PC用バトルロイヤルシューター『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』のDMMGAMES公式大会“PUBG JAPAN SERIES(PJS)”について、大会運営チームよりβリーグ開始へ向けた今後の展望が発表された。今回の発表では、とくに要望が多い3つの点について語られている。
1. FPPモードについて
現在、欧米ではFPP(一人称視点)での大会が主となっている。これについて、「現時点ではPUBG Corp.側でも統一ルールというものは制定されておらず、各オーガナイザーと協議しながら定めているのが現状」としたうえで、すぐにFPPモードを大会ルールに追加しない理由を2点挙げている。
・国内の多くのプレイヤーは、TPPモードでプレイしていること。
・TPPモードとFPPモードの配信における見えかたは異なり、視聴者によっては全く別の配信コンテンツとなること。
とはいえ、今後も調整を続けて、プロリーグへ向けた大会ルール制定を行うという。
2.ミラマーの追加について
現在韓国地域で実施されているスクリム(練習試合)では、ミラマーも取り入れられ、アジア大会で採用される可能性が高まっている。しかし、ミラマーのマップはオブジェクトバグなどの予期できない不具合発生の可能性があるため、公式大会での採用を見送っている段階。
まずは、入れ替え戦やオンライントーナメントなどでミラマーを取り入れつつ、βリーグで採用できるか調整中とのこと。
3. キルポイントの増加について
キルポイントを増やすことで、各チームが積極的になり、より能動的なゲーム展開が期待できるという意見が多く寄せられていることは認識している。しかし、大会運営チームおよびPUBG Corp.としては、「最後まで生き残った(ドン勝)したチームこそがもっとも名誉がある」という、ゲームにおける大前提を崩すことは望んでいないため、キルポイントを高得点に設定していない。
ランキングポイントの設定は慎重に制定するが、世界統一ルールが今後制定された際には、PJSでもそのルールに準拠していく予定とのことだ。