『パワプロ』シリーズの最強プレイヤーを決めるイベント、“パワプロチャンピオンシップス 2017”。その東京大会が、2017年11月18日・19日の2日間、フジテレビ本社22Fフォーラムにて開催された。ここでは19日に行われた。ふたつのゲーム大会決勝戦の模様を中心に、イベントをリポートしよう。
モバイル版は紙一重の接戦!
ひとつ目の大会の対象ゲームは、モバイル用の『実況パワフルプロ野球』で、当日エントリーの予選を勝ち抜いたマサト選手、トムトム選手、だいふく選手、tktk0329選手の4名がステージに登場した。決勝のルールは、“銭ペナ”を3試合プレイして、合計スコアを競うというもの。開始時の所持金は200万ゼニ、試合に勝利したら30万、引き分けは20万、敗北は10万ゼニ獲得となる。
解説ゲストとして、ファミ通攻略wikiのめたる村田さんと茨城ゴールデンゴールズの片岡安祐美さんが紹介され、いよいよゲームがスタートした。
ゲームはまず選手スカウトタイムが300秒与えられ、第1試合をプレイ。その結果を受けて100秒のスカウトタイムを経て第2試合、そして同じく100秒の最後のスカウトタイムのあと、第3試合が行われる。第1、第2試合は4人同時進行、ラストの第3試合はひとりずつのプレイとなる。
そしていざ始まったプレイでは、どのプレイヤーも的確なバッティングでゼニを獲得。第1、第2試合ともに競り合う形で、勝敗の行方がわからない緊迫した状況で第3試合に突入することとなった。
第3試合はひとりずつのプレイ。ここまでの獲得金額で、マサト選手、tktk0329選手、だいふく選手、トムトム選手の順で最終戦を戦った。その結果、1位トムトム選手、2位マサト選手、3位だいふく選手、4位tktk0329選手で順位が確定。なんと2位と3位がわずか30ゼニ差というギリギリの勝負で、1位のトムトム選手と2位マサト選手が全国大会への切符を手にした。
後半も劇的な展開が連続!
ふたつ目の大会は、『実況パワフルプロ野球 チャンピオンシップ 2017』が対象ゲーム。e-sports専門番組である“いいすぽ!”の生放送もある中での大会開催となった。
この決勝戦は、チームを固定した試合となり、各チームを使用するプレイヤーのナンバーワンを決める戦いとなる。前日の18日にはマリーンズ、イーグルス、ベイスターズの代表選手決定戦がすでに終了し、この19日には、スワローズ、ジャイアンツ、ライオンズの代表選手を決定。いずれも熱戦となった3試合の内容を、以下にまとめて紹介ていく。
最初の試合は、ヤクルトスワローズの代表選手決定戦で、プレイヤーはnao選手対AO選手の対戦。選手紹介の際に応援役のつば九郎が「まけたほうは こんりんざい げーむきんし」とのフリップを掲げ、会場が笑いで盛り上がった中でゲームスタートとなった。
ゲームはまず、お互いが投手・野手の登録をセッティングしたのちにプレイボール。試合時間は15分、回は6イニングで終了となる。なお以下のジャイアンツやライオンズの試合も、同様のレギュレーションでプレイが進行した。
試合はnao選手が優勢に進め、6回表を終了して3−0とリード。そのまま押し切るかと思われたが、6回裏に敗色濃厚だったAO選手が怒涛の反撃を見せる。連打でノーアウト1・3塁となったあとに盗塁で2・3塁とし、一死後にタイムリーヒットが出て1点差に。後続が凡退して2死2・3塁と変わった場面で、nao選手は強打者を敬遠して満塁策を選択。だが最後は左前打を浴び、AO選手が4−3の逆転勝利を収めた。
続くジャイアンツ戦は、シル選手対デジ打ち選手の対戦。序盤は緊張した投手戦が続く中、シル選手のチームのマギーが2回裏に特大ホームランを放つ。その勢いに乗じて連打で1点を加え、2−0とリード。デジ打ち選手も何度もチャンスを作り、6回には1・3塁の見せ場があったが、あと1本のヒットが出ずに涙を飲んだ。
ラストのライオンズ戦で対するのは、まさまさ選手とミリオン選手。中盤まで一進一退という展開でどちらも得点できなかったが、4回にまさまさがビッグチャンスをゲットする。ヒットと死球で1・2塁としたのちにバントで送って、1死2・3塁となり、まさまさはここで満塁策を選択。だがその後、まさかの押し出しファーボールを与え、さらにヒットで追加点を献上することに。結果、ひとつのファーボールが決めてとなり、ミリオン選手が勝利を手にした。
イベントのフィナーレでは、大会の優勝者が勢ぞろいしての、各賞の表彰式を実施。表彰式では谷渕氏より表彰状、片岡さんより全国大会決勝権ボードが贈られた。
またここでは、2日間のイベントを累計しての、応援大会コール数も発表。応援大会参加数は77688で、対応したキャンペーンアイテムが配布されることが報告され、イベントは大盛況のうちに幕となった。