柳ケ瀬商店街を中心に各スポットを巡って楽しむ、地方ならではのイベント
2017年8月5日、岐阜県岐阜市にて、ゲームを中心とするエンターテインメントイベント“ぜんため”こと“全国エンタメまつり”がスタートした。同イベントは、岐阜のゲームメーカー・日本一ソフトウェアや岐阜新聞社が主催するもので、開催期間は8月5日、6日の2日間。柳ケ瀬商店街をメイン会場として、周辺の複数のスポットを巡って楽しむ回遊型イベントとなっている。
開催初日には、日本一ソフトウェア 代表取締役社長の新川宗平氏や、特別協賛のソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア プレジデントの盛田厚氏らがオープニングセレモニーに参加。岐阜にとって新たな試みとなるぜんための開催を祝った。
さて、前述の通り、同イベントは“回遊型”。柳ケ瀬商店街付近のさまざまな場所で、多彩な催しが実施されている。その一部を紹介しよう。
ゲームストリート(柳ケ瀬本通)
柳ケ瀬商店街の柳ケ瀬本通に、“ゲームストリート”が登場。ゲームメーカーのブースが、商店街を貫くようにずらっと並んでいる。開催初日は、ゲームファンや、花火の前に街の探索を楽しもうとする人々で溢れていた。
メインステージ(長崎屋跡)
ゲーム大会やトークショーを実施するメインステージ。開催初日には、電撃×ファミ通ステージが行われ、SIEジャパンアジア プレジデント 盛田厚氏と、SIEワールドワイド・スタジオ プレジデント吉田修平氏をゲストに迎えて、多彩なトークを行った。こちらのステージの模様は、別途リポートするのでお楽しみに。
うたの☆プリンスさまっ♪ SHINING STORE 特別出張会場(クラブG)
『うたの☆プリンスさまっ♪』の期間限定オフィシャルショップ 特別出張版が登場。限定グッズの購入のため、朝から多くのファンが列を作るほどの人気! 会場横のライブハウス・クラブGでは、大画面でミュージックビデオを上映。
なお、『うたの☆プリンスさまっ♪』については、スタンプラリーも実施。物販会場にてグッズを購入した人、各日先着750名に、ラリーカードがプレゼントされる。スタンプが押せるスポットでは、聖地巡礼アプリ「舞台めぐり」にてAR素材がゲットできるQRコードも用意。AR素材を使って、下のような画像を撮って楽しもう。
インディー&ホラーゾーン(CINEX地下)
多彩なインディーゲームをプレイできるコーナーのほか、“アーク×日本一×EXP 3社合同 納涼?! ホラーゲーム体験会”コーナーを用意。ホラーコーナーでは、『WHITEDAY~学校という名の迷宮~』、『深夜廻』、『死印』を、薄暗い部屋で楽しめる。さらに、より暗い個人ブースで、心拍チェッカーをつけてプレイすることも可能。岐阜の夏は暑いが、ここではヒンヤリした空気が味わえる!?
なお、ホラーコーナー隣りにはufotableカフェ出張版が。ドリンクを注文すると特製コースターがもらえるということで、こちらも大盛況。
ここで紹介したコーナー以外にも、着ぐるみの撮影などが楽しめる十六ステージ(十六銀行そば)や、トレーディングカードゲーム『Z/X(ゼクス)』のイベント会場(ホテルグランヴェール岐山)なども用意されている。周囲には飲食店や岐阜名産が買えるお店も多数あるので、食事や買いものを楽しみつつ巡るといいだろう。
地方の街をぶらぶらと歩きながら楽しむという形は、徳島で行われているマチ★アソビを彷彿とさせる。道端でゲームクリエイターにばったり会える、というのも地方イベントらしい。
ぜんためならでは、と思ったポイントは、商店街の道のど真ん中に、ずらりとブースが並んでいる点。そのブースで何が行われているかわかりやすいし、立ち寄りやすい。道は屋根で覆われているので、雨が降っても安心なところもいい。また、初日の夜に行われた花火大会もすばらしかった。昼にゲームや買いものをたっぷり楽しんで、夜は花火……という体験は、とても贅沢。ぜんための今後については明かされていないが、ぜひ今後も花火とともに開催してもらいたい。
さて、ぜんため2日目は2017年8月6日10時よりスタート(16時まで)。この記事を読んで興味が沸いた、気になるコーナーがあったという方は、ぜひ訪れてみてほしい。