『戦場のヴァルキュリア4』の物語とバトルシステムを解説

 セガゲームスより、2018年3月21日に発売されるアクティブ・シミュレーションRPG『戦場のヴァルキュリア4』。シリーズ4作目となるが、前作の『3』が発売されたのが約7年前。本作は気になっているが、過去作は経験していない、という人もいるはず。そこで、今回は『戦場のヴァルキュリア』シリーズを知らない人でも戸惑わず遊べるように、『4』の物語と特徴的なバトルシステムの流れをわかりやすく解説する。

戦争という極限の状況下での若者たちの人間ドラマ

 物語の舞台となるのは、征暦1935年の架空のヨーロッパ大陸。皇帝が統治する連合国家“東ヨーロッパ帝国連合(帝国)”と共和国国家の連合体“大西洋連邦機構(連邦)”という、東西の大国の対立が激化し、ヨーロッパ全土を巻き込んだ“第二次ヨーロッパ大戦”が勃発する。『戦場のヴァルキュリア4』では、プレイヤーが、この帝国と連邦の戦いを、連邦軍の小隊長であるクロード・ウォレスの手記をたどる形で追体験していく。力関係は、連邦<帝国で、連邦側がかなり追い込まれた状況だ。そんな中、連邦の戦力を結集した反抗作戦形で勢逆転を狙う“ノーザンクロス作戦”が発動。主人公が率いる“E小隊”は、この作戦に参加する。
 一大作戦の成否、過酷な大戦の結末はどうなるのか? そして、きびしい戦いの中で、隊員たちがどんなドラマを見せてくれるのかに注目しよう。

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▲帝国を押し返して首都まで行くのが最終目的……とは言うものの、帝国の首都は右の写真の帝国領(赤い部分)の北端よりもさらに北。かなりきびしい戦いが予想される。

 プレイヤーが操作するのは、連邦軍所属の通称“E小隊”。中心となるメンバーは、主人公のクロードと、彼の幼なじみのレイリィ、ラズ、カイの4人。クロードとレイリィは幼なじみではあるものの、当初は、良好とは言いがたい関係。戦いを通して、ふたりの関係がどう変わっていくのかも物語の注目ポイントだ。そのほか、E小隊には最大で約50名の個性的な隊員たちが所属。本編にはあまり絡まないものの、サブクエストの“隊員断章”では、隊員たちのエピソードが展開。ちなみに、隊員断章は関係する隊員の出撃回数により出現するので、気になる隊員はどんどん出撃させるといい。

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▲E小隊の中心メンバー4人。上段左がクロードで右がレイリィ。下段左がラズ、右がカイ。レイリィは新兵科の擲弾(てきだん)兵だ。

 一方、敵の帝国側の主要メンバーはこちら。クライマリア、フォルセ、ベルガー、ニコラ、キアラは特務試験部隊X-0“ゼクス・オウル”のメンバー。ヴォルツは、帝国の重戦車大隊の隊長。個々の詳細はネタバレも含むので、実際にプレイして確認してほしい。とにかく、戦闘でこいつらが出てきたらヤバいと思っておけばオーケー。

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▲上段右からクライマリア、フォルセ、ベルガーで、下段がニコラ、キアラ、ヴォルツ。クライマリアは本作の“ヴァルキュリア”で、最強の敵キャラクターとなる。