2018年4月14日、15日に東京・ベルサール秋葉原にて開催されたイベント“セガフェス2018”。同イベントに出展されていた、『シャイニング』シリーズの新プロジェクトである『VRフィギュア from シャイニング -キリカ・トワ・アルマ-』を体験してきたので、そのリポートをお届けしよう。
VRフィギュア from シャイニング -キリカ・トワ・アルマ-』は、プレイステーション VR用の鑑賞コンテンツ。『シャイニング・レゾナンス』のヒロインのひとり、キリカの姿をVR視点で眺められるというもので、“イベントモード”と“ライブラリモード”を収録。
前者では、『シャイニング・レゾナンス』の冒険の拠点となる街、マルガのベンチにキリカと並んで座り、彼女と語らうというシチュエーションを楽しめる。……というわけで、セガフェスの体験ブースには、なんとベンチが用意されていた。
しかも、記者が体験するときは、セガさんの計らいで、キリカちゃんが隣に座ってくれるというスペシャル仕様に。いや、うれしいですけど恥ずかしい。しかしこれでキリカと語らっている気分は倍増!
ではまずは、イベントモードについてリポートしよう。イベントモードをスタートして、顔を左に向けると、キリカがこちらにもたれかかって寝ている。やがて目を覚まして、「怖い夢を見た」という話をするのだが、正直、キリカとの距離の近さ、そして顔の小ささに驚いて、頭に内容がちょっと入ってこない(笑)。よくアイドルの握手会に行った人が、「テレビで見るより顔が小さくて、かわいくてビックリした!」と言うが、まさにそんな気持ち。そんな華奢な体で戦っていたのか、いっつもヒール任せてごめんね……という気分になった。
ちなみに、本コンテンツでプレイヤーが座っているベンチの位置は、じつは『シャイニング・レゾナンス』本編内のベンチの位置とはちょっと違う。本編と同じ場所にベンチを置いてしまうと、目の前に城壁が広がるのみになってしまうので、マルガの美しい街並みが見られるように位置を変えた、と鈴木誠プロデューサー。
では続いて、ライブラリモードについて。これは、ゆっくりと回転するキリカの3Dモデルを、心ゆくまで眺められるモードだ。キリカのポーズは2種類(武器を手にしているものと、胸に手をあてているもの)あり、表情の切り換え、視線追従のオン・オフ(キリカの顔がこちらをずっと向くようにするか、しないか)も可能。
それはもう、本当はいろいろなところを眺めたいのだが、何せ現実の自分がいるのはセガフェス会場。隣にはキリカちゃんも座っているので、そんなに大胆なことをしてはいけないだろう……と、あまり体は動かさず、キリカをじっくり見ることに。
そしてわかったのは、「キリカはバックシャンだ!」ということ。きれいな背中から脇腹、胸のあたりのラインに、モデラーのこだわりを感じる。このコンテンツは、キリカが好きな人はもちろん、モデリングを勉強している人、2Dの絵をもとに立体物を作ることに興味がある人にもオススメできる一品なのではないか? とも感じた。
「『シャイニング』を広めるために、VRで何かできないか?」という考えから生まれたという『VRフィギュア from シャイニング -キリカ・トワ・アルマ-』。気になる配信時期は“夏”とのことだ。登場するキャラクターはキリカのみだが、鈴木氏としても、ユーザーの意見を受けつつ新たな展開をしたいと考えているようで、反響次第では、キャラクターが増えたり、マルガの街の別の場所で、フィギュアを鑑賞できるようになったりするかも? 要望があるファンは、ぜひセガゲームスにメッセージを送ってほしい。
SEGAさんからPS4の『シャイニング・レゾナンス リフレイン』をいただきました
— 山吹りょう (@ry01204)
2018-04-15 21:31:27