Kitfox Gamesの『Boyfriend Dungeon』は、2019年にリリース予定のダンジョン探索アクションRPG。対応プラットフォームは今の所PCが決まっており、日本語ローカライズも予定されている。
今回関係者の厚意により、5月12・13日に京都で開催予定のインディーゲームイベント“BitSummit”に出展予定のプロトタイプバージョンを体験できたので、その内容をお伝えしたい。
発表時に一度ご紹介したことがあるが、本作の舞台は現代ファンタジー風の世界で、なぜか人間に変身できる剣や刀が存在するというのがミソ。プレイヤーは彼(彼女)とデートして親密度を高めながら、武器としての彼らを握ってダンジョンに潜り、相棒としてともに戦う……という内容だ。
BitSummit版にはタルワール(※)のAJとダガーのヴァレリアが登場し、主人公が住む街“ヴェローナ”でデートしたり、ダンジョンと化しているショッピングモールで冒険することができる。(※タルワールは、中近東で見られる反った刀身が特徴の片刃刀)
ちなみに主人公の性別は男/女/無性別から選択可能で、それに応じてセリフも少し書き換わるという形。もちろんAJと男主人公、ヴァレリアと女主人公といった同性カップルも可能だし、そもそも両方とも付き合うことができるという、いろいろとオープンな作りとなっている。
そして本作、主人公だけでなく、剣たちもレベルアップする。街でのデートイベントや、ダンジョンでのイベントで親密度が上がって“ラブランク”が上がると、武器としての性能もボーナスがつくのだ。
もちろん、武器はそれぞれ、攻撃モーションや発動可能なコンボが異なる。基本的にはAJ(タルワール)は敵の群れに突っ込んで華麗になぎ倒していく感じで、ヴァレリア(ダガー)はコンボの中にステップバックで一回引く動作が入っていたりするヒット・アンド・アウェイスタイル(ちなみに回避アクション自体は別にある)。
そんな感じに、性能が気に入って強化のためにデートするうちにキャラに惹かれていくこともあるし、その逆もアリ。キャラが気に入って一緒に冒険しているうちに武器としても強化され、プレイヤースキルが向上するということもあるだろう。デートシムとしての側面とアクションRPGとしての側面がちゃんと連動しているのがいい感じだ。
というわけで、情熱的な世界の刀剣とのロマンスと冒険が楽しめる本作。今週末にBitSummitに行かれる方は、Indie Megaboothコーナーに出展される本作をチェックしてみてはいかがだろうか。