2018年1月25日~1月29日(25日はビジネスデー)、台湾・台北世界貿易センターにて開催された台湾最大規模のゲームイベント台北ゲームショウ2018。同イベントの会期中に、台北市コンピュータ協会(TCA)台北市コンピュータ協会総幹事者と一般社団法人コンピュータエンタテインメント協会(CESA)の岡村秀樹氏らが相互交流の友好協定を締結。今後ふたつのイベントは、「お互いのリソースをシェアし、お互いの宣伝活動にも協力していき、多方面の提携を通じてアジア太平洋地域のゲーム産業をより一層健全で活発的になることを目指す」(リリースより)ことを明らかにした。

 リリースによると、初めて台北ゲームショウに参加したというCESA 岡村会長は、「これからお互いアイディアを出し合い、より具体的な提携案などを検討していくと話した」とのこと。また、「近年日本のゲーム業界では台湾への事業拠点の設立が相次ぎ、商品のローカライズのためだけでなく、消費者のフィードバックを収集し、ゲームの中身の改善やマーケティング活動などにも役立ち、台日のさらなる交流は無限な可能性を育む」と語ったとされている。

 事実、ここ数年の日本のゲーム企業の台湾への進出は盛んで、今年の台北ゲームショウにも、「ソニー・インタラクティブエンタテインメント台湾、バンダイナムコエンターテインメント台湾、セガゲームス、ワンダープラネット、スクウェア・エニックス、サイゲームス、アークシステムワークス、DMM.com、クラウドクリエイティブスタジオなど、34社の日本企業が出展したとのことだ。

 台北ゲームショウと東京ゲームショウが友好関係を締結することで、日本と台湾のさらなるゲーム交流が図られそうだ。

台北ゲームショウと東京ゲームショウと友好協定を締結、日台間の友好関係を強化し、産業交流をより促進【台北ゲームショウ2018】_01
台北ゲームショウと東京ゲームショウと友好協定を締結、日台間の友好関係を強化し、産業交流をより促進【台北ゲームショウ2018】_02
ちなみに台北ゲームショウと東京ゲームショウは両方とも略称はTGS。便宜上台北ゲームショウはTpGSと略されることもあるが、そんな点からも親近感が沸くところ。