、ミサイル放射からのジェットハンマーアタック。
ピチュー
スマブラDX』からの復活ファイター。電撃はみずからにもダメージを与えるので注意。
ゼルダ
神々のトライフォース』のデザインに。元気があってかわいい仕上がりになっている。最後の切りふだは、“知恵のトライフォース”という封印ワザ。
ソニック
スーパーソニックは、そのイメージ以上のスーパースピードに。とにかく速い!
パックマン
負けじとスピードアップ。画面の端から端へループする。
ポケモントレーナー
ゼニガメ、フシギソウ、リザードンを連れて帰ってきた。戦闘中にポケモンを切り替えることもできるが、切り替えなくてもデメリットはない。女の子トレーナーも選べるように。
キャプテン・ファルコン
1on1における強力な打撃にはスロー演出がかかる(キャプテン・ファルコンに限らず)。指折りのアクシデントステージ“ビッグブルー”が復活。
クラウド
今回も『ファイナルファンタジーVII』オリジナル版と、『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』版の2種類から選べる。画面下方に、つねにリミットゲージを表示するように。
ルフレ
サンダーソードや魔道書の寿命が表示されるように。
むらびと
男女8人のパターンがある。アイテムや飛び道具を拾っていることが表示され、わかるように。
クッパ
ギガクッパの攻撃がかなり変わった。『ヨッシーアイランド』のクッパのような巨大さに。
Mr.ゲーム&ウォッチ
ゲーム&ウォッチの各種攻撃を使うが、見た目を原作よりに。より激しく変化が楽しめる。
こどもリンク
『スマブラDX』以来の参戦。リンク3人(リンク、こどもリンク、トゥーンリンク)が揃いぶみするのは初。
ウルフ
10年ぶりの登場。デザインは『ゼロ』をベースに一新。各種要素もだいぶ変わっている。
カービィ
いつも通りの“丸さ”だが、ストーン能力にひとネタ加えてある(『BotW』の宝箱型のストーンになったり?)。全員分のコピー能力があるので、ファイターが過去最高に多い本作では、開発にはたいへんな苦労が。
シュルク
モナドアーツの切り替えは、従来の“ボタンで送る”形から、“ボタン押しっぱなしでダイレクトに選ぶ”方式に変更。サッと切り替えられて便利。フィオルンも登場する。
ガノンドロフ
とくに人気の『時のオカリナ』時代のデザインに。“魔王ガノン”に変身する。
Miiファイター
頭身が少し上がった。格闘タイプ、剣術タイプ、射撃タイプの3種類それぞれ、アクションを強化。声は12種から選べるように。ネット対戦に対応することを検討中。
ピット
最後の切りふだは、前作では三種の神器だったが、今回は光の戦車に搭乗する。
ゼロスーツサムス
最後の切りふだは、前作はコックピット視点だったが、今回はサムスのパワードスーツをまとってのレーザー照射に。
ピクミン&オリマー
ダメージを加えられると、頭の風防にヒビが入るように(すぐに直る)。
ベヨネッタ
『1』と『2』のコスチュームがあり、それぞれでよく聞くと銃の発射音なども少し違う。ロダンもアシストフィギュアとして登場。最後に武器をくれることも。
ワリオ
最後の切りふだのワリオマンを大きく変更。
ドンキーコング
最後の切りふだは、従来のタルコンガではなく、ジャングルビート的な連続パンチに。表情がより豊かに。
リトル・マック
最後の切りふだは、変身系ではなく、ギガマックによるラッシュに。
ネス
ポーラとプーが応援してくれる。ジェフはアシストフィギュアとして続投。
リュカ
クマトラとボニーが応援してくれる。
Wii Fit トレーナー
顔がけっこう変わっている(原作スタッフ側の要望に基づいたもの)。
ロックマン
ロックマンのステージは、前作3DS版、WiiU版のギミックを統合。最後の切りふだでは、ブルース、フォルテが支援してくれる。
パルテナ
必殺ワザは各1種類に絞った。↓必殺ワザは、反射板とカウンターを兼ねたものに。
ロボット
脊椎の部分に、ホバーの残り燃料を表すゲージが追加された。
ルキナ
ブラックピット
基本的な体術がほかのファイターをもとに作られている“ダッシュファイター”。
デイジー
ピーチのダッシュファイター。仕様はおおむねピーチと同じだが、キャラクター性はだいぶ異なる。

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そのほかのファイターたち
 今回、参戦の発表はされたものの、解説をされていないファイターたちもまだだまいる。そんなファイターたちをざっと列挙しよう(順番は映像での登場順)。

シーク
メタナイト
ミュウツー
ピーチ
プリン
ロイ
ディディーコング
ルカリオ
ゲッコウガ
ドクターマリオ
ロボット
ダックハント
カムイ
クッパJr.
トゥーンリンク
ロゼッタ&チコ
ルイージ
ヨッシー

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 なお2018年7月13日より、日本での予約受付が開始となることも明らかになっている。発売日の2018年12月7日までにはまだ余裕はあるが、購入のあてがつかないまま、気づいたら発売日に……なんてことにならないよう、予約はお早めに!

 また、ファミ通.comでは『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』を実際にプレイしたリポートなどを掲載中。こちらも合わせて読んでほしい。