2018年1月23日、セガ本社にて完全新作のアーケードゲーム『千閃戦記』のメディア体験会が行われた。ここでは“パーティーバトルTCG(タイムカードゲーム)”と名付けられ、さまざまな意欲的なシステムを導入している本作のゲーム概要を紹介する。
リアルタイムで進行する新感覚のカードゲーム!
『千閃戦記』は、『コード・オブ・ジョーカー』や『ワンダーランド ウォーズ』でおなじみのタッチモニタータイプの筐体でプレイする、1対1で戦うネットワーク対戦型デジタルカードゲーム。プレイヤーはクロノスと呼ばれる指揮官となり、得意分野の違うキャラクターを4人選んで“パーティー”を結成し、キャラクターそれぞれのカードデッキを構築してフィールドへと出撃。相手クロノスのHPをゼロにするのを目標に、装備カードでキャラクターを召喚してクロノスを攻撃したり、魔法やアイテムカードを駆使したりして、対戦を行っていく。
対戦は(カードゲームではスタンダードな)互いの攻守が入れ替わるターン制ではなく、『千閃戦記』独自のルール、“デュアルターンシステム”によって進行していくのが大きな特徴。これは4秒を1ターンとしてゲーム内の時間が経過していき、両方のプレイヤーが同時に行動。自分のいま持っているSP(コスト)に応じて、キャラクターの持つカードを、フィールドの“レーン”に召喚していく。
以上のようなカードを手持ちのSP(コスト)や戦況と相談して切っていき、相手のクロノスのHPを削っていくのが『千閃戦記』の基本的な遊び方となっている。“(ほぼ)リアルタイムで進行するカードゲーム”と聞くと、かなり難易度の高そうなゲームなのでは……? と思う人もいるかもしれないが、実際のプレイ感覚はむしろその逆。開発スタッフいわく、『千閃戦記』は「従来のTCGのように、膨大な枚数のカードを覚えなくても遊べる」ことを目標に作られているためか、カード個々の効果ではなく“キャラクター”の特性さえ理解してしまえばスムーズに遊ぶことができた。敵味方のターンが同時に進行していくことに関しても、時間が足りなくて焦るというよりは「相手のターンを待たなくてもいい!」という、テンポのよさからくる気持ちよさが勝っていたように思う。いずれにせよ現在流行っているカードゲームとははっきり異なるプレイ感覚なので(対人戦だと、レーンの奪い合いや、魔法やアイテムカードで妨害するタイミングで駆け引きが生まれそう)、気になる人は後述のロケテスト情報を確認し、一度『千閃戦記』を触ってみてほしい。
2018年1月26日~28日にプレ・ロケテストを実施!
今回体験させてもらったバージョンの『千閃戦記』によるプレ・ロケテストの実施が早くも決定! 2018年1月26日~28日の間、セガ秋葉原の2号館と3号館に複数台設置され、加えてタッチパネルを採用した新型ターミナル筐体、CHRONO ARENAもあわせてお披露目されるとのこと。今回の記事で興味を持った人はぜひ足を運んでみてほしい。