2017年11月19日、テレビアニメ『ガールズ&パンツァー』(以下、『ガルパン』)の舞台などとして知られる茨城県の大洗町にて、“大洗あんこう祭り”が開催された。本イベントは、茨城県の名産品・あんこうなどの冬の味覚を堪能できる町のお祭りで、2012年より『ガルパン』とコラボしたことをきっかけに一躍有名に。いまでは『ガルパン』ファンにとっての一大イベントとなっている。本記事では、その模様を担当ライターの西川くんがリポートする。
『ガルパン』祭りな1日をまとめてお届け!
トゥルタ! 小さいときからM4シャーマン推しの西川くんです。さて、今年もやってきました、大洗あんこう祭り! 今年は12月9日には全国の劇場にて『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』が公開されるほか、2018年2月22日には、プレイステーション4にて『ガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチ』が発売されることもあり、ファミ通.comでも取材をすることに。完全に公私混同、私利私欲パワーで“大洗あんこう祭り”の魅力をたっぷりとお届けします! まずは、メイン会場となるマリンタワー広場の様子をお届けしましょう。
例年、県外からの来町者が増え続け、超大規模なイベントと化している大洗あんこう祭り。今年も約13万人の方々が訪れ(主催者発表)、会場内は早朝からぎっしりと人で溢れかえっていました。
大洗あんこう祭りといえば、あんこう汁やしらす丼などの名産品や、海の幸などを堪能できるのが大きな特徴。会場の屋台では、皆さんおいしい冬の味覚を堪能するべく、どのお店でも列を作っているほど大人気!(見ているだけでも、こんなお腹が空いちゃうよ!!)また、このほかにも『ガルパン』グッズを販売する屋台なども大きく賑わっていました。
また、メイン会場のステージではさまざまな催しが行われており、ヒーローショーや地元グループによるダンスショーなどなど、町のお祭りらしいプログラムが盛りだくさん。開会式には、『ガルパン』のプロデューサー・杉山潔氏や、いばらき大使&大洗大使を務めるプロレスラー・蝶野正洋氏も登壇しました。
朝と昼にはステージ上で、あんこうの吊るし切りを披露するのも恒例。そのダイナミックでテキパキとしたな包丁さばきに虜になる人も多く、あんこうにまつわる豆知識が披露されたりと、ここでしか聞けない(?)あんこうトークも見どころ。
そんな多彩なステージの中でもいちばんの目玉となっているのが、『ガルパン』出演声優陣によるトークショー。渕上舞さん(西住みほ役)、茅野愛衣さん(武部沙織役)、尾崎真実さん(五十鈴華役)、中上育実さん(秋山優花里役)、井口裕香さん(冷泉麻子役)、佐咲紗花さん(最終章 第1話~第3話 主題歌アーティスト)が登壇し、これまでの大洗あんこう祭りを振り返りつつ、『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』に関するトークを披露。佐咲紗花さんによるライブショーでは、『最終章』第1話~第3話のオープニング曲『Grand symfony』が披露されるなど、大きな盛り上がりをみせていました。
また、マリンタワー広場の横にある、“大洗 まいわい市場”でもさまざまな店舗が展開。中でも『ガルパン』に関する常設ショップに足を運ぶ人や、限定イベントブースも設置され、開店前からこちらにも長蛇の列ができていました。
さらに隣の大洗港第4埠頭では、“ガルパンミニミニホビーショー”が前日より開催。『ガルパン』に関するフィギュアやTシャツ、書籍などのグッズを求める人たちで溢れていました。また、ファン持ち込みなどによる実物大戦車模型なども展示され、記念撮影などを楽しむ人たちも!
そして、会場から少し離れた大洗町 文化センターでは、ウォーゲーミングジャパン主催によるオンライン戦車ゲーム『World of Tanks』のイベントも開催。ここでは、参加者たちが学園別に分かれて対戦会を行う(例えばBC自由学園VS知波単学園など)というイベントが行われていました。最後に参加者たちには、グッズを抽選でプレゼント。
また、大洗町の商店街の中でも、各お店がさまざまなフードや『ガルパン』グッズの販売が行っているのも魅力のひとつ。商店街の道は歩行者天国となっていて、ファン作成による“痛車”が数十台に渡りズラリと並んでいたり、コスプレをしながら商店街やお祭り会場を散策する人などで賑わっていました。
以上、2017年度の“大洗あんこう祭り”の模様でした。なお、週刊ファミ通2017年12月21日号(2017年12月7日発売)では、『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』の劇場上映や、新作ゲームの発売が迫る『ガールズ&パンツァー』の大特集を掲載予定。今回のあんこう祭りについてもさらに掲載予定ですので、ぜひお楽しみに!