2017年9月21日(木)から9月24日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)。というわけで、セガゲームスブースを取材していると、パートナーメーカーの出展スペースに気になるタイトルの映像が……。ブースリポートでも触れさせていただいたが、フリューの『project one-room(仮題)』だ。いったい何だろうなあ……と流されている映像を見ると、『ルーマニア #203』の文字が……。そう、2000年にドリームキャスト用ソフトとして発売された1作だ。主人公は、何の変哲もない大学生のネジタイヘイ。プレイヤーは、アパートに住む“神様”となって、ネジタイヘイの生活を見守りつつ、微妙に彼の人生に介入していく……というアドベンチャーゲームだ。何とも不思議な印象を与えるこのタイトルは、当時のとんがったドリームキャストユーザーの胸に響いてスマッシュヒットを記録。2003年には続編『ニュールーマニア ポロリ青春』(こちらのプラットフォームはプレイステーション2)も発売されたほど。

あの『ルーマニア #203』がPS4で蘇る……のか!? フリューの注目作『project one-room(仮題)』に迫る【TGS2017】_01
あの『ルーマニア #203』がPS4で蘇る……のか!? フリューの注目作『project one-room(仮題)』に迫る【TGS2017】_02
あの『ルーマニア #203』がPS4で蘇る……のか!? フリューの注目作『project one-room(仮題)』に迫る【TGS2017】_03
あの『ルーマニア #203』がPS4で蘇る……のか!? フリューの注目作『project one-room(仮題)』に迫る【TGS2017】_04

 映像を見ると、“SEGAもOK!”との文字があり、どうやらフリューは真剣に『ルーマニア #203』の関連作を開発中の模様。映像では、フリューの大地将プロデューサーが、『ルーマニア #203』の音楽を手掛けたササキトモコ氏とミニ対談をしており、同作への愛を語ったり……。どうやら、『project one-room(仮題)』の音楽はセラニポージ(つまりササキトモコ氏)が担当するようで、対談ではササキ氏が(作曲がたいへんで)「受けなければよかった」と、苦笑するシーンも。大地氏も『project one-room(仮題)』の内容を、「ほぼ(『ルーマニア #203』)まんま」と語っており、これはつまり、『ルーマニア #203』が現行機で蘇るのというのと同義なのでは? 映像では、“性能の無駄遣い”といったツッコミもあったわけですが……。『ルーマニア #203』がいまの若者にどこまで響くかは不明だが、おじさん世代には、なんとも気になるタイトルが明らかになったというわけ。

 さて、東京ゲームショウ2017の会期中、9月23日(土)15時~『project one-room(仮題)』のスペシャルイベントが開催予定。そこで全貌が明かされるのではないかと、期待したいところ。

あの『ルーマニア #203』がPS4で蘇る……のか!? フリューの注目作『project one-room(仮題)』に迫る【TGS2017】_05
あの『ルーマニア #203』がPS4で蘇る……のか!? フリューの注目作『project one-room(仮題)』に迫る【TGS2017】_06
あの『ルーマニア #203』がPS4で蘇る……のか!? フリューの注目作『project one-room(仮題)』に迫る【TGS2017】_07
あの『ルーマニア #203』がPS4で蘇る……のか!? フリューの注目作『project one-room(仮題)』に迫る【TGS2017】_08
あの『ルーマニア #203』がPS4で蘇る……のか!? フリューの注目作『project one-room(仮題)』に迫る【TGS2017】_09
あの『ルーマニア #203』がPS4で蘇る……のか!? フリューの注目作『project one-room(仮題)』に迫る【TGS2017】_10
あの『ルーマニア #203』がPS4で蘇る……のか!? フリューの注目作『project one-room(仮題)』に迫る【TGS2017】_11