注目の『World of Tanks Console』最新進化形!
ウォーゲーミングのオンラインタンクバトル『World of Tanks Console』において、2017年8月22日に新コンテンツ“WAR STORIES”が実装される。
『World of Tanks Console』“WAR STORIES”トレーラー
メディア向けのカンファレンスが行われたのは、2017年8月3日。まずはパブリッシング・アジアパシフィックプロデューサーの斎藤智大氏により、『World of Tanks Console』の概要が、あらためて説明された。
『World of Tanks Console』は、PS4、Xbox 360、Xbox ONEの3ハードでリリースされ、全世界で累計1200万ダウンロードを記録しているオンラインF2Pゲーム。最大で15 VS 15のオンライン対戦が可能で、8ヵ国465種類の戦車が利用可能、85種類ものマップと天候が用意されているなど、コンテンツは充実。タンクの迷彩や刻印などのカスタマイズもバラエティー豊かで、7月のアップデートでは搭乗キャラクターの名前や性別などのカスタマイズも可能となった。
対戦ルールなどの大筋はPC版と同じだが、コンソール版ならではの要素として、30以上の特化マップ、40車両以上の特化戦車、マップの天候変化など、多彩な要素が追加されている点が魅力だ。
「コンテンツとしては、より中身が濃く進化したものになっていると思います」(斎藤氏)。
物語が楽しい『WAR STORIES』が登場!
続いて、本題となる8月の大型アップデートについて。内容を解説してくれたのは、ふだんはシカゴオフィスに努める、シニアゲームデザイナーのDAROLD HIGA氏だ。アップデートの目玉はストーリーモードにあたる“WAR STORIES”で、内容は以下のとおり。カンファレンスでのスクリーンカットとともに、メーカー提供の画面写真なども交えながら紹介していく。
“WAR STORIES”はPvE(対CPU)形式で多彩なストーリーを進めていくモードで、ネットを介しての対人戦などに向けてゲームに慣れたり、自分のプレイを再確認して見直したりする際にうってつけのモードとなっている。ひとりでのチャレンジはもちろん、友だちといっしょに楽しめるプレイスタイルも選択可能だ。
4つのキャンペーンが登場し、各キャンペーンに3つのストーリーが用意される予定。ただしアップデート当初に実装されるのは、4つのうちふたつのキャンペーンのみで、残りは随時追加されていくそうだ。
いずれの舞台も、敵味方合わせて30車両が入り乱れる戦場を実現し、専用の報酬なども用意されている。
「“WAR STORIES”のマップ内に点在する“弾薬補給”などのアイテムを活用していく要素が、従来とは違う楽しみになっていると思います」と、魅力を語るHIGA氏。ストーリーによっては、いわゆるボス戦的なバトルもあるようだ。モードの詳細については、以下のフリップ画面を参照してほしい。
ふたつのキャンペーンが明らかに!
前述のように、最初に実装されるキャンペーンはふたつ。ひとつは“Brothers in Armor”で、これはルーマニアとの戦いをベースとした入門用キャンペーン。ソ連戦車兵部隊がドイツ軍と遭遇するなか、プレイヤーはソ連戦車兵の訓練を担当しているアメリカの戦車長として参戦するという設定だ。
なお、各ストーリーのイントロダクションにはコミック風のムービーが挿入される。戦況が説明される演出も大きな見どころのひとつとなっている。
もうひとつのキャンペーンは“Flashpoint Berlin”。こちらはベルリン郊外での戦闘をコンセプトとしたifストーリーだ。プレイヤーはイギリス戦車師団の一員として、ベルリン郊外でソ連戦車との戦闘に挑む。
『World of Tanks Console』“Flashpoint Berlin”トレーラー
いずれのキャンペーンでも、ストーリーモードをクリアーすることで、より多くの報酬が得られるチャレンジモードが新たに解放されるようになる。そこでは使用車両の制限もなく、より自由なプレイも可能になるとのこと。
「プレイすればするほど、多くのコンテンツが解放されていき、プレイヤーがより多くの物語を楽しめる仕様になっています」というHIGA氏。現状は4キャンペーンが確定しているが、今後もさまざまなテーマで新たなストーリーを作っていきたいとのことなので、ファンはぜひチェックしてほしい。
新コンテンツの“WAR STORIES”実装により、プレイの間口がさらに広がった印象の『World of Tanks Console』。楽しみかたの自由度も増して、今後もシーンはますます熱くなっていきそうだ。